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舟を編む の商品レビュー

4.3

1249件のお客様レビュー

  1. 5つ

    563

  2. 4つ

    430

  3. 3つ

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2016/05/15

観たら読まない、読んだら観ないが私の原則なのですが、封切り時に映画を見た上に今回の文庫化で読むことにしました。映画も良かったけど、本として読むのに向く話だと思ったので。 面白かったです。 観た後なので、読みながら映像が浮かびます。登場人物たちは風貌こそ一致していないものの醸し出す...

観たら読まない、読んだら観ないが私の原則なのですが、封切り時に映画を見た上に今回の文庫化で読むことにしました。映画も良かったけど、本として読むのに向く話だと思ったので。 面白かったです。 観た後なので、読みながら映像が浮かびます。登場人物たちは風貌こそ一致していないものの醸し出す雰囲気はまさしく原作通りです。ただ宮崎あおいさんが演じた香久矢像がほんの少し違うな。ストーリーもほとんど手を加えて無いようです。 賞などあまり気にしないのですが(この本が本屋大賞受賞作だったのは読み終えてから気づきました)、さすが受賞作という作品です。笑えて泣けて、そんな所で自由に立ち止まれるのは、目の前を流れて行ってしまう映画よりも読書の楽しみであるようです。 巻末の「馬締の恋文 全文公開」も粋でした。

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2015/04/14

文句無しの☆5 常々思う事だが、言葉って人が時空を超えるための発明なんだと思う。 過去や未来の人と話す事が出来るし、時には会う事も難しい遠い場所の人とも意思疎通できる。 この小説でも似たようなくだりが出てくる。 ただ、言葉では時々気持ちが伝わらなくてやきもきしたり、場合によっては...

文句無しの☆5 常々思う事だが、言葉って人が時空を超えるための発明なんだと思う。 過去や未来の人と話す事が出来るし、時には会う事も難しい遠い場所の人とも意思疎通できる。 この小説でも似たようなくだりが出てくる。 ただ、言葉では時々気持ちが伝わらなくてやきもきしたり、場合によっては諍いも起きる。(自分自身、いつもボキャブラの無さに悩まされてる。) 辞書って、そういったエラーを極力減らすためのツールなんだな、と思った。 人に物を伝える時、思いを端的な言葉で表現する重要さ。学校で教えてくれてたかな。 義務教育の新任教師の必読書として強く推薦。

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2015/04/14

素晴らしい!この一言に尽きます。 信念を持って物事に取り組む人たちの熱い物語。温かい涙がこぼれました。言葉を編む話を書くに相応しい、三浦しをんさんの言葉を編む力。一気に読んでしまったと言うと語弊があるぐらい、言葉ひとつひとつを噛み締めて読みました。 最初は、映画になった地味な話で...

素晴らしい!この一言に尽きます。 信念を持って物事に取り組む人たちの熱い物語。温かい涙がこぼれました。言葉を編む話を書くに相応しい、三浦しをんさんの言葉を編む力。一気に読んでしまったと言うと語弊があるぐらい、言葉ひとつひとつを噛み締めて読みました。 最初は、映画になった地味な話でしょ?と思って読み始めましたが、良い意味で期待を裏切ってくれる作品でした。 すっかりファンになってしまったので、他の作品も読んでみようと思います。

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2015/04/13

日本語を再認識させられ、かつ辞書という「舟」を編集する人の人柄に魅せられるお話。 点字を書くときにも、辞書を使うので、とてもありがたく読めた。 「上る」の読み方にあがる、のぼる、があるのだけれど、どっちの意味で使うか悩むところが一緒だと思い出される。

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2015/04/12

香具矢のことば 「…記憶とは言葉なのだそうです。香りや味や音をきっかけに、古い記憶が呼び起こされることがありますが、それはすなわち、曖昧なまま眠っていたものを言語化するということです」

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2015/04/12

本屋大賞で注目を集めた時は、「へぇ〜。辞書作りの話なんて、面白いの?」と思っていましたが、今回文庫化されたのを機に買って読んでみました。 面白いじゃん。 特徴のある登場人物たち。 読み進めていくうちに、西岡くんのキャラがカッコよくなっていって… 全体的に良かったのですが...

本屋大賞で注目を集めた時は、「へぇ〜。辞書作りの話なんて、面白いの?」と思っていましたが、今回文庫化されたのを機に買って読んでみました。 面白いじゃん。 特徴のある登場人物たち。 読み進めていくうちに、西岡くんのキャラがカッコよくなっていって… 全体的に良かったのですが、香具矢とのことは、直ぐに上手く行き過ぎの気がしました。 もう少し引っ張っても… ただ、引っ張りすぎても、辞書作成というメインの流れから浮いてしまうので、これで良かったのかも知れません。

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2015/04/12

文庫になるのを待ちに待っての購入。 辞書が作られている過程など考えたこともなかったので、その部分だけでも興味深い作品でした。 基本は馬締さんのお話しですが、根本というか、基礎の部分には松本先生と荒木さんの物語が流れている感じがしました。

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2015/04/12

辞書を編纂するお話。辞書を作る人って、主人公のまじめさんのような人なのかもって想像しながら読んだ。 辞書づくりは大変でもそれが好きでやりがいがあって世の中のためになるとなれば、やり遂げるモチベーションは維持出来るのだろうなーと。 いい小説でした!

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2015/04/11

「物語」の王道を行く良書。読みやすいが手応えは確か、著者の頭の中には登場人物十数人の人生がそれぞれ丸ごとあって、面白いおはなしにするため必要な一部のみ抜き出したのだろうと想像する。

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2015/04/11

2015/4/11読了。のめり込むことができるってのは本当に才能だなあ。よしながふみ先生の大奥のような大河性を感じる。

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