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あかり の商品レビュー

4.2

31件のお客様レビュー

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2022/06/06

静かで穏やかな心が温まるお話。 子どもの誕生を祝ってお母さんが作ってくれた1本のろうそく。 子どもの成長の節目にお母さんがあかりをつけてくれ、ろうそくは少しずつ小さくなっていきます。 ろうそくは月明り、灯台など色々なあかりを見ては、自分もあのくらい照らせると良いのに、と思うので...

静かで穏やかな心が温まるお話。 子どもの誕生を祝ってお母さんが作ってくれた1本のろうそく。 子どもの成長の節目にお母さんがあかりをつけてくれ、ろうそくは少しずつ小さくなっていきます。 ろうそくは月明り、灯台など色々なあかりを見ては、自分もあのくらい照らせると良いのに、と思うのです。 ところが子どもにとって、このろうそくのあかりは他に代えられない特別なものだったのです。 大人が読んでしっくりくる、小さく柔らかなろうそくのあかりの温かさがじんわりと伝わってくるような素敵なお話でした。

Posted byブクログ

2022/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こちらも林木林さん。 知らずに読む。 この人のお話は、何か心に残る物がある。 あれ?と思って作者をみると... 追いかけてみたい作家さんになった。

Posted byブクログ

2022/02/16

こころが温かくなった。ろうそくの火はとても心地よくて人のこころを優しく灯してくれる存在。 最後まで女の子のこころを灯し続けてくれたろうそくはきっと幸せな一生だったんだろうなと思った。女の子も同じようにきっと幸せだったと思う。

Posted byブクログ

2021/09/26

文  林木林 絵  岡田千晶 あたらしい ろうそくが いま、 はじめて 火を つけてもらいました。 、、、この、最初の絵、マッチ棒を持った手と、柔らかな ろうそくのあかりの絵が、優しくて、素敵です。次の、見開きページの絵も、素敵。岡田千晶さんの絵は、繊細で、優しく丁寧に描か...

文  林木林 絵  岡田千晶 あたらしい ろうそくが いま、 はじめて 火を つけてもらいました。 、、、この、最初の絵、マッチ棒を持った手と、柔らかな ろうそくのあかりの絵が、優しくて、素敵です。次の、見開きページの絵も、素敵。岡田千晶さんの絵は、繊細で、優しく丁寧に描かれていきます。 うまれて はじめて てらしたのは うまれて まもない あかちゃんと、 しあわせそうに わらっている かぞく。 オレンジいろの 小さな 火が、 くらいへやを いっしょうけんめい あかるくします。 「この ろうそくはね、 この子の しあわせを ねがって わたしが つくったものなの。 こころに やさしい あかりが ともりますようにって」 おかあさんは そっと いいました。 「とっても すてきに できたから、 ずっと かざって おきたいけれど、 たいせつな夜に また 火を つけましょう」 つぎに 火を つけてもらったのは、 あかちゃんの 一さいの たんじょうびでした。 ろうそくは あかちゃんが わらうと うれしくなって、小さな 火を ゆらして ほほえむのでした。 こうして なんど このへやを やさしい あかりで つつんだことでしょう。 火を つけてもらうたび、 女の子は だんだん せいちょうして 大きくなっていきました。 ろうそくは 火を もやすたび、 すこしずつ すこしずつ 小さくなっていきました。 こんやは めずらしく、にわに つれだしてもらいました。 うれしそうに みんなの かおを てらしていると、 きゅうに かぜが ふいてきて 火が きえてしまったのです。 あたりが まっくらになった そのとき、 くもから 月が かおをだし、 にわじゅうが あかるくなりました。 みんなは うつくしい月を ながめて うっとりしています。 ろうそくにも また 火が ともりました。 けれど みのまわりしか てらせない じぶんが、 とても ちっぽけに おもえてなりませんでした。 、、、林木林さんの、美文につられて、全部 書き写しそうに、なりました。 林木林さんは、詩人でもあるそうです。美しい文章に、うっとりします。 ろうそくには、ろうそくの、思いがありますが、女の子の成長にしたがって、最初は 幸せな 時を 照らす 明かりだったのが、いつしか 辛い 時に 寄り添うあかりになっていました。 そして いつしか、ろうそくは 木箱にいれられたまま、長い間 棚の奥で すごしました。 きっと 自分が ちっぽけで 役にたたなくなったから 忘れられたのだと 思い、悲しくなってきます。 ふと きづくと、おばあさんの かおを てらしていました。 「ずっと さがしていたのよ」 おばあさんは ろうそくを しずかに みつめています。 「あなたは わたしが うまれた日に はじめて 火を つけてもらったんですって。 だから とっても おきにいりになったの。 こわかった夜も、かなしかった夜も、 あなたの あかりに まもられて、 どんなに こころづよかった ことでしょう。 くらやみを こんなに やさしく てらすことの できる あらりを、 わたしは ほかに しらないわ。 おひさまよりも、お月さまよりも、 こころの いちばん おくまで そっと とどくのよ。」 それを きいて ろうそくは うれしくなりました。 「ほんとうに ありがとう」 おばあさんが ほほえむと、 小さな 炎の まわりに、 きんいろの わが まるく かがやきました。 「わたしの ともす 小さな あかりを だいじに おもってくれる ひとがいた。 うまれてきて ほんとうに よかった」 さいごの 火が いま、しずかに きえました。 ☆ この絵本は、湊川晴斗さんの レビューを読んで、読みたい と思いました。素敵な絵本の紹介を、ありがとうございました。 ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます!  

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2021/05/26

温かいおはなし。 女の子や、母へのプレゼントによいかな。 良い日も悲しい日も照らしてくれる温かいあかり。

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2020/12/25

とても素敵な絵本に出会いました! #あかり 生まれたばかりの女の子を初めて照らすろうそくは、こどもの幸せを願ってお母さんが作ったもの!大切な日にだけ照らすろうそくは女の子の成長とともに小さくなります。 女の子が年を取りろうそくも小さくなる…これって人が長く生きるほど小さくなる...

とても素敵な絵本に出会いました! #あかり 生まれたばかりの女の子を初めて照らすろうそくは、こどもの幸せを願ってお母さんが作ったもの!大切な日にだけ照らすろうそくは女の子の成長とともに小さくなります。 女の子が年を取りろうそくも小さくなる…これって人が長く生きるほど小さくなるのと同じかもしれない〜。なんとなく人の人生ににている…、ろうそくのように私も大切な人の傍らで優しいあかりとなってひかっていたい!そんなふうに思いました。燃え尽きる最後のあかりは生命のきらめき…そう思ってしまいます。 #ろうそく#あかり

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2020/11/24

女の子の成長に寄り添って行くろうそく。 暖かいお話だ。 絵がいい。 ろうそくの暖かみが感じられる。 明日は孫娘の誕生日。 誕生日に読んでやるにはピッタリの絵本かも。

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2020/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

題名がろうそく、ではなくあかりというところがみそなのかな。 鉛筆画のような光と影を強調するような絵。 文字の色を白黒にしているのにもいみがあるのかな。 子どもを産んだからこそ分かる誰かを想う気持ち。無償の愛というやつ。 一歩手前でやめず、ろうそくの本当の最期の瞬間まで描かれていて最後のページで泣きそうになった。

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2020/09/30

「さいしょは しあわせな ときを てらす あかり だったのが、 いつしか つらい ときに よりそう あかりに なっていました。」 嬉しいときも辛いときも寄り添ってくれる、柔らかなろうそくのあかり。 そのあかりはちいさくても心の中では大きく、温かく、照らし続けてくれます。 心が...

「さいしょは しあわせな ときを てらす あかり だったのが、 いつしか つらい ときに よりそう あかりに なっていました。」 嬉しいときも辛いときも寄り添ってくれる、柔らかなろうそくのあかり。 そのあかりはちいさくても心の中では大きく、温かく、照らし続けてくれます。 心がじーんと温かくなる絵本です。

Posted byブクログ

2020/09/15

ロウソクのあかりが 心の苦しさ、寂しさを紛らすほど 暖かく照らしてくれてた、と考えると 火が持つエネルギーってスゴいと感じた 少女とロウソクは一心同体なのが伝わるオチが切なかった

Posted byブクログ