用務員さんは勇者じゃありませんので(2) の商品レビュー
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「用務員さん」こと蔵人のチート能力を盗んだ勇者・ハヤト。そのハヤトと蔵人さんの対決が描かれる巻。 ハヤトは他の勇者と一線を画す二つのチート能力持ちで、周りには美少女を何名も侍らせるという、よくある「異世界召喚系チート無双ハーレム付き主人公」を体現したキャラなのですが。それを敵役でもってくる今作は、いわゆる「異世界召喚系(以下略)小説」に対するアンチテーゼなんでしょう。 そんなハヤトに対し、今作の最終局面で「茶番だ」「勝手にやってろ。くだらない」と切って捨てた蔵人さんに激しく共感です。もう「なろう」の安っぽい異世界チーレム話はすべて茶番にしか思えなくなりますね。 これだけ不条理な目にあわされ続けてもなんとか蔵人さんがやっていけるのは、ひとえに雪白の存在と、わずかでも存在する理解者たちのおかげなんでしょうね。 そんな理解者の中では、今作登場しましたエルフのおばあちゃん・オーフィアさんがお気に入りです。あのいけ好かないハンター協会の支部長をやりこめる姿にしびれました。3巻以降の再登場に期待したいところです。
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アカリを保護するうち、蔵人の加護を盗んだハヤトと出会い…。 蔵人が約束しても何度も裏切られる。『何とかしてやれよ』という気分。癒しは雪白だけです。 読みごたえはあるんだけど、やるせなさとか理不尽とかを感じて用務員さんにハッピーエンドは無いんでは?と、明るい展開を期待できない感じ。...
アカリを保護するうち、蔵人の加護を盗んだハヤトと出会い…。 蔵人が約束しても何度も裏切られる。『何とかしてやれよ』という気分。癒しは雪白だけです。 読みごたえはあるんだけど、やるせなさとか理不尽とかを感じて用務員さんにハッピーエンドは無いんでは?と、明るい展開を期待できない感じ。 ガンバレ雪白、用務員さんを幸せにしてほしい。
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