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三人寄れば、物語のことを の商品レビュー

3.8

27件のお客様レビュー

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2024/04/18

守り人シリーズもRDGも読んだことがあったので、作家陣の感想や解釈を楽しく読めました!個人的に印象に残っていたシーンも言及されていて、「そういう解釈なのね」と発見がありおもしろかったです。 わたしは佐藤さんの本と、萩原さんの勾玉シリーズは未読なため、読んでみたくなりました。

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2024/01/09

鼎談本。 微笑ましい、というのだろうか、共通の好きなものについての女性のおしゃべりというのがわたしのツボなのだろう。 1回目の鼎談は東日本大震災の直後、ということでちょっと堅苦しさ、ぎこちなさがあって、だんだんこなれていく感じもよい。 わたしがいちばん膝を打ったのは、『モモ』...

鼎談本。 微笑ましい、というのだろうか、共通の好きなものについての女性のおしゃべりというのがわたしのツボなのだろう。 1回目の鼎談は東日本大震災の直後、ということでちょっと堅苦しさ、ぎこちなさがあって、だんだんこなれていく感じもよい。 わたしがいちばん膝を打ったのは、『モモ』が説教くさくてあまり好きではないという話。 わたしもあの話にはなんとなく違和感があり、そんなにおもしろいか?と思っていたのであった。

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2023/12/26

SL 2023.12.25-2023.12.26 この対談集が刊行された頃にはまだどの作品も未読だったな、わたし。 今も三人の作家さんたちは交流があるのかしら。 上橋菜穂子さんの「守り人」シリーズ、荻原規子さんの「RDG レッドデータガール」シリーズ、佐藤多佳子さんの「シロガラス...

SL 2023.12.25-2023.12.26 この対談集が刊行された頃にはまだどの作品も未読だったな、わたし。 今も三人の作家さんたちは交流があるのかしら。 上橋菜穂子さんの「守り人」シリーズ、荻原規子さんの「RDG レッドデータガール」シリーズ、佐藤多佳子さんの「シロガラス」シリーズを題材に三回の鼎談。 小説を書く姿勢、作品に込めた想い、作品ができる過程、裏話等々とても興味深く楽しく読めました。 ただ、それぞれの作品を読んでいないと分かりにくいところが多々。「RDG」「シロガラス」を読まなくては。

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2022/07/23

大好きな作家さんの対談集。 この3人が仲良しとかムネアツすぎる、、!! 物語の生み出し方、キャラの作り方、裏話など盛りだくさんで、ファン垂涎の一冊かと。 ただ、守り人シリーズとRDGシリーズ、シロガラスシリーズを読んでいないとわからないかも? シリーズ読み直ししたくなったし...

大好きな作家さんの対談集。 この3人が仲良しとかムネアツすぎる、、!! 物語の生み出し方、キャラの作り方、裏話など盛りだくさんで、ファン垂涎の一冊かと。 ただ、守り人シリーズとRDGシリーズ、シロガラスシリーズを読んでいないとわからないかも? シリーズ読み直ししたくなったし、シロガラスは読んでないので読みたい。

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2020/10/18

とても仲のよい三人のたのいしお茶会を隣の席で聞かせていただいてるようなそんな雰囲気の鼎談集でした。 リスペクトと仲良しさが、伝わってきて、こちらまで楽しい気持ちになり、にこにこしてしまう不思議な魅力の本でした。

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2018/10/06

2018.10.6 鼎談ていだん 初めて知った。 3人の作品は馴染み深い。 作風について知って面白い。

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2018/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このお三方の鼎談を以前別の本で読んでとてもおもしろかったので、興味深く読みました。 お三方のファンの方は絶対に楽しめると思います。 上橋先生が精霊の守り人はは3週間ぐらいで書いたと仰っていて驚愕でした。 あんなすごい物語がたったそれだけの期間で紡がれるというのは意外なような納得なような。 上橋先生のおっしゃる、 今、見えているもの以外の「世界」があることをリアルに感じるのを「ファンタジー」だというのかもしれない。でもね、それが当たり前の現実だと思っている人たちは世界中にいるし、とくに、ちょっと前の時代では、それはすごくリアルな感覚だったような気がするのです。日本人の生活でも、あの世とか他界とか異界とかを常に意識してきたわけだし。 というのは大変うなずけるもので、 明治以降西洋文明が入ってきてからそれらを排除しはじめただけで、それまでの長い間お化けは当たり前にそこらにいて、 お狐さんのせいじゃないか、妖怪が云々と言っていたわけで。 エンデとかドイツのファンタジーは時計じかけに見える。という言い方も面白かったです。 私はエンデが好きですが、確かに最後に全てが歯車のようにきれいに整っていきますし、 上橋先生が「私のは絶えず動き端の方がぼんやりと見えなくなっている感覚。」と仰るのもわかる感じがします。 トールキンが一作に込めた情熱。エルフ語の文法などこだわり方が半端じゃない理由として、職業作家じゃないから というのは私には無かった観点で面白かったです。 私もナルニアはある程度大人になってから読み、中高とミッションスクールに通ってキリスト教の良さも疑問点も感じた後だったので 確かにもう少し早く出会っていたら純粋な違った受け取り方ができたかもしれません。 私も、アスランは恰好良いとは思ったけれど唯一神の強圧的な世界観になじめませんでした。 それからゲド戦記で竜が喋った途端冷めたというのもわかる気がします。 古の言葉というエクスキューズはあったけれど、やはりちょっと「えっ」と感じる部分がありました。 修験道にしろ陰陽師にしろ、ひとつひとつ深くやろうとすると難しい、どこまで書いていいかわからない。 自分がそこまで勉強できているのかとも思う。 これは小説に拘らず創作に関わっている人は共通の悩みかもしれません。 何を語るべきで何を語らないべきかの見極めはとても大切で、知らないから語れないことと知っていて語らないことの差は確かに大きいです。 「物語って語られたことだけじゃなくて語られなかったことを感じたときに、初めてその世界が見えることがある。」 というのはとても素敵な言葉だなと思いました。 「口に出して言うと印象が変わってしまうことを物語全体を通してなら伝えられるかもと思うことが在る。コミュニケーションの手段として物語って大切だし不思議。」という部分もとても共感しました。 反閇の話や、男性中心の宗教は秩序ある方向に戻そうと神様を鎮める方向に回るけれど、女は巫女などとして神を呼び出すというのも面白かったです。 オチと伏線とネタバレということに関して、最近はちょっと過剰、というお話、なるほどなぁと思いました。 確かに「オチが読める」とつまらないとみなされることが多いかもしれません。 推理小説ではないのだし、物語はオチのために書くわけではなく、 落としどころというのは確かにあって、どう落とすかは作者の技だけれど 最初から最後までの、そのあいだに満ちているものが大きいというのは強く頷くところですし、 物語をとても大切にしている発言だと感じました。 作家三人が仲良くしているのは珍しいそうで、確かにそうかもしれません。 年齢が近く気が合うというだけでなく、お互いの創作活動への大きなリスペクトと共感がバックボーンとしてあるところがとても素晴らしいですし 読んでいてますます先生たちのことが好きになります。

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2016/11/09

上橋さんと萩原さんが好きなので、読んでみた。 やはり過去の?超有名な児童文学が挙げられていたり、3人の作家の本について語っていたり。 みなさん小説家なだけあって、表現がうまいですね。加えてちゃんとミーハー 佐藤さんの本は読んだことがないので、読んでみたいです。

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2015/08/15

物語と、私たちが生きる世界への愛をこめて。 佐藤多佳子『シロガラス』読みたい! 荻原則子はよく読んでいる、ファンタジーの大御所。大好きです。上橋菜穂子は読みたいのに読めてない。佐藤多佳子はファンタジーのイメージはないけど、『しゃべれどもしゃべれども』とか、好き。というわけで、熱...

物語と、私たちが生きる世界への愛をこめて。 佐藤多佳子『シロガラス』読みたい! 荻原則子はよく読んでいる、ファンタジーの大御所。大好きです。上橋菜穂子は読みたいのに読めてない。佐藤多佳子はファンタジーのイメージはないけど、『しゃべれどもしゃべれども』とか、好き。というわけで、熱く読みました。 ナルニア国の捉え方とか、世界の描き方とか。特に気になったのが、最初の鼎談が東日本大震災の直後におこなわれたということ。物語は、文化は、直接に人を助けられない。でも、物語を書くことは、文化を育むことは、大きな力になる。物語は、希望を描く。

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2015/07/26

もうちょっと早く読めば良かったかな。 どうにも上橋さんと荻原さんの作品に違和感を覚え始めた今読んだらなんとなくしっくり来ないというか… 仲良しな三人はかわいらしいですね。

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