バカになったか、日本人 の商品レビュー
2011.6〜2014.2、週刊プレイボーイ、週プレNEWS、朝日新聞、中央公論その他に書いた原稿を1冊にまとめたもの。東日本大震災から憲法改正まで、世の中で起きていることに対して「なんで?」 著者紹介がないのは知ってる人向けだから?いきなり読んでも、立ち位置や背景がわからない...
2011.6〜2014.2、週刊プレイボーイ、週プレNEWS、朝日新聞、中央公論その他に書いた原稿を1冊にまとめたもの。東日本大震災から憲法改正まで、世の中で起きていることに対して「なんで?」 著者紹介がないのは知ってる人向けだから?いきなり読んでも、立ち位置や背景がわからないので、どう読み取るべきかが難しかったです。
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もっと辛口のコメントを期待していたので、ちょっと残念でした。「日本人がバカになったのかどうかは知りませんが、日本人が求めるのが「景気の回復」であること は確かです。」には納得しましたが。
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さっきレビューした「Go」が全く魅力のないタイトルなら、この本のタイトルは「あやや、これは買わなきゃ」と思わせます。で、衝動的に買ったら「うーん」だったかも。 活字が大きいので嫌な予感がしたんだよねえ。つまりは橋本治がいろんなところに書いたものをテーマ別に編集したものなんだけど、やはり本としてのまとまり、というかテーマが浮き上がって来ない。 僕は2012年暮れの総選挙で自民党が「大勝」した時に、まさに「バカになったか、日本人」と思ったので、そこのところ、つまり民主党から安直に自民党を選んじゃった有権者(=日本人)に焦点を当てて欲しかった、という気がします。 確かに、野党の大同団結が起きなかったのは「小沢一郎の不在」のせいだってのはその通りだと思うんだけど、それだけでいいの?とも思うんだよね。その後で書いてる「みんなの時代」は出色なのに、どうにも書物としてのまとまりがない。内容的には後半の半分だけでいいのに、とも思う。ま、橋本治、体調悪いみたいだから、無理だったのかなあ。 なんとももったいない一冊だと思いました。
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【2014_001】 今年最初の読書はこれ。橋本治という人は物事をばっさりと新しい切り口で斬ってくれるので、なんだか分かったような気になってしまうけれども、本当はそこからどうやって自分の血肉になるように思考を深めていくかが難しい。天才は難しいことをあっさりとやってしまうので、我々凡人はその難しさに気がつかないのだ。本書を読んで新しい視点を見つけたら、そこからもっと自分の言葉で考え、自分にしか見られない俯瞰図を描けるようになりたい。 具体的には震災後の日本の政治経済の迷走を憂うコラム集なのだが、第三章終わりの「世界が傾いた10年」は実に簡潔にグローバリズムの本質を突いていると思う。
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雑誌の連載記事を再編集したもの。 私にとって彼は期待値の高い作家なので、出版されたものは全て読んでやるという覚悟がある為、読んだけれど彼じゃなきゃ読まない内容の本。
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