紺碧の果てを見よ の商品レビュー
大正後期~第二次世界大戦終戦までの設定で海軍将校のお兄ちゃんと彫刻家を目指す妹のお話。 中盤あたりの雪子が周りからチクチク見られてるとことか、潔癖主義とか同調主義が今より強くて、自分の意志の強い人は生きづらかったんだろうなと感じた。 友達の手紙のシーンは鷹志と一緒に泣いたし、祥鳳...
大正後期~第二次世界大戦終戦までの設定で海軍将校のお兄ちゃんと彫刻家を目指す妹のお話。 中盤あたりの雪子が周りからチクチク見られてるとことか、潔癖主義とか同調主義が今より強くて、自分の意志の強い人は生きづらかったんだろうなと感じた。 友達の手紙のシーンは鷹志と一緒に泣いたし、祥鳳が沈んだとこも涙目になった。
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負けるとわかっている戦いに自分を犠牲にする気持ちってどんななんだろうか 軍人として生きながら、生きたいと願うことに矛盾はないと信じる 国のエリートが皆死んだのはほんとうにもったいないなあ 人一人育てるコストときたら途方もないものなんだから、命を引き換えになにかを得ることは正しくな...
負けるとわかっている戦いに自分を犠牲にする気持ちってどんななんだろうか 軍人として生きながら、生きたいと願うことに矛盾はないと信じる 国のエリートが皆死んだのはほんとうにもったいないなあ 人一人育てるコストときたら途方もないものなんだから、命を引き換えになにかを得ることは正しくない 正しい誇りを持ち、正しいプライドを持ち、生きたいと願う
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良い意味でも、悪い意味でも魅力的なキャラクターが多い テンポ良くまとまっている分、 一人一人をもう少し深掘ってほしいような気がしないでもない
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傑作というには色々惜しいけど個人的にはかなり好みだったです。 特に主人公の親友である江南が格好良くも切ないよなあと、後最後に手紙の意味が分かってまたまた切なさがたまらないことになるのだった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『神の棘』は第二次大戦中のドイツを舞台にしていたが、こちらは日本の話。関東大震災から終戦までを1人の青年の目を通して描いている。 戦時中が舞台だが、描かれているのは家族や友人との絆だと感じた。軍事的な諸々の描写はやや甘いところもあるのだが、そこをツッコミ始めると主眼から逸れてしまうので取り敢えず置くw (取り敢えず主人公の海軍士官を「利根」に乗せるのは割とマニアックな選択じゃないだろうか……)
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