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全員経営 の商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2015/07/25

前半だけでOKなので再読必須!! ●JAL 同じ立場。涙。 ・稲盛氏は「倒産した!」という意識が極めて希薄だったことに驚いたといいます。 ・人間として何が正しいかで判断する。各人が考え、行動する ・費用の見える化。整備現場で軍手88円等の値札をはり、コスト意識を植え付ける。...

前半だけでOKなので再読必須!! ●JAL 同じ立場。涙。 ・稲盛氏は「倒産した!」という意識が極めて希薄だったことに驚いたといいます。 ・人間として何が正しいかで判断する。各人が考え、行動する ・費用の見える化。整備現場で軍手88円等の値札をはり、コスト意識を植え付ける。10円削減できた!など浮いたお金を開示。 ●ヤマト運輸のまごころ宅急便 お年寄りを見守るのをいつも顔を出す配送員が行うビジネスモデル。 普段からその家まで行ったので、相乗効果! 自治体と手を組んだエコシステム!! また、その気付きがすごい。ヤマト運輸の配達員(セールスドライバー)が、普段配送している家庭のいつものおばあちゃんが元気なく、顔をみせてくれないと思ったら3日後に孤独死が発見された。 自分が最後に会った人かもしれない。 なんとかしなければ!できるかも! 俺にもできるなんかがあるんじゃないか?

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2015/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「全員経営」といえば、松下幸之助の 「衆知を集めた全員経営」や稲盛和夫 の「アメーバ経営」が有名だが、本書 は、欧米の分析的な経営手法の過剰な 適応が日本企業の活力を奪ったとし、 日本企業のDNAである「全員経営」を 激しい環境変化に適応する手法として 見直すべきと主張。 最近の日本でのイノベーション事例や 成功事例を紹介し、そこに見られる パターンを帰納的に抽出、「全員経営」 を実践する企業の特徴を論じている。 紹介事例は、稲盛さんの「全員経営」 による「JAL再生」、ヤマト運輸の 女性セールスドライバーが悪戦苦闘 の末に生み出した「まごころ宅急便」 小惑星探査機「はやぶさ」のプロ ジェクト、東日本大震災において 津波の直撃を受けながら、小中学生 の生存率99.8%という驚異的な数字 を記録した「釜石の奇跡」等、興味 深い事例が数多く記載されている。 物語と理論を通じて、全員経営を 実践する上でのポイントがわかり易く 整理されており、非常に参考となる 一冊。

Posted byブクログ

2015/04/08

今までの知っている知識の再整理という意味合いを 感じる内容ではありましたが。再度いろいろ勉強に なった本です。 事例が書かれてあって、そのあとに解説という形式で いろいろな会社(全員経営を成し遂げられている 事例)が紹介されている本です。 こういう本(事例を参考にする本)について...

今までの知っている知識の再整理という意味合いを 感じる内容ではありましたが。再度いろいろ勉強に なった本です。 事例が書かれてあって、そのあとに解説という形式で いろいろな会社(全員経営を成し遂げられている 事例)が紹介されている本です。 こういう本(事例を参考にする本)について、いつも思うのは、うまくいかなかった事例とその解説。タラレバの ポイントなどを解説する本ってないのかなあと 思います。太平洋戦争の日本軍の内容はよくありますが ○SECIモデル(組織的知識創造の一般原理)  表出化・連結化・内面化・共同化の流れにおいて  暗黙知を形式知に、個人と組織の間で流れを作る ○フラクタル組織の形成 ○『何が(人間として)正しいか』という共通善の創出  と共通感覚とコモンセンスの形成 ○ホンダの『試す人になろう』 最後に一番あたまに残った文章 『同じ失敗を2度起こせば発見になり、安定的に繰り返せれば製品になる』!!!!

Posted byブクログ

2015/04/05

全員が経営者視点で仕事に取り組む、なんて無理かと思っていたけど、やり方次第だと思いました。 JALや良品計画など、具体的な会社の事例が見れて良かったです。解説記事部分は文章が難しいです。

Posted byブクログ

2015/03/03

2015年34冊目。 組織の構成員一人ひとりが実践知を発揮し、価値を創造する全員経営体制の構築の仕方を解説している。 豊富な事例の紹介は、その事例の物語の部分と解釈の部分に分かれているためとても読みやすい。 全体と部分が自己相似になるフラクタル組織であるためには、組織全体で共通...

2015年34冊目。 組織の構成員一人ひとりが実践知を発揮し、価値を創造する全員経営体制の構築の仕方を解説している。 豊富な事例の紹介は、その事例の物語の部分と解釈の部分に分かれているためとても読みやすい。 全体と部分が自己相似になるフラクタル組織であるためには、組織全体で共通善(コモングッド)が浸透している必要があり、各部位が自己組織化できるよう権限委譲やサポートをしていかなければならない。 《メモ》 ■ミドルアップダウン・マネジメント ■共通善(コモングッド)の浸透 ■SECIモデル(①共同化:Socialization②表出化:Externalization③連結化:Combination④内面化:Internalization) ■フラクタル=自己相似性 ■自己組織化 ■整理されたシンプルな知識を蓄積する ■ヤマトは我なり ■現場での改善⇒プラットフォームの形成 ■マージナルマンを大切に ■サイエンスよりもアート ■リアリティよりもアクチュアリティ ■プロジェクトを住処に ■許可制ではなく黙認制 ■「こうすれば幸せ」よりも「今不幸せな理由」を一つずつ解消

Posted byブクログ

2015/03/02

JAL、ヤマト運輸他、V字回復あるいは高収益企業数社を採り上げ、その経営理念のあり方、組織運営の実相を深く掘り下げ、「全員経営」との処方箋を提示。現在における企業経営の成功の本質に近づくことのできる啓蒙的な書。

Posted byブクログ

2015/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

マニュアル経営にも良いところもあるし、裁量を持たせた全員経営にも良いところがある。 モノがあふれていて、同じような商品がたくさん出回っている世の中では、商品の差別化に加え、この人から買いたいといった観点も必要だと思う。 その中で、上司のお伺いを立ててからとか言っていたら「サービスを提供する瞬間」は逃してしまうので、それぞれが考えて最適行動をする必要がある。 最適な行動をするには、どうすれば良いのか。 本書では、「何が良いことなのかという共通善(コモングッド)を持つ」ことが必要と説く。 なるほど、おっしゃる通り。 例えば、世のため人のためになること。モラルがあること。「経済なき道徳は戯言であり、道徳なき経済は犯罪である」とおっしゃった二宮尊徳さん、さすがです。 また、そういった人材になるために、日々心がけ、身に着けるべき能力は、次の通り。 ・直感的な状況把握 ・的確な情勢判断 ・迅速な意思決定 ・俊敏な行動 ・テンポ「質量かけ速さ」 ・威力「質量かけ加速」 ・精神的な要素 まず、何でもやれること。3つの得意分野を持っていること。2倍の質、2倍の量で4倍速で成長すること。 人間は少数になると責任範囲が広がり、精鋭になるんだから、考えさせ、そして行動に移させる。 NATO(no action talk only)ではだめ。口先だけで行動が伴わないなんて、インテリやくざじゃん。 そして、会社経営に関しても勉強になる。 人材は実践を通してしか育成できない。修羅場を体験し、徒弟制で自律分散リーダーを育成することが会社には必要。 会社は社員を幸せにするためにある。この考えは共感できる。やっぱり、資本を出資してくれた株主に対して働くというよりもこっちだよな。 そして、会社は永続することで社会に貢献するという指摘も納得。 また、とある旅館の方針である、客室係の声はお客様の声だから最優先で対応すること。ありません。できません。はNGとする。 お客様第一主義とはこういうことを言うんだろうな。 最後に、システム開発をする自分へ、はやぶさへの取り組みのように、作っているものに対して感情移入することが大切。 システム開発は人の子を育てることに似ているように感じる。愛情を持って、自分の最大限の知識スキルを導入してお客様のシステムを作っていく。 みんなこういった考えならいいのに。家族を持つとやっぱ難しいだろうし、人それぞれ優先順位あるもんなあ。

Posted byブクログ