幼児教育の経済学 の商品レビュー
学問としては重要な論文が収められているが、その後、非認知スキル・性格スキルを分かりやすく説明した書籍もでており、研究者以外は読む意義は少ない。
Posted by
就学前(6歳まで)までに、貧困層に対して、忍耐力や協調性といった、非認知能力を高める教育を実施することで、将来の所得向上、生活保護費低減、犯罪率低下など、経済的かつ社会的にメリットありますよ、というのを、実験を踏まえて証明したヘックマン教授の成果を、わかりやすくまとめた本。ちと読...
就学前(6歳まで)までに、貧困層に対して、忍耐力や協調性といった、非認知能力を高める教育を実施することで、将来の所得向上、生活保護費低減、犯罪率低下など、経済的かつ社会的にメリットありますよ、というのを、実験を踏まえて証明したヘックマン教授の成果を、わかりやすくまとめた本。ちと読みにくかったが、内容は理解できた。 公的資金への投入にフォーカスしているが、数十年単位の長期投資のため、なかなか資金投資しにくい問題がありますよねー。 民間で小さなビジネスモデルを作り、公を交えて普及、高所得から利益を得て、低所得を実質無料、的なモデルが作れないかー、webの広告モデルみたいに、リアルな広告モデルが作れないかなー、と最近思っております。 本書を読んで、ターゲットを絞れば、経済効果を高められ、試算もできるようにすれば、始められるきっかけになるかもですね。難しそうですが‥ 追跡40年やし
Posted by
朝日新聞の天声人語に掲載されていたので読んだ。短くわかりやすく書かれていた内容に、反論もいれて構成された本である。 読んで損はない本。
Posted by
就学前からの適切な教育的介入が、高い投資収益率を上げることをわかりやすく説明してくれている。 また、非認知的スキルが人生の選択肢の可能性を広げることも確認。 認知的スキルも非認知的スキルも実際には絡み合って使う場面が多く、断片的に伸ばすことは無理があり、どちらのスキルを磨くトレー...
就学前からの適切な教育的介入が、高い投資収益率を上げることをわかりやすく説明してくれている。 また、非認知的スキルが人生の選択肢の可能性を広げることも確認。 認知的スキルも非認知的スキルも実際には絡み合って使う場面が多く、断片的に伸ばすことは無理があり、どちらのスキルを磨くトレーニングであれ、両方のスキルが磨かれる適切な関わりや配慮や、支援者側の巻き込みを仕組みにすることが必要だと感じた。
Posted by
▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/274112
Posted by
子供に教育することで、大人になってからどれだけ逮捕率下がったりするか、の経済政策的な話。 やっぱり、IQとかは差がなくなるけど、忍耐力たか協調性とかは、効果が持続するらしい。 ペリーなんとかっていう実験してるけど、具体的な子供にどういう教育をしたのか書いてない。、 そこか気...
子供に教育することで、大人になってからどれだけ逮捕率下がったりするか、の経済政策的な話。 やっぱり、IQとかは差がなくなるけど、忍耐力たか協調性とかは、効果が持続するらしい。 ペリーなんとかっていう実験してるけど、具体的な子供にどういう教育をしたのか書いてない。、 そこか気になるのに、 2019.2.23 前に読んでたの気付かずにもっかい借りてしまった。、 星3から星2に変更した 具体的なアクションの話が載ってない 政策とかそっち向けって感じ 個人向けじゃないかな
Posted by
ノーベル経済学賞の著者が、就学前教育が成人して成功した生活を送る上でいかに重要であるかを説いた一冊です。 就学前の子供に学力などの認知的能力はもちろん、社会において成功するためには、努力や忍耐力などの非認知的能力を高めることが、重要だと記されています。 日本においても幼いころから...
ノーベル経済学賞の著者が、就学前教育が成人して成功した生活を送る上でいかに重要であるかを説いた一冊です。 就学前の子供に学力などの認知的能力はもちろん、社会において成功するためには、努力や忍耐力などの非認知的能力を高めることが、重要だと記されています。 日本においても幼いころからの教育はとても重要で、健康を損なうことなく成長の手助けができれば、社会保障費の抑制にもつながるとの解説は納得がいくものでした。
Posted by
・高学歴の女性を母親として、安定した結婚生活を営む過程に生まれ育つ子供は有利 -読み聞かせに時間をかけ、一緒にテレビ見るのは少ない ・アベセダリアンプロジェクト&ペリー就学前プロジェクト ・認識的スキルは10歳までにある程度決まってしまう。しかし非認知すきるは20代の初めま...
・高学歴の女性を母親として、安定した結婚生活を営む過程に生まれ育つ子供は有利 -読み聞かせに時間をかけ、一緒にテレビ見るのは少ない ・アベセダリアンプロジェクト&ペリー就学前プロジェクト ・認識的スキルは10歳までにある程度決まってしまう。しかし非認知すきるは20代の初めまで発展可能だが、学習を向上させることから、幼少期に形成しておくのが最善策 -特に、3,4歳の時期の適切な教育が大切 ・6歳までの就学前教育が重要 -認知だけでなく、非認知が重要
Posted by
思ってたより、薄い内容だった。様々なレビューで、すでに知っている内容が殆ど。へックマン氏の主張に対する反論、それに対する再反論が載せられているのは評価。 非認知スキルすなわち、肉体的精神的健康や、根気強さ、注意深さ、意欲、自信といった社会的、情動的性質。これは学力テストや社会的...
思ってたより、薄い内容だった。様々なレビューで、すでに知っている内容が殆ど。へックマン氏の主張に対する反論、それに対する再反論が載せられているのは評価。 非認知スキルすなわち、肉体的精神的健康や、根気強さ、注意深さ、意欲、自信といった社会的、情動的性質。これは学力テストや社会的成功にも貢献している。 認知的スキルも、社会的情動的スキルも幼児期に発達し、その発達は家庭環境に左右される。 ペリー就学前プロジェクト アベセダリアンプロジェクト
Posted by
幼児から介入した方が、成長してから職業訓練等を行うより、リターンが大きいとの主張である。本書が他の本と異なるのは、著者の主張への反論等も載せている事である。ただし、反論への再反論が行われている。 著者の主張は基本的には正しいものと考えるが、やはり大規模な試験が必要であろう。また、...
幼児から介入した方が、成長してから職業訓練等を行うより、リターンが大きいとの主張である。本書が他の本と異なるのは、著者の主張への反論等も載せている事である。ただし、反論への再反論が行われている。 著者の主張は基本的には正しいものと考えるが、やはり大規模な試験が必要であろう。また、もっとコストの少ない、効率的方法を見つけないと、全国規模での展開は難しいのではないかと思う。
Posted by