ねこまたのおばばと物の怪たち の商品レビュー
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母が亡くなり、新しいお母さんがきて、子供も生まれ、自分の居場所がなくなる主人公。学校ではいじめられて、内も外も落ち着けるところがない中、あることをきっかけに不思議なものたちと出会うことに。 今までと違い、とても楽しい日々を過ごし、学校も楽しくなった。家を除いて。 はじまりはもう何てどうしようもない環境なんだろうと悲しくなりましたが、おばばと会えて、周りとのわだかまりもすっきりし、さらに主人公が一回りもふた回りも成長して、羨ましささえ覚えました。 いつかは入れなくなる日がもしかしたら来ちゃうかもしれないけど、そうなっても主人公はもう大丈夫だなというハッピーエンドでした。
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はじめて読んだのは小学生の頃で、でもそのときはタイトルも表紙も違ったし、ポプラ怪談倶楽部?とかいうシリーズの作品だったな。 怪談に特化したシリーズだったけど、これって怪談じゃなくない? と当時から思ってた。むしろめちゃめちゃ人の情に訴えかけてくるような、あったかくてやさしくて切な...
はじめて読んだのは小学生の頃で、でもそのときはタイトルも表紙も違ったし、ポプラ怪談倶楽部?とかいうシリーズの作品だったな。 怪談に特化したシリーズだったけど、これって怪談じゃなくない? と当時から思ってた。むしろめちゃめちゃ人の情に訴えかけてくるような、あったかくてやさしくて切ないお話。 社会人になった今でも香月さんのお話が大好きだけど、そのとびらを開いてくれたきっかけの作品。 読むといちばん元気になれるし、優しくありたいと思える。 毎日自分のペースで焦らずがんばろうって柄にもなく前向きになったりもする。 まだランドセルを背負っていたころにはじめて出会って、何回もくりかえし読んで、20歳をすぎて大人になってもずっと好きでいられる作品があるってすごすぎて、うれしすぎて、なんかうまく言えない。 私を取り巻く環境がどんなに変わっても昔から好きなものを大事にできる感覚はなくなってない。 そういう自分のことを好きだなと思える。 20.2.26、22.8.4追記
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児童書だと思ってなかったので、想像と文体が違いすぎて最初はちょっとついていけなかったです。 子供の気持ちも、大人の気持ちもわかる。こっちも向いて欲しい、他にもやらなきゃいけないことはたくさんある、すれ違うのって辛いなあと思いました。 おばばの『人間には、それぞれの物語がある。みんな、それぞれの物語が大事。自分の物語が大事なのは、みんな、いっしょ。』(ザックリヨウヤク)という言葉が、この世の真理だなあと思います。突き詰めると、誰だって自分の人生を、物語を生きていて、それは自分だけのものなんだなあ、と。 最終的に、そんな簡単に解決しちゃう!?と思ってしまったので文体とも合わせて星は3。
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子供大人も芯の部分はあまり変わらない。おっちょこちょいは大人になっても変わらないように。(多少変わりますが…) 子供と継母などの関係は難しいと思う。
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子供なりの苦しみがリアルです。 だんだん大人より大人らしくなる主人公の成長がおもしろい。 そして、周りの大人が大人でも悩んでいる姿が「わかる!」って思いながら読めます。
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心の余裕がない時ってどうしても、あっちは大丈夫だよねと自分の物差しで物事を見ちゃいがちだけど、それって大丈夫と判断された方としては放置以外の何ものでもないって分かってはいるけど両立って難しいよね。 分かりやすい言葉で、簡単に読破できてしまうページ数だけど色々考えてしまう。中でも愛...
心の余裕がない時ってどうしても、あっちは大丈夫だよねと自分の物差しで物事を見ちゃいがちだけど、それって大丈夫と判断された方としては放置以外の何ものでもないって分かってはいるけど両立って難しいよね。 分かりやすい言葉で、簡単に読破できてしまうページ数だけど色々考えてしまう。中でも愛情をもって接するのと、甘やかすのは違う。 この一文。実践するのは難しいしどこまでが甘やかしなのかの線引きって意外と難しい。 児童書のようですが大人が一番読むべき。 貴方の大切な人を忙しいということを理由にしてないがしろにしていませんか? 本当にその人は「大丈夫」ですか? 貴方の勝手な基準による「大丈夫」ではありませんか? 本作では継母と子という関係でしたが、これは夫婦でも恋人でも起こりうるすれ違いです。
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20160420読了。子どもは子どもなりに大人に気を使って生きている。けど、大人がそれに気付くのはいつだって何か起きてからなんだ。
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妖怪が好きで購入した一冊。 悲しいことや辛いことがあった時に、子供達に手にとって欲しいな、と思うような温かい作品でした。 もっと幼い時に出会っていたいと思いました。 おばあちゃんが語る言葉は、どんな人間にも等しく優しく、包み込んでくれます。 妖怪ももちろん可愛いですが、家...
妖怪が好きで購入した一冊。 悲しいことや辛いことがあった時に、子供達に手にとって欲しいな、と思うような温かい作品でした。 もっと幼い時に出会っていたいと思いました。 おばあちゃんが語る言葉は、どんな人間にも等しく優しく、包み込んでくれます。 妖怪ももちろん可愛いですが、家族それぞれの心が子供にもわかりやすいように描かれていると思います。 内容はひとくくりにしてしまえば少女の成長記録ですが、読んで良かったなと思う素敵なお話でした。
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妖怪アパートは立ち読みのななめ読みでも興味が持てなかったが、こちらは書店でパッと開いたページの舞子の叫びに興味をひかれ購入。 児童書?と思ったらやはり児童書の改訂版らしく、とても読みやすかった。 筆者が健在だったなら続編も期待したのだけど、残念です。
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一人ぼっちだった女の子が幽霊と出会って変わっていくお話。 辛い描写も多いけれど、読後感は爽やかで夏休みにぴったりなお話なんじゃないかな。さらっと読めるので、ちょっと気分転換したい時にもいいかもしれない。
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