メガバンク絶滅戦争 の商品レビュー
本格経済小説、企業小説を期待したが、正体不明の組織が出てきたり、現実離れした人間関係が絡んできたりで「うーん」。帝都銀行という名前を残すVS日本国への復讐という構図も「なんだかなあ…」。それでもスピーディな展開はシリーズを読んでみようかなという気に…
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16年2月からWOWOWで椎名桔平&桐谷健太でドラマ化されると云うので読んでみた。配役的にはなるほどとうなずける。話としては、結構ややこしくてもう一つと云う印象。こう云う世界って好きじゃないなあ・・・
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合併で巨大になった銀行.役員のほとんどは老舗銀行の出身だが、吸収された銀行マンだった桂が専務になったのは、父親が大学教授で現在の頭取の恩師になるからだ.相場師として活躍している桂.二瓶正平はヘイジと呼ばれるが、傍系銀行出身とはいえ、修羅場を経験している.銀行名を元に戻す見返りとし...
合併で巨大になった銀行.役員のほとんどは老舗銀行の出身だが、吸収された銀行マンだった桂が専務になったのは、父親が大学教授で現在の頭取の恩師になるからだ.相場師として活躍している桂.二瓶正平はヘイジと呼ばれるが、傍系銀行出身とはいえ、修羅場を経験している.銀行名を元に戻す見返りとして、西郷頭取が金融庁から巨額の国債を引き受ける.日本国債暴落の煽りで、巨額の負債を被ることになった状況を、桂とヘイジが切り抜ける物語だが、官僚の無責任さ、銀行の人材不足などで厳しい状況となるが、的確な情報と日頃から培ってきた人脈などをフルに活用して、アメリカの投資ファンドの乗っ取りを防ぐ.臨時株主総会での場面の記述は素晴らしい.湯川珠季,塚本卓也,佐川瑤子の存在と「蝙蝠」が重要な役割を果たしている.
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イッツ・ア・スモール・ワールド。 まさにこの言葉のごとく、登場人物同士の関係性が、 あまりにも無駄がなさすぎて、驚くとともに、 ちょっとご都合主義のように思えなくもない。 国際暴落なんていう事態を招来しかねないことは、 やはり、ギリシャ問題のごとく、覚悟しておかなけるばならない...
イッツ・ア・スモール・ワールド。 まさにこの言葉のごとく、登場人物同士の関係性が、 あまりにも無駄がなさすぎて、驚くとともに、 ちょっとご都合主義のように思えなくもない。 国際暴落なんていう事態を招来しかねないことは、 やはり、ギリシャ問題のごとく、覚悟しておかなけるばならないことを痛感。
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日本国債の暴落を発端として、日本最大のメガバンクは破綻の危機を迎える。旧財閥系の行員がなすすべなく消沈していく中、本店には殆どいない、吸収された側の銀行の常務と行員が破綻阻止の為、金融庁と外資系ヘッジファンドとの戦いに臨む。が、小説としては平凡というかどうということの無いものであった。
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金融エンターテイメント小説だが、所々の設定に現実味がなく違和感を覚えるので心情的には入り込めなかった。特に、頭取が銀行名復活と引きかえに巨額の超長期国債引受に至る展開はどうかと思う。
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