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学校で教えてくれない音楽 の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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2021/03/14

「音痴はない」いない、ではなく、ない。音楽とは何かという問いに対して、訳のわからないものという応えは変わらないけど、なぜか夢中になつてしまったという記録が綴られてる 音痴はないのは、音楽とは予測せずなんらかの参照基準が出来上がる過程であり、「音痴」に合わせて音楽のモードはかわる...

「音痴はない」いない、ではなく、ない。音楽とは何かという問いに対して、訳のわからないものという応えは変わらないけど、なぜか夢中になつてしまったという記録が綴られてる 音痴はないのは、音楽とは予測せずなんらかの参照基準が出来上がる過程であり、「音痴」に合わせて音楽のモードはかわるから。 この本には出てこないけど、マイルスデイビスが、超高速ソロを取るハービーハンコックのミスタッチのピアノを基準に次のソロを作っていったという、逸話にも当てはまる。マイルスは、それを決してミスとして受け取らないから次に繋げ、音楽にすることができた。 生成の音楽は、だけど高度なテクニックにも支えられている。最低限のルール、指揮から始まり、結論的にはプロの音楽家若干名入れることが必要だと冷静にも書いてある。生成の音楽に必要なプロになるためには非生成の音楽、トレーニングも必要なのだ。

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2021/01/24

想像していた内容と違った。「音痴はない」「音楽なんて、そもそも決まりがあるわけじゃないから、自分に合わせて作って仕舞えばいいわけだし…」なんて言われてもなー。大友さんでなく、そもそも岩波から出版で想像しなきゃ!

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2018/01/13

誰もが参加できる音楽の「場」を作ろうとしている著者の試みの模様(ワークショップ等)と著者の半生を簡単に振り返ったインタビューで構成された本。Phewとの鼎談が載っているところが貴重。まさか岩波新書にPhewが登場する日が来るとは、と本編とは関係ないところで感激。 本書では学校の音...

誰もが参加できる音楽の「場」を作ろうとしている著者の試みの模様(ワークショップ等)と著者の半生を簡単に振り返ったインタビューで構成された本。Phewとの鼎談が載っているところが貴重。まさか岩波新書にPhewが登場する日が来るとは、と本編とは関係ないところで感激。 本書では学校の音楽の授業について批判的に書かれているて、私も授業としての音楽は好きではなかったが、他の教科同様、いっせいに大人数に教えるのであれば、あのような方法、内容にならざるを得ないのは仕方ないな~と思った。 一方で、年に1回で良いから本書で紹介されているような、音を楽しめるワークショップが授業で取り入れられたら、学校での音楽も悪くないなと思う生徒が増えるとも思った次第。

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2017/10/10

受け入れられる部分とそうでない部分かあるなぁ。 音楽の授業について国語の授業と同じように考えれば、学校で学ぶ音楽については腑に落ちるのではないか。…と思うのだけど、これまた音楽の授業が好きで得意だった人間(私)の言うことなので、それもまた違うのかもしれない。 音楽の定義がハッ...

受け入れられる部分とそうでない部分かあるなぁ。 音楽の授業について国語の授業と同じように考えれば、学校で学ぶ音楽については腑に落ちるのではないか。…と思うのだけど、これまた音楽の授業が好きで得意だった人間(私)の言うことなので、それもまた違うのかもしれない。 音楽の定義がハッキリしないので、なんとも言えないけど ノイズもインプロも前衛もクラシックも、本当の音楽じゃないなんて言えるものはないと思うのだけど。

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2016/06/23

いわゆる「音楽」ではないアプローチで、 音を出し模索し作っていく現場の面白さ。 身体を動かすことの楽しさ、周りの人間との関係性、コミュニティの問題、教育の問題、 さまざまな要因が絡んでくる。 一般の人たちとその場で音楽を作っていくことを、 最初はやろうと思っていなかった、 むしろ...

いわゆる「音楽」ではないアプローチで、 音を出し模索し作っていく現場の面白さ。 身体を動かすことの楽しさ、周りの人間との関係性、コミュニティの問題、教育の問題、 さまざまな要因が絡んでくる。 一般の人たちとその場で音楽を作っていくことを、 最初はやろうと思っていなかった、 むしろ疑っていたり嫌がっていたり避けたかった、 というスタンスでいたと書かれていてむしろほっとした。 引き受けてからやり始めて、理解できないこと、衝突したこと、などを経験しながら、 自分の内面が動いて楽しくなっていった。 発見や驚きや刺激を受けたことで、自分のやってきた音楽も変わっていく。 始めにご立派な志ありきではなく、 やっていたらこうなった、という経過が語られていて好ましい。 最後の章は、それをもう一度ちゃんと文章としてまとめていて分かりやすかった。 文章になってしまうことで、 形が決まってしまうことの怖さをちゃんと分かっていて なお書いている、ことにも誠実さをひしひしと感じる。

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2016/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あまちゃんの音楽でも有名な大友さんが、学校での音楽教育に対して批判するとともに、どういった音楽との触れ合い方が良いのか、様々なアーティストとワークショップを開き、模索していく様子を本にしたものです。 堅苦しいものでは決してなく、むしろ自由に音楽を楽しんでいる様子はとても興味深いのですが、残念ながら本だとその音楽が伝わらないので、いまいちよくわかりませんでした(笑) 実際に、こういったワークショップに参加してみたい。

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2016/01/30

学校で「学ぶ」以上、なんらかの評価はしなければならない。そういった意味で現在学校で教えられている「体系的」な音楽はあるべきだと思う。そういった音楽を学ぶからこそ、そうでない音楽の面白さもわかるんじゃないかなあ。 で、「体系的」な音楽の学習からこぼれ落ちた人をすくうための手立てとし...

学校で「学ぶ」以上、なんらかの評価はしなければならない。そういった意味で現在学校で教えられている「体系的」な音楽はあるべきだと思う。そういった音楽を学ぶからこそ、そうでない音楽の面白さもわかるんじゃないかなあ。 で、「体系的」な音楽の学習からこぼれ落ちた人をすくうための手立てとして、本書の音楽は有効なんだろうね。理解はできないけど、共感はする。

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2015/11/29

音楽っていろいろあることに気がついた。 音を楽しめば、それでいいなら、身構えることもなさそうだ。 こんな音楽の授業を受けてみたいと思いました。

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2015/03/20

車を運転しながら何気なく聞いてたラジオ番組で、「ミュージシャンがオススメする本」として紹介されていた。 確かその日は、Jazzの日(1月22日)だったと記憶している。中身を見ずにタイトルだけで注文したので、思っていたのとは少し違う構成だったが… ”音楽”をどうとらえるか、ちょっと...

車を運転しながら何気なく聞いてたラジオ番組で、「ミュージシャンがオススメする本」として紹介されていた。 確かその日は、Jazzの日(1月22日)だったと記憶している。中身を見ずにタイトルだけで注文したので、思っていたのとは少し違う構成だったが… ”音楽”をどうとらえるか、ちょっと考えてみる機会になった。

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2015/02/15

普段、音楽が苦手とか嫌いだとか意識することはあまりないけど、無意識で上手下手の価値観を自分も持ってるかもしれない。音痴はないという言葉に若干拒絶感を感じたので、やっぱそういう価値観が植え付けられてるのかな、と思った。

Posted byブクログ