夜明け前と彼女は知らない の商品レビュー
女性を中心に、職場をリアルに描写すると、ホラーになる・・・。 発見のようで、振り返ってみると確かにそうだと気づかされる。 恐いのう。
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女性のランチでの悪口大会の描写から始まる。社内のイタイ人達を吊し上げる彼女たちは本当に楽しそう。副題通りのまさに「黒いランチ」。 標的は 「仕事が出来る女を演出し、横文字を使いまくり、流行りを追求しつつ、美人オーラですべてをごまかす底の浅い意識高い系女性」 「いい年してすっぴん、...
女性のランチでの悪口大会の描写から始まる。社内のイタイ人達を吊し上げる彼女たちは本当に楽しそう。副題通りのまさに「黒いランチ」。 標的は 「仕事が出来る女を演出し、横文字を使いまくり、流行りを追求しつつ、美人オーラですべてをごまかす底の浅い意識高い系女性」 「いい年してすっぴん、幼い系を意識した言動でぐずぐずぶりっこを演出し、守ってあげたい系だと自認するパッとしない女性」 「さほど見た目も良くないのに、女の子と2人でカラオケに行ったり食事に行く事でモテていると勘違いしている男」 途中にランチでの黒い笑いの描写を挟みながらこの3人の会社での様子、プライベートでの様子が描かれる。大人になりきれずに、実体の無い場当たり的な居場所だけを求めてしまう彼ら3人は、第三者的にみれば滑稽で浮薄な人々なのだけれども、結構笑えない人もいるのではないかと思います。僕自身はあまりもてないので若い頃に2人でカラオケとか飲みに行ったりしたらそれだけで好きになっちゃったと思うし。 守って欲しい系の人もきっと沢山いるし、意識高い系のマクロビカフェとかに通いつめて「なんとか女子」なんてものに踊らされる人も沢山いるでしょうからね。 なかなか興味深く読みましたが、悪意のある人々が沢山出て来る本が苦手なので少し辛かった。どろどろ系が好きな人にはたまらないかも。
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ネオテニー、幼形成熟な大人たちのはなし。身体的成熟と精神的成熟は比例しない。 わたしはどうかな。ネオテニーの一人な気もする。
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舞台はフツーの会社。 主人公達はフツーの大人達。 どこにでもありそうで、でもなさそうで。 ハッピーエンドでもバッドエンドでもなくて。 でもなんとなく後味は悪くて。 そんなお話。 自分が何をしても何もしなくても、常に自分を批判する人はいる。自分が自分だと思っている自分は、周りから見...
舞台はフツーの会社。 主人公達はフツーの大人達。 どこにでもありそうで、でもなさそうで。 ハッピーエンドでもバッドエンドでもなくて。 でもなんとなく後味は悪くて。 そんなお話。 自分が何をしても何もしなくても、常に自分を批判する人はいる。自分が自分だと思っている自分は、周りから見られてる自分とは違う姿。 だからなんだとか教訓めいたことになるんじゃなくて、ただそうなんだなあってしみじみと感じた本でした。
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