1,800円以上の注文で送料無料

最後の晩ごはん 小説家と冷やし中華 の商品レビュー

3.5

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あのスキャンダルから3ヶ月。 「ばんめし屋」での仕事にも馴染んできた矢先、舞台の後輩、李英が店を訪れる。彼の来訪で、過去が海里を追ってくる。海里の決断とは。 嵐の余波から常連の小説家、淡海との仲を深めた海里は、朗読発表会のアドバイザーを依頼される。 久しぶりの舞台へ関わりに、気持ちが沸き立つ海里だったが、練習中のホールの片隅で舞台に見入る少女と出会う。彼女は何者でなんの目的が? 街の中華屋のボリュームのあるラーメン 不格好な冷やし中華 今夜は麺が食べたい。 不器用だけど、誠実な海里の危なっかしさと強さが爽快。 「人は、誰か守るべき人がいると、強くなれる」 毎晩のように魘される夏神にも不穏な過去が透けてみえるし、まだまだ先が長そう。 それにしても、あの事件については語らないと言いつつ、全然反省も謝罪も口にしてないし、明らかに冤罪と言ってるよね。世間は納得するんかいな。 そこが微妙に気になって。

Posted byブクログ

2020/06/20

やっと読めました。やっぱりこの作品大好きだなあ。 真剣な話なのにクスッと笑える部分がまた読みたいと思っちゃいます笑。続き読も。

Posted byブクログ

2020/02/17

カイリくんが海里くんに無事戻れてよかったものの。。。 夏神さんの過去ですと!? でもその前に初めて配達して以来お馴染みの小説家、淡海さんの辛い過去があきらかに。。。 って言っても辛くしてたのは淡海さん自身!? 純佳ちゃんの思いが正しく伝わって幸せな過去を思い出せて良かった(^...

カイリくんが海里くんに無事戻れてよかったものの。。。 夏神さんの過去ですと!? でもその前に初めて配達して以来お馴染みの小説家、淡海さんの辛い過去があきらかに。。。 って言っても辛くしてたのは淡海さん自身!? 純佳ちゃんの思いが正しく伝わって幸せな過去を思い出せて良かった(^-^) 海里の元マネージャー美和さんも、良い人だ♥️

Posted byブクログ

2020/01/23

何となくわかった気になって納得するタイトル「最後の晩ごはん」シリーズの2冊目ですね。裏の粗筋紹介文に書かれた「癒される泣けるお料理青春小説」は間違いではないけれど、どうみても普通ではないかなりファンタジー色が濃いぶっ飛んだ幻想小説でもありますので、そこは表向きにもう少しアピールす...

何となくわかった気になって納得するタイトル「最後の晩ごはん」シリーズの2冊目ですね。裏の粗筋紹介文に書かれた「癒される泣けるお料理青春小説」は間違いではないけれど、どうみても普通ではないかなりファンタジー色が濃いぶっ飛んだ幻想小説でもありますので、そこは表向きにもう少しアピールすべきだと思いますしメガネの付喪神ロイド氏も堂々と表紙に描いてあげて欲しいですね。元気な劇団ばーさんず公演と作者の淡海さんの何故か冷やし中華が嫌いな理由に迫る「ばんめし屋」店主・夏神とイガこと海里とロイド氏の活躍に心癒されましたね。

Posted byブクログ

2020/01/18

「遠方より友来る」 必死に自分を保ちながら。 芸能界を濡れ衣という形で仲間に裏切られ立ち去った彼からしたら、未だにその地位に居てやりたい事のできるだなんて羨ましいだろうな。 何故こんな場所に逃げても追いかけてくる事が出来たのか疑問だが、しつこ過ぎないだろうか。 「自分の足で一歩...

「遠方より友来る」 必死に自分を保ちながら。 芸能界を濡れ衣という形で仲間に裏切られ立ち去った彼からしたら、未だにその地位に居てやりたい事のできるだなんて羨ましいだろうな。 何故こんな場所に逃げても追いかけてくる事が出来たのか疑問だが、しつこ過ぎないだろうか。 「自分の足で一歩」 逃げて新しい居場所を探し。 彼等の目的はあくまでも他人が知らないゴシップネタであり、彼自身の動向はどうでもいいのが分かった瞬間というのは凄く心にくるものがあるだろうな。 彼の過去になにがあったのか分からないが、人の心に土足でズカズカ入り込む彼らの様な人にはないたくないな。 「見えない傷、癒えない痛み」 彼が週刊誌の記者に言った言葉。 自分とは直接関わってこなかったからこそ、滅多な事がない限り使うつもりは無かったのだろうが彼の言葉に助けられなかったら大変な事になっていたかもな。 彼の中に消えていった彼女は、一体何者であり何故こっそりと朗読劇を見ているのだろうか。 「いつもあなたと」 彼女が彼に伝えたかった事は。 普通の人ですら家族の事を勝手に知られるのは嫌だろうに、一般とは違う複雑な家族だった彼にとって話していない事を突然言われたら疑いもしたくなるだろうな。 彼の助言により知った事が多かっただろうが、自分たちで話し合う事により舞台の成功に繋がったのだろうな。

Posted byブクログ

2021/02/20

ついに身バレ それもシリーズ的にはでかいネタだけど、淡海先生のエピソードが本巻の中心かな 先生はこの後、準主役になっちゃうのかしらん

Posted byブクログ

2021/02/27

夜だけ営業する<ばんめし屋>を舞台に、訳あり店主の夏神と元顔だけ俳優の店員海里と眼鏡の付喪神ロイドが、様々な客や幽霊たちを相手に頑張るシリーズ第二作。 これまで貸出中で借りられなかった第二作をようやく借りられた。 第二作なので海里の芸能界追放騒動の直後。海里の後輩・俳優の李英...

夜だけ営業する<ばんめし屋>を舞台に、訳あり店主の夏神と元顔だけ俳優の店員海里と眼鏡の付喪神ロイドが、様々な客や幽霊たちを相手に頑張るシリーズ第二作。 これまで貸出中で借りられなかった第二作をようやく借りられた。 第二作なので海里の芸能界追放騒動の直後。海里の後輩・俳優の李英が<ばんめし屋>を訪ねてきたことからマスコミに嗅ぎつけられ、あっという間に店が囲まれてしまう。 このままでは店の営業にも支障が出てしまうと海里はこっそりと店から出ていこうとするが、師匠である夏神にズバッと言われてマスコミと正々堂々向き合うことにする。 個人的にはこの辺り、もう少しキチッと書いて欲しかったなと物足りなさがある。 海里はかつて自分が料理タレントとして楽な道に逃げている間、後輩の李英が地道に俳優として努力し実力を積み上げていることに気後れを感じていて余計に李英に対して先輩らしい去勢を張ってしまう。 心のどこかで芸能界への未練を感じつつも俳優としての実力の違いを李英に突きつけられて苦しく、マスコミに再び追い回されることによってその未練をきっぱり断ち切ろうとしている。 せっかくそういう海里の葛藤や心の中でのモヤモヤをキッチリ描いているのに、そこに向き合う一つの段階としての芸能界との離別は拍子抜けなくらいアッサリ描かれていた。 またそれでもしつこく付きまとう雑誌記者に対しても、常連客の作家・淡海の「魔法」によってアッサリと解決してしまう。 結局はこの後も海里は心の奥底で俳優としての自分に対する未練を抱えているわけで、第6作まで読んだ後に第2作を読んでみると、ここでキッチリ芸能界復帰への道を断ち切らないのは作家さんの意図しているところなのかなとも思う。 後半は作家・淡海の13年前に亡くなった妹の幽霊を巡る物語。 ここでようやくサブタイトルの意味が分かってくる。 そして付喪神ロイドの新たな能力もここで明らかになる。 更には夏神の過去の「訳」の影も見えてくる。 しかし現代は難しい世の中だ。名前をネットで検索しただけで、その人が見られたくない心の傷まで曝け出す。 物事を知りたいときに手軽に知るには便利だけど、抉り出してはいけないものまで知るのは複雑だ。

Posted byブクログ

2019/04/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終わったあとに優しい気持ちになれるストーリーだった。悪い人が出てこなくて現実離れしているけど、師匠と弟子、先輩と後輩、店主と客、兄と妹、主と従者、それぞれがお互いを思いやっていることがよくわかった。

Posted byブクログ

2018/12/21

転職した主人公が正々堂々と前の職場とけりをつけるのがカッコ良かった。師匠の夏神さんも進が強くて素敵。過去が気になるけどそれは追々、夏神さんのペースで話してもらうのを待ってよっと。

Posted byブクログ

2018/10/12

「アリの前では格好をつけるキリギリスは一本筋の通った性根だ」というのも素敵♪ 淡海先生の話も感動的だったけど、何と言ってもおばあちゃんたちが素敵。 加えてロイドも素敵♪

Posted byブクログ