1,800円以上の注文で送料無料

僕はゴッホ の商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/04/08

原田マハさんの「たゆたえども沈まず」を読んでゴッホについてもっと知りたくなったので読んでる。 読了 ゴッホが弟のテオに綴った手紙から、ゴッホの人柄が垣間見える。繊細さ、激情さを持った天才ゴッホ。 本物の絵を見てみたいとと思った。 原田マハさんの小説は、物語としてもわかりやす...

原田マハさんの「たゆたえども沈まず」を読んでゴッホについてもっと知りたくなったので読んでる。 読了 ゴッホが弟のテオに綴った手紙から、ゴッホの人柄が垣間見える。繊細さ、激情さを持った天才ゴッホ。 本物の絵を見てみたいとと思った。 原田マハさんの小説は、物語としてもわかりやすく、伝記小説として最高。フィクションの部分もあるようだが、それでいい。 事実も大切だけど、リアリティってそれだけじゃないと思う。 人によって変わるものだし… こういう絵の本との出会いも生んでくれた。

Posted byブクログ

2021/09/20

元々ハーグ派だったゴッホ ハーグ派は薄暗い色を用いた暗い印象で、労働階級の人を主に描いている その後、モネやドガの描く印象派に魅せられる。印象派は、この世界の網膜に残した印象をそのまま描くことを目指している。 ゴッホ は印象派の色使いをマネして青やオレンジ、赤と緑、黄と紫な...

元々ハーグ派だったゴッホ ハーグ派は薄暗い色を用いた暗い印象で、労働階級の人を主に描いている その後、モネやドガの描く印象派に魅せられる。印象派は、この世界の網膜に残した印象をそのまま描くことを目指している。 ゴッホ は印象派の色使いをマネして青やオレンジ、赤と緑、黄と紫など補色を使った花の習作を描いている

Posted byブクログ

2021/07/22

当時、誰もが、ゴッホは精神を病んでいると考えていた。けれど、それは間違いだ。確かに主義的な発作に悩まされる事はあったし、この自画像も南フランスの精神病院に自ら進んで入院していた頃に書かれたものである。しかしこの世は、精神の壊れた人間に到底かけるものではない ファン・ゴッホの寝室...

当時、誰もが、ゴッホは精神を病んでいると考えていた。けれど、それは間違いだ。確かに主義的な発作に悩まされる事はあったし、この自画像も南フランスの精神病院に自ら進んで入院していた頃に書かれたものである。しかしこの世は、精神の壊れた人間に到底かけるものではない ファン・ゴッホの寝室 単に僕の寝室が描かられているだけの絵だが、色がある役目を担っているんだ。色を簡略化しものにいっそう大きな様式感を与えることで、休息や眠ると言った概念を暗示したのさ。この絵を見ると頭が休まる、と言うより想像力が休まるはずだよ

Posted byブクログ

2018/02/11

ゴッホの生涯の流れはある程度知っていたし、この本を読む前に原田マハのゴッホ小説を読んでいたのだけど、それでもなお知ることが多かった。 星月夜や夜のカフェテリアと言った星空を描いた作品がとても好きだけど、初期のじゃがいもを食べる人々での色味の変化、ジャポニズムがどういった影響を与...

ゴッホの生涯の流れはある程度知っていたし、この本を読む前に原田マハのゴッホ小説を読んでいたのだけど、それでもなお知ることが多かった。 星月夜や夜のカフェテリアと言った星空を描いた作品がとても好きだけど、初期のじゃがいもを食べる人々での色味の変化、ジャポニズムがどういった影響を与えたのか、といったことも興味深かった。 崩れそうな精神状態の中でも絵を描くことをやめなかったのに、最終的には絵の具を食べてしまったり、自殺の道具になりかけたこともあることが切ない。 たとえ彼の絵が売れたとしても、ゴッホ の人間的な部分のために、自殺は止められなかった気もする。 私の中では宮沢賢治と何故か重なることの多いゴッホ。 理系の才能を発揮して村の医者や農家としても活躍していた賢治とでは、人間的な部分でゴッホと比べることは出来ないとも思うのだが。 でも、その理由がこの本を読んでわかったかもしれない。 兄弟が心の支えだったところ、優しく奉仕することに憧れていたこと、人から認められずに生涯を終えたところ、心に理想郷を描き作品に投影したところ…。 なによりも星月夜を見たときに、宮沢賢治の銀河鉄道の夜を読んだときの感覚と重なる気がしていた。

Posted byブクログ

2017/04/15

不遇の天才という言葉が似つかわしいゴッホ。感情の起伏が激しいが故に友に乏しく、疎外感や孤独感を癒すがために頻繁なる手紙に込められたつながりへの気持ち。良き理解者であり頼りにしていた弟テオ。兄の死の半年後に後を追うように命を閉じる。生きている間に売れた絵は1枚のみ。死後作品が評価さ...

不遇の天才という言葉が似つかわしいゴッホ。感情の起伏が激しいが故に友に乏しく、疎外感や孤独感を癒すがために頻繁なる手紙に込められたつながりへの気持ち。良き理解者であり頼りにしていた弟テオ。兄の死の半年後に後を追うように命を閉じる。生きている間に売れた絵は1枚のみ。死後作品が評価されることを知らずに終わる運命の冷たさ。溢れる強い感情をぶつける表現力を作品から感じ取りたい。

Posted byブクログ

2016/12/19

画家としてだけではなく人間としてのゴッホを知ると、心を握りつぶされるような気持ちになる。人としては偉大ではなかったかもしれないけれど、その完璧ではないところに強烈に惹かれる。彼を心から尊敬します。

Posted byブクログ

2015/08/16

感動した。 鳥肌がたった。 この本を買って大正解だった。 絵の背景を知ることはこんなに大事だったとは。

Posted byブクログ