数学文章作法(推敲編) の商品レビュー
数学に限らず文章を書く際に役立ちます。本書に記載されていることが、文章内容にもしっかり適用されている点がすごいと感じました。
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第1章 読者の迷い:一本道の文章の流れを作る 第2章 推敲の基本:読者として読み返す,ずれを探して直す作業を繰り返す 第3章 語句:意味が明確に一つに定まる語句を選ぶ 第4章 文の推敲:文を短く明確にする 第5章 文章全体のバランス:分量と品質のバランスを整える 第6章 レビュー...
第1章 読者の迷い:一本道の文章の流れを作る 第2章 推敲の基本:読者として読み返す,ずれを探して直す作業を繰り返す 第3章 語句:意味が明確に一つに定まる語句を選ぶ 第4章 文の推敲:文を短く明確にする 第5章 文章全体のバランス:分量と品質のバランスを整える 第6章 レビュー:レビューの流れや注意点 第7章 推敲のコツ:限られた時間で効率的に文章を改善する 第8章 推敲を終えるとき:十分に正確で読みやすい文章ができたら 第9章 推敲のチェックリスト:まとめ
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「はじめに」にもあるように、数学に限らず文章全般に役立てられる内容です。 書いてある内容は自分が元々気をつけていたことが大半でしたが、この本自体の文章が読みやすくて勉強になりました。
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チェックリストがすごく便利。文章を書くときは、常にこのチェックリストを確認するようにしたい。チェックリストの内容がおぼろげであれば、また本書を読み返して、とことん自分の頭にすり込んでいきたい。
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文章を完成させていく中で、どこに配慮し、何を行うかということを整理して、わかりやすくまとめてくれている。 相手に『伝わる』ことを常に念頭に置き、言葉の冗長性や不足を整えていく術は、数学文章のみならず、身につけていかなければならないものと感じた。
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『数学文章作法 基礎編』の続編にあたる本。書いた文章を推敲するための方法がこと細かに書かれている。ただし目新しい情報があるわけでもなく、当たり前のことが淡々と書かれているなので、読んでいて眠くなることも。 レポート、論文を書く人向け。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
基礎編と同様に著者の主張する「読者のことを考える」という言葉に全てが集約される。 そして、この本自体が「数学文章作法」のテクニックが詰まった書籍であることで、 二重に得るものがある。 基礎編では書くことに主眼を置いていましたが、 推敲編では書きなおすことに主眼を置いています。 筆者がプログラミングが得意、ということもありその文章内容はどことなく ・リファクタリング ・保守性、可読性の高いプログラム を連想させます。 例えば ・長い文章を短くする ・語句の吟味 ・専門用語 ・著者の帽子、読者の帽子 ・レビュー は ・長いメソッドを短いメソッドに分割する ・命名重要 ・ユビキタス言語 ・実装の帽子、リファクタリングの帽子 ・コードレビュー のように連想できます。 上記のように本書の説明が一番響きやすい層は ソフトウェア開発者なのかもしれません。
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「当たり前」をこのように体系立て、人にわかりやすく説明できるということは、高いレベルでの理解が必要であり、大変な技術である。 ボリュームに比して高めの価格設定だが、筆者が長年かけて培ったノウハウの凝縮であり、エッセンスが非常にコンパクトにまとまっているということでは、冗長で分厚い...
「当たり前」をこのように体系立て、人にわかりやすく説明できるということは、高いレベルでの理解が必要であり、大変な技術である。 ボリュームに比して高めの価格設定だが、筆者が長年かけて培ったノウハウの凝縮であり、エッセンスが非常にコンパクトにまとまっているということでは、冗長で分厚い本よりも価値があるといえる。 「作業ログ」の具体例が別途Webにでも紹介されているとすごく参考になると思う。 聞いて(読んで)みれば当たり前だが、当たり前を毎回・繰り返し実行出来ているかが重要である、という、マスターキートンの誘拐回避レクチャーを思わせるような一冊。
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文章の推敲に焦点をあてたユニークな本です。 文章の分岐を無くし、読者が迷わないようにしようという指摘など、とてもよい指摘がたくさんあり、ビジネス文書や論文などを推敲する時に役に立つと思います。 しかし、文例が悪いです。 数学にこだわらず、テーマに即した文例を持ってくるべきと思い...
文章の推敲に焦点をあてたユニークな本です。 文章の分岐を無くし、読者が迷わないようにしようという指摘など、とてもよい指摘がたくさんあり、ビジネス文書や論文などを推敲する時に役に立つと思います。 しかし、文例が悪いです。 数学にこだわらず、テーマに即した文例を持ってくるべきと思いました。 また、たとえば、「の」について68ページと88ページで語っていたり、日本語として変なところがあったり、読者から反論を受けそうな部分?について「~かもしれない」とすることで、反論を封じたりしているので、かえって窮屈な印象を受けました。
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自分で書いた文章を正確で読みやすい(自分の考えを読者に正確に伝えられる)文章に書き直す方法について懇切丁寧に説明する本。<読者のことを考える>という大原則を柱に、どう推敲して文章をよくするかを解く。 わたしの学生時代は木下是雄さんの『理科系の作文技術』(中公新書)がバイブルだった...
自分で書いた文章を正確で読みやすい(自分の考えを読者に正確に伝えられる)文章に書き直す方法について懇切丁寧に説明する本。<読者のことを考える>という大原則を柱に、どう推敲して文章をよくするかを解く。 わたしの学生時代は木下是雄さんの『理科系の作文技術』(中公新書)がバイブルだったな、と思い出しつつ読もうと思う。
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