天久鷹央の推理カルテ(Ⅱ) の商品レビュー

知念実希人(著者)

2024/03/10

鷹央と小鳥のコンビに加え題材と周辺のキャラに広がりがあり、今回も一気に読み終えました。
日常に潜む病気の怖さを感じた「甘い毒」、
高齢化社会が及ぼしている医療現場への問題がみえてくる「吸血鬼症候群」、
小児病棟の「天使の舞い降りる夜」では泣きました。

2023/11/07

1作目に比べると、トリック自体の感動はかなり無くなってしまったと感じた...
最終話も本質が感動ドラマであるが、結構呆気なく終わりあと少しで泣けたのに...になった(え？)
このシリーズ自体が暇な時に読む緩い感じなので、あまり無理して急いで読む必要は無いな...

2023/11/03

ん？ってなる医療用語たくさん出てきても、わかりやすい解説を入れてくれる知念先生のお陰でへぇ〜ってすらすら読める。
鷹央先生と健太くんが年の離れた友達の関係性であることがとっても素敵だと思った。
鷹央先生の頭脳が優秀すぎるが故に健太くんがもう長くない事を理解してしまう描写が切なく、辛かった。

2023/08/30

Ⅱだけど、シリーズ3作目。
『スフィアの死天使』→『天久鷹央の推理カルテ』→『天久鷹央の推理カルテⅡ〜Ⅴ』って読んで下さい。

『甘い毒』
コーラを１日4.5L飲む男性がトラック運転中に意識を失い事故を起こしてしまう話。１日4.5Lなんて恐ろし過ぎる！

『吸血鬼症候群』
とある老人向け療養型病棟で輸血用の血液がなくなり、空の容器が捨てられている。。。

『天使の舞い降りる夜』
小児病棟で退院直前に急変する子が３人も出てしまったり、天使が現れたり。
今回は鷹央先生が小児病棟に近寄りたがらず、、、

　切ないお話が多かったけど、今回も楽しかったです。

2023/08/15

生きてるだけありがたいんだなと
わかってたつもりだったけど改めて
思い知らされました。
子供が病気で苦しむのは本当につらい
悲しくも良い話でした。

2023/07/30

前作に続き、日常医療ミステリー。短編集。

疾患にスポットが当たっており、それが事件に密接に繋がっている。医療者として著者と診断力勝負している気分にもなり、新しい楽しみ方が出来ている。
アスペルガーの主人公に精神的成長が見られた。フィクションならではだが、夢があって良い。

2023/06/14

シリーズ2作目。
今回の事件はどれも切ないものだった。
特に｢天使の舞い降りる夜｣は、子どもの死に向き合いきれない鷹央やお母さんに共感しながら読んだ。
小児病棟ものには、やっぱり弱いみたい。

2023/06/03

天久鷹央さんのシリーズ。
私としては三作目。小児病棟の子供達、ここまでのことを考えられるか？というほどの内容だけど、現実的かどうかは別として面白かった。

2023/05/08

シリーズ2巻目、今回も面白かった。
印象深かったのはやっぱり小児病棟のお話。
鷹央の繊細さも理解できるけれど焦れったくて…
それに悪ガキにイラッとしたりもしていたけれど、最後はやられた！
うるっとしてしまった。

2023/04/30

天久鷹央シリーズ第2弾！
ちょっと泣けた。
子供系は弱いです。
3篇からなる短編連作ストーリ。

■甘い毒
コカ・コーラに毒が混入されて、それで事故を起こしたと訴えるトラック運転手。
しかし、薬物は検出されず。
いったい何が起きたのか？
鷹央の見立てが事件の真相を明らかにします。

■吸血鬼症候群
生活保護者を受け入れている病院で発生した吸血鬼騒動。血液パックが盗まれ、捨てらていた事件。
血を求める吸血鬼がいるのか？
途中、異食症が血液を求めるって本当？、ちょっと無理かるかなって思っていたら、その先がありました。
なるほど、という展開。
スッキリ解決して良かったです。

■天使の舞い降りる夜
病室に天使が舞い降りるのを見たという健太。
さらに、過去その少年をいじめてた少年3人。
その少年3人が退院近くになって、ほぼ同時期に症状急変。3人に何が起きたのか？
そして、今回はその事件の真相を明らかにしようとしない鷹央。
過去、鷹央と健太に何が起きたのか？

鷹央の真の想い。その想いに涙が出た。
鷹央が見せた本音。
健太への想い。
これは、泣ける。

とってもお勧め！