人生お一人様一回限り の商品レビュー

黒田クロ(著者)

2015/10/15

先日、私の住む美唄で講演した黒田クロさん。
講演は、実に愉快で、ためになるものでした。
参加者も満足したことでしょう。
というわけで、会場で購入したのが本書。
人生にとって大切な１１３のことを、黒田さんご自身のイラストと文章でつづられています。
どれも含蓄がありますが、中でも特に心に残ったものを、いくつか紹介したいと思います。
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【国が困ったとき　何ができるか】…江戸時代の米沢藩、上杉家は、藩が困難に至ったとき、藩士や領民が大倹約を心がけたお蔭で、米沢藩は滅亡せずに存続できた。平成の日本国は、困難になったら、経済の活性化案を考えて、前進しか考えない。永遠に活性化し続けたら、地球はどうなるか…。国民は他人のせいにして、自分の生活レベルを変えようとしない。日本人の質素倹約の慎ましい精神は、何処にいったのか。
【できない理由を捜すな　できる方法を探せ】…「お金がない」「時間がない」「人手がない」と、ないものを捜すな。お金がなければ、省けるものはないか、考えるチャンス。時間がなければ、工程を考えるチャンス。人手がなければ、技能を上げるチャンス。ピンチ→チャンス→チェンジ→チャレンジ→チャージの好機。
【偶然じゃない　必然】…教育学者の森信三先生曰く、人生は一瞬たりとも早すぎも、遅すぎもなく、出会うべきときに、出会うべき人と出会う。これを必然という。自分の人生で起きることは、何一つ偶然はない、必然。自分が引き寄せている。顔の向いた方向に心が行く。自分の人生は、自分が引き寄せている。夢・志・目的・目標が、自分の気を動かし、引っ張っているんだ。
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特に３つ目の「偶然じゃない　必然」は、年を重ねるに従い実感しています。
縁はホント大事ですわ。