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ジャイロスコープ の商品レビュー

3.4

430件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

    115

  3. 3つ

    214

  4. 2つ

    26

  5. 1つ

    4

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2020/08/13

最初の1~2話は考えさせられ、中盤興奮し、最終に近づくにつれて感動、ほっこりし最後でまた考えさせられる良い話し。

Posted byブクログ

2020/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『謎の生物セミンゴ1匹みたら10匹いると思え、N字の法則、体長3mで時速80km』、伊坂さんの創造力、笑いのセンスは突き抜けていた。これまで何故か伊坂さんの短編小説は苦手でしたが、各話伊坂さんらしく驚きをともなうラストには嬉しくなりました。サンタクロースの話も、風が吹けば桶屋のバタフライ効果抜群で、エンターテイメントとしても楽しめました。ただ登場人物が多かったり、話が飛んだり、引っかけ問題があったりと伊坂さん特異的な疲労感が付き物ですね。東北新幹線

Posted byブクログ

2020/07/26

一つ一つの物語に、違ったカラーがあって面白かった。中でも書き下ろしは、読後にちょっと切なさが残った。

Posted byブクログ

2020/07/24

伊坂幸太郎は好きだ。 私にとっての精神安定剤でもあり、ほっとさせてくれる。 今作は初のオリジナル短編集とのことだが、どの短編も中途半端に終わっていく。最後に回収が試みられているが、それも不発のように感じる。 そして、巻末のインタビューで回収されている。 そのインタビューには伊...

伊坂幸太郎は好きだ。 私にとっての精神安定剤でもあり、ほっとさせてくれる。 今作は初のオリジナル短編集とのことだが、どの短編も中途半端に終わっていく。最後に回収が試みられているが、それも不発のように感じる。 そして、巻末のインタビューで回収されている。 そのインタビューには伊坂幸太郎の良さが全面に出ておりほっとさせてくれるが、伊坂幸太郎にしかできない芸当だろう。

Posted byブクログ

2020/07/01

書いた時代も掲載雑誌も異なり、ミステリ、SF、純文学、お仕事小説……と、それぞれ毛色の異なる短編集。それでも最後の受け皿的な書き下ろしによってお後がよろしく、ラストの作者対談で各作品が腑に落ちました。

Posted byブクログ

2020/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集。 前半が破天荒な物語が多く面食らったが、後半は面白かった。 「if」やり直しがテーマ 「一人では無理がある」なんとなくメルヘン。サンタクロースも分業制。 「彗星さんたち」個人的には、これが一番、伊坂幸太郎っぽい、という気がした。一人の女性のほろ苦い人生が、いくつものエピソードで俯瞰的に語られる。新幹線のお掃除係の凄さは、あちこちのメディアでも取り上げられているけれど、確かに、洗練されたものだと思う。その中に、1号車から順に時代が流れていく、というテーマが面白い。 最後に、これらの短編を繋いでいく書き下ろし短編が入るのが、粋。

Posted byブクログ

2020/05/08

巻末の著者対話にも描いてありますが、それぞれがバラバラのタイミングで書かれたものなのに最後に大きな受け皿でまとめるのは伊坂幸太郎ならではと感じました。 特にサンタクロースの話と、新幹線の清掃員のお話が好きでした。

Posted byブクログ

2020/05/05

サクッと読めて、最後の描き下ろし小説で今までの短編が回収される気持ち良さ 軽快でユーモアのある伊坂幸太郎らしい小説

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2020/02/01

伊坂幸太郎の短編だからどうせ面白いだろう、という予想通りの作品集 タイトルも秀逸でそれぞれ楽しめた 言い回しが独特でいい

Posted byブクログ

2019/12/15

初めて読む伊坂幸太郎がこの本でどうよ とは思ったものの、本なんて巡り合わせだもの まぁいいじゃん…ということで 『浜田青年ホントスカ』 「本当っすか」が口癖の浜田君と 丸みを帯びた脂肪を着ているというのがふさわしい、手を抜いた漫画絵のような体型の稲垣さん この二人の緩い感...

初めて読む伊坂幸太郎がこの本でどうよ とは思ったものの、本なんて巡り合わせだもの まぁいいじゃん…ということで 『浜田青年ホントスカ』 「本当っすか」が口癖の浜田君と 丸みを帯びた脂肪を着ているというのがふさわしい、手を抜いた漫画絵のような体型の稲垣さん この二人の緩い感じから 最後一気に急展開へ ジェットコースターのような緩急だ 油断してたら足元すくわれた 個人的に緩い二人の会話を楽しんでいたのでこの展開は不本意なのだ 終始敬語の稲垣さん 職務を淡々とこなす稲垣さん 助言あり〼マス 協力いたし〼マス 相談屋のプロである クソ真面目な面白いキャラである 仕事は非常にプロフェッショナルだ 倫理や常識は無視 あくまで相談に乗ることに徹する 稲垣さんと浜田君がどうなるかとかどうでも良くて、ただひたすらおかしな相談と、それを真剣に考えて答えていく稲垣さん 浜田君が私たちの代わりにツッコミを入れる… これだけを延々読み続けたかったのだ 次の相談はなんだろ? …と 『ギア』 セミンゴ 名前が何とも耳について、残る ちょうど読んでいる時、頭が痛かったのだが、そんな時に読んではいけない本だった 広漠とした荒れた土地をワゴン車でガンガン悪路を走りながら、厭な展開の会話が続く 車酔いの錯覚にも陥り出し、だんだん頭痛が悪化し、吐き気がしてきた そういう意味では描写力が素晴らしい しかしこういうストーリー読んだことあるなぁ 誰の本だったか… 『二月下旬から三月上旬』 時代背景と時空と人格設定がややこしい 坂本ジョン 君は実在してるのかい? まぁどっちでも良い 大切なのは主人公の中に実在していることだ 妄想と現実と時間とがフラフラ行き来しさまよう 不動の存在は増税と戦争 だからどの時代もどの日も「戦前」、「増税前」 どちらも終わりがない これはシャレにならない 趣味の悪いオチで嫌いだ 『if』 やり直しができたのだ! しかも同じ体験をした人達と共有して とにかくスッキリする話し こんなifは現実にはないが、近しいことは誰もが抱えて後悔と懺悔の気持ちがある 最後は皆の代弁者的に解決 共感を呼ぶ作品 綺麗な仕上がり 『一人では無理がある』 ちょうど12月に読めるって ほら やっぱり巡り合わせなのよ とても自己満足 まさにXmasプレゼント サンタクロースの会社 トナカイの訓練 本当に実在して欲しい会社 フィンランドにはあるんじゃないのか と密かに夢を抱いてみた 松田さんの度重なるミス なるほどそういう意味だったのか しかし敢えてこのタイトルなんだよなぁ 全くしっくりこないけど、たしかにタイトル通りの内容だから… しかしストーカーが家にくる描写は心臓が久々に飛び出してドキドキ音が鳴っているかのような恐怖だった Xmasにふさわしい心温まる話し 『彗星さんたち』 パウエル元国務長官の本もたまたま先日読んだぞ きちんと巡り合ってるぞ よしよし 新幹線車内掃除の人たちのお話 以前TVの特集で見たことがあり 予備知識を元に想像が膨らみやすく楽しめる そして登場人物がみな不器用だけど、良い人たちばかりでただただ素直に嬉しく読んだ 心だけで読んだ こんな職場で働きたい とつい無い物ねだり 『後ろの声がうるさい』 なんでまたこのタイトル⁉︎ これがセンスというものなのか…⁇ 個人的には理解できず 今までの総まとめをここできちんとこなされているので満足な読者は多いだろう サービス精神は旺盛である こちらも心が暖まるので細かいことはどうでも良くなってしまう… 構成や展開や仕掛け的なテクニカルな感じが恐らく面白さなんだろう こういった演出は苦手だが、非常に読みやすく、想像力を掻き立てる表現力はなかなか素晴らしい あと、やっぱり人って心暖まるストーリーで癒されるのが好きなのだ ジーンとするって心地よいもの そーゆーものを自然に求めているのだ 疲れて乾いているのだ 何かに飢えているのだ 長編も読んでみようと思う

Posted byブクログ