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よるのかえりみち の商品レビュー

4.4

18件のお客様レビュー

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2024/05/03

「よる」で「かえりみち」とくれば、何か不穏な気配がするけど、そんなことはありませんでした。おやすみなさいの絵本です。心地よさそうに寝ています。

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2024/03/09

2015年初版。32ページの絵本です。タイトルと使われている色の少なさから、ちょっと怖いのかなあと思ったのですが、とても暖かい気分になれます。遊び疲れたうさぎの子供を抱っこしたお母さんが家路を辿ると言う簡潔なストーリー。ページごとに一日を終えようとする人(動物)の様子が出てきます...

2015年初版。32ページの絵本です。タイトルと使われている色の少なさから、ちょっと怖いのかなあと思ったのですが、とても暖かい気分になれます。遊び疲れたうさぎの子供を抱っこしたお母さんが家路を辿ると言う簡潔なストーリー。ページごとに一日を終えようとする人(動物)の様子が出てきます。それぞれにどんな一日だったのかを想像させます。ぽっかぽっかとした気分・何だか悲しい気分・一日を終えようとするホッとする様子。優しい気分になります。いい絵本。

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2024/01/23

表紙は怖い印象だがストーリーは温かい。 聞こえてくる音から想像を巡らせる点に臨場感を感じられるし、また絵も見上げたり見下ろしたりという構図が印象的でとても面白い。 子供のリアクションはノーマルだったが、読んだ僕自身が楽しめた。

Posted byブクログ

2023/09/24

 たくさん遊んだあと、お母さんに抱っこされて夜の道を帰る、うさぎの子どもの心の声、という体裁をとって、それぞれに一日の仕事を終えようとする街の人々(=動物たち)の様子が描かれる。  うさぎの子どもが眠りにつくころ、さっきちらっと様子を見た街の人々も、それぞれに寝る支度に入っていく...

 たくさん遊んだあと、お母さんに抱っこされて夜の道を帰る、うさぎの子どもの心の声、という体裁をとって、それぞれに一日の仕事を終えようとする街の人々(=動物たち)の様子が描かれる。  うさぎの子どもが眠りにつくころ、さっきちらっと様子を見た街の人々も、それぞれに寝る支度に入っていく。賑やかそうなパーティーはお開きになる。ひとりお風呂に入って足を伸ばす。帰宅したパートナーと遅い晩御飯を始める。最終列車で遠くの街に帰る人もいる。  このあたりは、「本当にうさぎの子どもが考えていることとしての叙述なのか」というとそこは曖昧で、内容からすれば天の声的な神の視点的なものと考える方が妥当だが、それでも、時折挿し挟まれるうさぎの子どもの寝顔がむちゃくちゃかわいい。これがないと。

Posted byブクログ

2023/09/08

5歳8ヶ月 図書館読み聞かせ 黒と黄色ベースのシンプルな色遣いながら夜の闇の濃さや明かりのあたたかさが表現されているし 文章は少ないがそれぞれの街の人たちの夜の過ごし方が丁寧に描かれていて、あの人さっきここにいたよねって遡ったりして読むのも楽しい 海外の絵本のようなおしゃれな...

5歳8ヶ月 図書館読み聞かせ 黒と黄色ベースのシンプルな色遣いながら夜の闇の濃さや明かりのあたたかさが表現されているし 文章は少ないがそれぞれの街の人たちの夜の過ごし方が丁寧に描かれていて、あの人さっきここにいたよねって遡ったりして読むのも楽しい 海外の絵本のようなおしゃれなタッチのイラストで美しい

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2023/09/05

 以前読んだ『ぼくのたび』から三年前の発表になるが、既に確立された感のある、「みやこしあきこ」さんのリトグラフは、レストランや本屋が店じまいする、ちょっともの寂しさが漂う場面に於いても、ポッと点ったロウソクの火のような、やさしい暖かみを感じさせられて、ほっとさせられます。  す...

 以前読んだ『ぼくのたび』から三年前の発表になるが、既に確立された感のある、「みやこしあきこ」さんのリトグラフは、レストランや本屋が店じまいする、ちょっともの寂しさが漂う場面に於いても、ポッと点ったロウソクの火のような、やさしい暖かみを感じさせられて、ほっとさせられます。  すっかり暗くなった夜の帰り道の途中、ふとアパートの窓を仰ぎ見ると、明かりの点いた部屋とそうでない部屋が、それぞれあり、それだけでも色々と想像させられるが、そこから更に五感で感じ取る事で分かるのは、夜にだけ見られる、人それぞれに異なる多様な過ごし方であり、それは、その人たちにとって、とても限られた大切な時間であるからこそ実感させられた、ささやかな日常と幸せの喜びであり、そこには夜ならではの、ゆったりとした寛ぎも体感させられたのが印象的でした。  そして、夜の過ごし方と聞くと、仕事帰りの後をイメージする私にとって(最近、週6になりました)、ついルーティン化しやすいものになってしまうのだが、ここでは、帰りを待つ人、テレビを見る人、一人机に向かう人、パーティをしている人達、お風呂に入りながらゆったりと足を伸ばしている人(窓から見たのではありませんよ)、そして、別れの悲しみに涙ぐむ人と、様々で、人の数だけ人生があるというのを、夜という一場面だけでも充分に感じさせてくれます。  その中で、私が最も共感出来たのが、昨日の本の続きをちょっとでも読もうとしている人で(ソファで寝ながらのスタイルがまた良い)、これ分かるなあと思い、休みの日にずっと読書するよりは、仕事帰りの時の方が、割と頭に入ってくる私にとって、寝なければと思いつつも、あとちょっとだけなんて、つい読み続けてしまい、それは読める時間が限られてるからこそ、より楽しいのだし、たとえ窓の明かりが点いていることしか分からなくても、もしかしたら、私と同じようなことをしてるのかもしれないなと想像することで、何か自分は独りでは無いことを、暗い夜から感じさせてくれるようでもある嬉しさから、仕事で疲れ切った夜にこそ、パラパラと捲って読みたい、大人の為の絵本だと思います。  そして、そんな夜だからこそ体感できる、限られたひとときのささやかな喜びからは、『いつもの夜は特別な夜にもなる』ということと、『いつもの夜は思っていた以上に特別な夜でもあったのだ』ということを、私に感じさせてくれた、この絵本は、2016年ボローニャ・ラガッツィ賞フィクション部門優秀賞受賞作品です。

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2024/04/28

抱っこしてもらって帰る夜の道。うさぎの子の安心感が伝わってきます。既におねむの目に映る情景には、さまざまなキャラクターの、静かな夜のドラマが読み取れます。おやすみ前に読みたい本ですね。

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2023/07/31

西洋の街並みだが住人は動物たち。夜になってうさぎの親子が家に帰る。町の夜の様々な風景が描かれる。なんだか温かさやはかとないさみしさが感じられる。色鉛筆の絵がいいなあ。

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2023/05/20

動物たちの目は感情を表していないのに、光と影、光景から伝わってくる。夜ってこんな感じで、孤独だったり温かかったりする。街灯の灯り、寝床から見上げた空にも引き込まれる。好きな絵本。

Posted byブクログ

2023/04/06

2歳からおすすめ。 おやすみ系絵本。 美しい絵。想像力をかき立てる。 読みすすむにつれ、心が落ち着き、夜の闇と家の灯のコントラストの世界に引き込まれる。 心が落ち着きます。

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