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自滅 の商品レビュー

3.3

28件のお客様レビュー

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2021/02/20

日常に潜む女性の闇を描いた短篇集です。 柴田よしきさんは人間の心の闇を描くのが本当にうまいです。でもそれだけ他人の事を大事に思っているからだと思います。

Posted byブクログ

2021/01/31

5編に共通するテーマは女性が抱える孤独や哀しみ、それがサスペンス・ホラータッチで描かれています。 柴田さんの作品は過去にも何作か読んでいますが今回の作品が一番インパクトがあって怖かったです。 読後感は決して良い物ではありませんが、5作とも引き込まれて一気読みでした。 ...

5編に共通するテーマは女性が抱える孤独や哀しみ、それがサスペンス・ホラータッチで描かれています。 柴田さんの作品は過去にも何作か読んでいますが今回の作品が一番インパクトがあって怖かったです。 読後感は決して良い物ではありませんが、5作とも引き込まれて一気読みでした。 日常の中に潜む恐怖ほど、恐ろしい物はないと再確認した作品です。

Posted byブクログ

2019/12/19

久しぶりの、柴田よしき この人の文章は読みやすくて入ってきやすいです。 ちょっとホラーな女性の闇を描いた様な短編集でした。 サクッと読めて、ちょっとゾクッとするお話でした。

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2018/03/08

ラベンダー もっと現在進行形のミステリかと思ったら過去に囚われた双子の話しだった。 違う方向に膨らませて欲しかったな。 雪を待つ ラストなんでそうなるかな。 傘で雪を指す感触を想像して気持ち悪くなった。 お兄ちゃんの優しさだけが救い。 隠されていたもの こわい。いちばん怖かっ...

ラベンダー もっと現在進行形のミステリかと思ったら過去に囚われた双子の話しだった。 違う方向に膨らませて欲しかったな。 雪を待つ ラストなんでそうなるかな。 傘で雪を指す感触を想像して気持ち悪くなった。 お兄ちゃんの優しさだけが救い。 隠されていたもの こわい。いちばん怖かった。 人には皆隠し事があるものだけど、、だんだんやばい。 ランチタイム これはーちょっと切ない系。 自滅 陰気な感じ。せっかくよい人と出会っていたのに、時すでに遅し。

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2016/02/04

顔も生き方も似ていない双子の姉妹が、過去の凄惨な事件に誘われる「薫衣草」、雪とともに蘇る残酷な記憶と、一人の女性のやるせない運命を静謐な筆致で綴る「雪を待つ」他、日常と地続きの恐怖を描く5篇の恐怖譚。

Posted byブクログ

2015/09/09

図書館にて。 暗かった・・・。 表題作はラストがうっすら途中から伺えた。自分で記憶を消してしまっていたのか、分かっていたのに見てみないふりをしていたのか。どうせわかるなら幸せになる前にしてあげたかった。 「雪を待つ」はもっとどうにかならなかったのかと。本人も言ってるけど、子供を標...

図書館にて。 暗かった・・・。 表題作はラストがうっすら途中から伺えた。自分で記憶を消してしまっていたのか、分かっていたのに見てみないふりをしていたのか。どうせわかるなら幸せになる前にしてあげたかった。 「雪を待つ」はもっとどうにかならなかったのかと。本人も言ってるけど、子供を標的にするのは間違ってる。 「隠されていたもの」は以前テレビの「世にも奇妙な・・・」で見たような気がする。ある意味救いのある物語で、好き。これで綺麗な家に隠されててくれるといいのだけどな笑

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2015/09/03

2015.9.3-53 死に纏わる短編。 薫衣草、雪を待つ、隠されていたもの、ランチタイム、自滅。 隠されていたものと自滅は3.5点、他は2点と言うところ。

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2015/08/23

少し長い表題作と短編が4つ.微妙な女性の心理状態が、作者ならではの軽妙なタッチで描かれている.「雪を待つ」の少女の思い、「ランチタイム」での伊能の葛藤は男でも理解できる部分がある.表題作の「自滅」は由佳里の”消す”能力の本体が次第にあからさまになるステップの構成が素晴らしい.

Posted byブクログ

2015/08/22

いままで読んだ柴田よしきさんの作品とは、少しテイストが異なる作品。彼女の作品は、どことなく北森鴻氏の『桜宵』や『香菜里屋』シリーズと共通する優しさや哀しみに彩られた作品が多いが、今回の作品は、どこにでもいそうな 女性たちが主人公のホラー短編集。個人的には、『薫衣草』と『ランチタイ...

いままで読んだ柴田よしきさんの作品とは、少しテイストが異なる作品。彼女の作品は、どことなく北森鴻氏の『桜宵』や『香菜里屋』シリーズと共通する優しさや哀しみに彩られた作品が多いが、今回の作品は、どこにでもいそうな 女性たちが主人公のホラー短編集。個人的には、『薫衣草』と『ランチタイム』が好きかな。

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2015/07/24

ただ怖いのではなく、物悲しい余韻が残るというか、登場人物に愛しさを感じるお話でした。 個人的には、柴田さんのこういう路線も好きだなぁ。

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