世界史劇場 フランス革命の激流 の商品レビュー
この本は読んでいて本当にわかりやすいです。なぜその出来事が起こったのか、そしてそこからどう展開していくのかという歴史の流れを知ることができます。 この本はフランス革命の入門書として最適です。 歴史の勉強といえば、年号と人物などの暗記がメインだった学生時代。 これでは歴史の本当の面...
この本は読んでいて本当にわかりやすいです。なぜその出来事が起こったのか、そしてそこからどう展開していくのかという歴史の流れを知ることができます。 この本はフランス革命の入門書として最適です。 歴史の勉強といえば、年号と人物などの暗記がメインだった学生時代。 これでは歴史の本当の面白さやその意義は見えてきませんよね。この本はその歴史というものに対する先入観も破壊してくれます。
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- ネタバレ
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歴史を学ぶということは、こういうことがあったと心に留めることなんだなと思う。そうすれば、今「どこかで聞いた話だなぁ」と実感できる。 P.20『そもそも「すぐれた政治家による改革」に至ること自体が稀で、ほとんどの場合、汚職政治家自身が前面に立ち、口先だけの「改革」を叫びます。 もちろん、彼ら自身が“諸悪の根源”なのですから、有効な政策・改革など、打ち出せるはずもありません。 こうした汚職政治家が実施する「改革」といえば、ほとんど唯一、ナントカのひとつ覚えのように「増税」です。 しかも、「増税によって得られた増収分は、すっかり汚職政治家のポケットに入る仕組みになっている」という”オチ”までついて、滅亡まで一直線。』
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複雑なフランス革命が、かなり整理されて書かれており理解しやすい。 反面、初学者向けのため割愛されている情報もかなり多い。これを足がかりに、理解を深めていけたらと思う。 この著者は、割と人物をあっさり「無能」などと断定することが多く、その評価ないしは人間性への洞察の浅さが気になる。...
複雑なフランス革命が、かなり整理されて書かれており理解しやすい。 反面、初学者向けのため割愛されている情報もかなり多い。これを足がかりに、理解を深めていけたらと思う。 この著者は、割と人物をあっさり「無能」などと断定することが多く、その評価ないしは人間性への洞察の浅さが気になる。まず、ばっさりそう評価してしまうことに違和感がものすごくあるし、好きではない。結果のみをもってそう断じてしまうことは、人間に対する理解が進まないと感じるからだ。経緯や信念、自己矛盾、挫折などにより結果が生まれる。そのプロセス理解がないと、人間の行動原理や社会の動きも見えないのでは、と思ってしまう。 色々書いたが、初学者向けとしては十分。ただ、それに満足せず別視点の本も読むことが必要だと思った。
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歴史劇場シリーズは初めてでしたが、歴史上の出来事の背景や意味について、非常に分かりやすく解説した良著❗️フランス革命は、実は最初から意図されて起きたのではなく、流れに流されてなんとなく起きてしまった出来事とは・・・❗️
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フランス革命は、王政⇨共和制⇨帝政と振り幅が大きく、時代の主役も王、貴族、ブルジョワ、平民、ブルジョワ、皇帝とめまぐるしく変わります。革命の最中にも、周辺国と数次にわたって戦争するなど、場面展開の激しいカオスな印象でした。本書は、読者を振り回すことなく、一筋の核心的な流れを示して...
フランス革命は、王政⇨共和制⇨帝政と振り幅が大きく、時代の主役も王、貴族、ブルジョワ、平民、ブルジョワ、皇帝とめまぐるしく変わります。革命の最中にも、周辺国と数次にわたって戦争するなど、場面展開の激しいカオスな印象でした。本書は、読者を振り回すことなく、一筋の核心的な流れを示してくれます。フランス革命を学ぶなら、初めに読んでおきたい入門書でした。
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