いいデザイナーは、見ためのよさから考えない の商品レビュー
デザイン・広告論を書く書き手も年下が増えてきてつらい。WEBやゲームの世界からグラフィックデザインや広告に転じてきた筆者はやはり新しい世代ならではの軽やかさを持つが、グラフィック・エディトリアルといったレガシーメディアにも強い。確固たる自分があるからだろう。
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惜しい。紹介されている著者自身の作品は素晴らしいし、例示されている良い例悪い例もわかりやすく納得度が高い。グラフィック系のデザイナーの、ビジュアルに訴える作品や例についてはさすが、おみごと、というしかない。 ところが、悲しいかな、読み物としては「決して悪くないけど、良くもない」。...
惜しい。紹介されている著者自身の作品は素晴らしいし、例示されている良い例悪い例もわかりやすく納得度が高い。グラフィック系のデザイナーの、ビジュアルに訴える作品や例についてはさすが、おみごと、というしかない。 ところが、悲しいかな、読み物としては「決して悪くないけど、良くもない」。編集者が違えばもっといい本になったんじゃないか。 以下、(とはいえ)キラリと光る名言を紹介。 百の機能を持つが故に携帯性・利便性を失ってしまった「百徳ナイフ」のようなものです。(p.154) →PowerPointを評して。内容と見た目は分けて考えよう、と。 ひとりでも成立するのがアートであり、みんながいないと成立しないのがデザインであるとも言い換えられます。 もっと別の言い方をすると、“アートは問い”であり、“デザインは答え”なのです。(p.238) →同じようにビジュアルに訴える二つの営為について、キレのいい、アタマのいい解説。
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