最後の晩ごはん お兄さんとホットケーキ の商品レビュー
図書館で。 お兄さんが最初の方に触れた、酒造の話が後に又出てくるかと思ったら出てこなかった。大丈夫だったんだろうか。まぁそれがメインではないけど。 よくわからないけど、兄の方が感情的すぎる気が。大人なんだし、社会人なんだし人の話聞こうよ、少しは。別に弟が警察の厄介になったり、人...
図書館で。 お兄さんが最初の方に触れた、酒造の話が後に又出てくるかと思ったら出てこなかった。大丈夫だったんだろうか。まぁそれがメインではないけど。 よくわからないけど、兄の方が感情的すぎる気が。大人なんだし、社会人なんだし人の話聞こうよ、少しは。別に弟が警察の厄介になったり、人を傷つけたり、親を騙して金を手にしたとか言う訳でもないし、兄や母が現実的に不利益を被った訳でもないのにあの忌み嫌いっぷりはちょっと異常なような。そして、弟が一応落ち着いたことも知っていて、ああも怒鳴りつけたならば正直歩み寄れる気がしないけどなぁ、自分だったら。 婚約者さんも正直、そこまでする?という感じ。自分の事は話さないで人の方にズカズカ入ってくる感じ、あまり好きでは無いな。後は母親が一番甲斐性ないな。兄に世話になってるとはいえ親なんだからもう一人の息子と話ぐらいしろよ、と思う。 という訳で婚約者の意味不明な狸寝入りも不可解ですが、家族間のあり方も大分首を傾げる感じでした。
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家族がテーマの今巻。こんなカタブツの塊のような兄と海里がどうなるのかと読み進めたら結構納得のいく形に収まって「なるほど」と思わされました。何気にロイドが金髪であることが判明したのも新情報じゃないですかね?
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今回の幽霊はめちゃ、存在薄!!(笑) そのかわり、生きた人間たちが大活躍。海里の兄一憲。その婚約者奈津さん。 婚約者を仲立ちに仲直りする兄弟とかっていう陳腐な話にならなくて良かった。 自分達の記憶をさぐってさぐって。。 ちゃんと兄に感謝を告げられた弟。 父をなくし不安しか...
今回の幽霊はめちゃ、存在薄!!(笑) そのかわり、生きた人間たちが大活躍。海里の兄一憲。その婚約者奈津さん。 婚約者を仲立ちに仲直りする兄弟とかっていう陳腐な話にならなくて良かった。 自分達の記憶をさぐってさぐって。。 ちゃんと兄に感謝を告げられた弟。 父をなくし不安しかなかったときに握られた弟の小さな手に安堵した事を思い出した兄。 ええ話や。 そして、夏神さんの生き延びた理由に立候補(?)した、海里とロイド。。泣けましたな~✨ グラタン、食べたい(^-^)
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「思いがけない訪問者」 深夜に訪れたお客様の正体。 彼女に悪気など一切ないのだろうが、彼や彼の兄に対して嫌な思いをさせるのは重々承知の上で彼女は一人で店を訪れ自分の目で彼を見たのだろうな。 彼にとって父親代わりだからこそ、弟も立派にと思ったのだろうが余りにも口出し過ぎてないだろう...
「思いがけない訪問者」 深夜に訪れたお客様の正体。 彼女に悪気など一切ないのだろうが、彼や彼の兄に対して嫌な思いをさせるのは重々承知の上で彼女は一人で店を訪れ自分の目で彼を見たのだろうな。 彼にとって父親代わりだからこそ、弟も立派にと思ったのだろうが余りにも口出し過ぎてないだろうか。 「強引な人」 一人の人間として彼女は。 彼の様な人の恋人を数年やってきただけあるなと驚く程に男気がある彼女だが、兄弟仲が良くないのはどうしても気になってしまうだろうな。 彼女の様にしっかりとした人が、約束をすっぽかすだなんて考えたくないが現状を見ると援護は出来ないよな。 「すれ違い続けて」 居ないとしんじていた人物。 彼は何を持って自分の言葉が正しいと思ってるのか疑問だが、亭主関白という言葉はあるが彼の言動はそれよりも下手するとDVに近いのでは。 思わずやってしまった事かもしれないが、彼にとっては起爆剤であり失敗という言葉では済ませられないな。 「寄り添えなくても」 仲違いしていた彼等なりに。 長年すれ違っていた兄弟が簡単に仲直りする事は出来ないだろうが、どんな事があろうと仲の良い時はあったはずだもんな。 彼女が目覚めない理由を知らなかった彼は突然起きた婚約者に驚いただろうが、無事で本当に良かった。
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夜だけ営業している定食屋<ばんめし屋>。店主の夏神と、居候兼店員兼料理修業中の元俳優の海里と、眼鏡の付喪神ロイドが営むその店で、様々な客や事件との遭遇を描くシリーズ第三作。 第二作は貸出中だったため、第三作を先に借りてみたが特に支障なし。 どうも第二作で海里は完全に芸能界への未...
夜だけ営業している定食屋<ばんめし屋>。店主の夏神と、居候兼店員兼料理修業中の元俳優の海里と、眼鏡の付喪神ロイドが営むその店で、様々な客や事件との遭遇を描くシリーズ第三作。 第二作は貸出中だったため、第三作を先に借りてみたが特に支障なし。 どうも第二作で海里は完全に芸能界への未練を断ち切り、<ばんめし屋>で修業しながら料理人として頑張ることにしたらしい。 そしてこの第三作は長年確執のあった兄との関係の変化を描く。 父親が早くに亡くなって以後、年の離れた兄が父親代わりとして自分を育ててくれたという恩はありつつも、自分の価値観をとことん押し付けてくる兄にとことん抵抗してきた海里と、海里の価値観や生き方が理解出来ない兄。 これは兄弟だけでなく親子関係でも起こりそうなこと。わかるけれど、兄の頑固さはちょっと酷いような。ここまで拗れると上手くは行かないだろうし、程よく距離をとって付き合うほかなさそう。 そこに現れた兄の婚約者。彼女は必死なまでに兄と海里との距離を縮めようとするのだが、その訳は。 そしてもう一つ気になっていた、夏神の過去。こちらもなかなかハードなものだった。海里と違い人の死が絡むだけに辛い。 しかし夏神もまた海里との出会いで救われた部分があったと分かりホッとする。 カバーイラストが緒川千世さんなので、この夏神と海里との抱擁シーンなんて、どうもイケナイ妄想をしてしまう。それは置いておいて、支え合える仲間がいるというのは良いことだと思う。 今作は幽霊の出番はわずか。しかしロイドのメガネをかけると見えないはずのものが見えるという設定は面白い。 先に読んだ「京都伏見あやかし甘味帖」と違い、こちらは料理がストーリーにしっかり絡んでいる。 流行のパンケーキだが、原点に戻った素朴なパンケーキも良い。
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お兄さんとホットケーキってどういう意味なんだろうと思いながら読み進めて、最後に「なるほどね!」と思った。シリーズ3作目ということでキャラクターの個性がはっきりしておもしろくなってきた感じ。眼鏡の付喪神ロイドが妖怪ウォッチのウィスパーとだぶってしかたない。でも妖怪ウォッチよりも家族...
お兄さんとホットケーキってどういう意味なんだろうと思いながら読み進めて、最後に「なるほどね!」と思った。シリーズ3作目ということでキャラクターの個性がはっきりしておもしろくなってきた感じ。眼鏡の付喪神ロイドが妖怪ウォッチのウィスパーとだぶってしかたない。でも妖怪ウォッチよりも家族間の確執や、師匠と弟子の関係、婚約中のカップルのいざこざなど内容はちょっと深い。相変わらずさらさらと読みやすい小説です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ3作目 プロローグ 1章 思いがけない来訪者 2章 強引な人 3章 すれ違い続けて 4章 寄り添えなくても エピローグ 簡単まかないグラタン 杏仁豆腐風ふわとろミルクプリン
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気になってた夏神さんの過去、海里くんの家庭問題に目処がついてホッとした。それにしても海里くんいい子だなー。続編では何が起こるのか楽しみ。
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シリーズ3冊目。 奈津さんが海里くんとのデートに遅れてしまったり、夏神さんの抱えている事情が少しだけか今見えたり、小さな事件にもみんながお互いを思いあう気持ちがながれていて素敵だったけれど、2人とも、それぞれに頑張っているのに、なかなか理解しあえなかった2人が、共通の記憶から、支...
シリーズ3冊目。 奈津さんが海里くんとのデートに遅れてしまったり、夏神さんの抱えている事情が少しだけか今見えたり、小さな事件にもみんながお互いを思いあう気持ちがながれていて素敵だったけれど、2人とも、それぞれに頑張っているのに、なかなか理解しあえなかった2人が、共通の記憶から、支え合っていたことに気付いて、未来に向かって歩み寄りを始めていこうとしていく姿がとっても素敵でした。 もちろん、ロイド大好き♪ 次回作が楽しみです。
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夏神の雪山での過去と、海里と兄の確執。直前の感情を引き摺ってお客に当たり掛けたり、兄からだけでなく、夏神からも強く当たられて自己嫌悪に陥ったりする海里が人間味があって憎めない。獣医の婚約者の存在を疑問に思うくらい威圧的な兄が酷かったけれど、落ち着くところに落ち着いて、微笑ましさに...
夏神の雪山での過去と、海里と兄の確執。直前の感情を引き摺ってお客に当たり掛けたり、兄からだけでなく、夏神からも強く当たられて自己嫌悪に陥ったりする海里が人間味があって憎めない。獣医の婚約者の存在を疑問に思うくらい威圧的な兄が酷かったけれど、落ち着くところに落ち着いて、微笑ましさにムズムズした。
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