ふたりのねこ の商品レビュー
本の表紙に惹かれて買いました 黄色と黒のデザインが素敵です 切ないけどいいお話です 猫好きな人にもおすすめです
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ヒグチユウコさんの本はそのまま飾れるくらい美しいと思うものが多いけれど、本作もきれいな装丁、こだわりの感じる紙質、文章だけのページもリボンで縁取られていたり、絵本としてすごく丁寧に創られている印象を受けた。ぬいぐるみのニャンコと人間に捨てられたねこ、ふたりのお話。あたたかさと切な...
ヒグチユウコさんの本はそのまま飾れるくらい美しいと思うものが多いけれど、本作もきれいな装丁、こだわりの感じる紙質、文章だけのページもリボンで縁取られていたり、絵本としてすごく丁寧に創られている印象を受けた。ぬいぐるみのニャンコと人間に捨てられたねこ、ふたりのお話。あたたかさと切なさが共存している物語だった。
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見開きの紙がデパートの包装紙みたいで素敵だった。 子猫とぬいぐるみの猫がひと夏の間家族になった心温まるお話。
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ある夏のおわりの公園で、ぼくを覗き込む見知らぬ こねこ。 ぼくはどろだらけで、いろんなところがひりひりして、ぼっちゃんのすがたも見当たらなくて。 迷子になった ぼくはこねことぼっちゃんを探すけれど。 泣き虫のニャンコは相変わらずメソメソしてるけど、こねことニャンコのお互いを想う...
ある夏のおわりの公園で、ぼくを覗き込む見知らぬ こねこ。 ぼくはどろだらけで、いろんなところがひりひりして、ぼっちゃんのすがたも見当たらなくて。 迷子になった ぼくはこねことぼっちゃんを探すけれど。 泣き虫のニャンコは相変わらずメソメソしてるけど、こねことニャンコのお互いを想う気持ちが優しくて切ない。 もう泣くなよう。 またもや可愛くて、愛しくなる絵本。 ニャンコ、おじさんみたいで可愛いー?って思って来たけど、だんだん可愛く思えてきた。 実家に置いて来て、この間、引き取ってもらった彼、彼女たちを思い出してギュッとなる。
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ヒグチユウコ氏の絵本、初。 名前は知っているし、いろんなマーチや展示会で見かけるけど、書籍で読むのは初めて。綺麗な線と色。猫や動物たちはは服着てて、ぬいぐるみ(と犬?)は裸なの良い。少しナイーブでビターなエンドは、絵本らしからぬ読後感といつか二人が出会う未来があってもいいのでは、という優しい気持ちの芽生えにも繋がる。
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ぬいぐるみのニャンコの方が目つきが人間のようだった(むしろぬいぐるみだから?)。 ぼっちゃんのところに戻れるとは意外な展開だった。 最後にカーテンに顔を埋めて泣くニャンコが泣ける。 見開きの花に根っこまで描いてある。
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「ながいながい ねこのおかあさん」で、ヒグチユウコさんの絵をみたことがきっかけで、こちらも読んでみました!ヒグチユウコさん、結構有名で好きな方も沢山いらっしゃるんですね!この作品は、もともとバックの付録読本だったんですって…! ストーリーの方は、公園で出逢ったふたりの猫が主...
「ながいながい ねこのおかあさん」で、ヒグチユウコさんの絵をみたことがきっかけで、こちらも読んでみました!ヒグチユウコさん、結構有名で好きな方も沢山いらっしゃるんですね!この作品は、もともとバックの付録読本だったんですって…! ストーリーの方は、公園で出逢ったふたりの猫が主人公です。ひとりは、突然ひとりぼっちになってしまった猫のぬいぐるみの「ニャンコ」、もうひとりは「ニャンコ」を拾った野良猫の「ねこ」…。ふたりは、家族となり「ニャンコ」の持ち主である、ぼっちゃんを一緒に探すことにする…。一緒に過ごすうちに、ふたりはお互いにとってかけがえのない存在になるが、別れは唐突に訪れる…。 読み終えて、あったかい気持ちとちょっとさみしい気持ち…このふたりの猫ちゃんの純粋で優しい気持ちに癒されました!ヒグチユウコさんの描く猫は、リアルで可愛くってシュールな印象で癖になりそうです(*^-^*)
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月刊「MOE」の連載で初めて知った時から、その独特な世界観に魅了された「ヒグチユウコ」さんの絵本(2014年)ですが、その魅力は、おしゃれで奇抜でインテリアに出来そうなセンスの良さだけではなく、絵本としての作品の素晴らしさもあると思う。 『あの夏のおわり、 いまでもはっきり...
月刊「MOE」の連載で初めて知った時から、その独特な世界観に魅了された「ヒグチユウコ」さんの絵本(2014年)ですが、その魅力は、おしゃれで奇抜でインテリアに出来そうなセンスの良さだけではなく、絵本としての作品の素晴らしさもあると思う。 『あの夏のおわり、 いまでもはっきりと おもいだせる公園での日々』 それは、そこの茂みで倒れていた「ニャンコ」が出会った「ねこ」との、家族の日々。 ニャンコはぬいぐるみで、いつも一緒だった、「ぼっちゃん」とはぐれてしまい、その帰り方が分からず、ねこは、元々4匹きょうだいだったけれど、面倒を見切れない飼い主が一匹だけ残して、この公園に捨てられ、生まれて日も浅い彼らはバラバラになってしまった、共に独りぼっちの存在。 そんなねこの全身黒ずくめの服は、知らない人間から酷い目に合わされたことによる、不信感の表れとも感じられる中、ふたりは家族となる。 「そのおうち、さがそうよ」 「いっしょに?」 「そう、いっしょに。 だから あたしたち、かぞくよ」 紙質の異なる、柔らかく儚い見返しに描かれた、根の露出した花たちが問い掛ける。 『私たちにも生きる権利はあるのでしょうか』と。 扉絵や本編に登場するリボンには、結ばれて繋がりたい、何かに縋りたい、そんな切実さが込められており、場面毎に色鮮やかに立ち替わる背景の色は、彼らの心理描写を表しており、カーテンには始まりと終わりの意味合いを感じさせる。 タイトルの「ふたりのねこ」は、別に「二匹のねこ」でも良かったが、そうではない点や、ねこが何故人間の体型であるのかや、ぬいぐるみが何故動いて話をすることが出来るのかなどは、全く問題視していない点に、却って人間にとっては耳の痛い話なのかもしれない、それらは人間だけがこの世に我が物顔で生きている思い上がりを、そっと教えてくれているようでもあり、猫の側から、わざわざ『ふたり』と言われないと気付かない、それは猫と人間に上下関係など一切なく、共に等しくありのままに存在していることであり、同じ星で生きているもの同士として、それは当たり前のことでは無かったのか。 また本書は、そうしたメッセージだけではなく、ねことの大切な思い出に寄り添うニャンコの直向きな家族愛も心に響くものがあり、最後のカーテンを擬えたそれには、ぬいぐるみのニャンコがこうして感情を持って動くことが出来たように、それに変わって動いてくれと言っているかのような切実さが、また胸に迫り泣けてくる。 『あの夏のおわり、 いまでもはっきりと おもいだせる公園での日々』 そう、確かにそれはあったし、これからもきっと存在し続けるであろうことは、表紙カバーの両端を見ることの出来る私には分かることから、希望は、たとえ目に見えなくとも、ずっと信じ続けることが大切なんだということを、ニャンコに教えてあげたいし、それを見ることで私も生きていく励みにすることが出来る、そんな本書の丁寧な作り方は、見た目こそ奇抜なのかもしれないが、それに惑わされない内面を見ることの大切さも、私に教えてくれた。
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読み終わって せつな ほっこり ニャンコ、良かったね ねこもきっと 幸せなかぞくができているんだと信じたい ねこの表情が繊細に描かれていて、悲しみが胸に染み入るように伝わります 少しぶっきらぼうでも、多少口が悪くても いつも側にいて、悲しいときに胸元にうずくまる事ができる...
読み終わって せつな ほっこり ニャンコ、良かったね ねこもきっと 幸せなかぞくができているんだと信じたい ねこの表情が繊細に描かれていて、悲しみが胸に染み入るように伝わります 少しぶっきらぼうでも、多少口が悪くても いつも側にいて、悲しいときに胸元にうずくまる事ができる、家族の温かさ、大切さを教えてもらいました。
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11m9d イラストが細かくて繊細で素敵。 ぼっちゃんと離れ離れになってしまったニャンコのお話。ヒグチユウコさんのねこシリーズは切ないお話が多い...。
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