大人の男の遊び方 の商品レビュー
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あの!伊集院 静が書いた大人の男のたしなみ。 酒、人、ゴルフ、ギャンブル、カジノ、麻雀。 売れっ子作家ならではの体験から所感を語る。 (時間と金に縛られる会社員には経験しづらいからこそ読む価値がある) 夏目雅子が惚れた男。知性と才能があり落ち着いた大人の男。伊集院 静。 ちったぁ大人の男のたしなみを身に付けたいお年頃の私は この本の前を素通り出来ませんでした。 帯には「一流の遊びをしてこそ、一流の生き方ができる」とあります。 更に「金を得ても一流にはなれない。一流は金で買えないから」だとか、 「酔い心地を楽しめるようになれば、大人の男の酒はレベルが少し上がる」とか、 「“遊び人”とはヤセガマンの権化のようだ」とあります。 “一流とは金じゃねぇ、知識と気構えじゃい!”と自信をもらった気分です。 でも遊ぶ以上、いつもオケラではハナシになりませぬが。。。 現代版 池波正太郎「男の作法」を期待させました。 “男の作法とは人に迷惑を掛けないこと。” “初めての寿司屋や天婦羅屋に入ったときはテーブル席若しくは隅の席に座るべし。 何故ならカウンターは大抵常連の席だからである。” ―「男の作法」池波正太郎 「大人のマナー」「生き方」「世渡りの極意」「世間」 「男と女の勘違い」「家族の絆」「食通の流儀」などが学べれば良いなと。 さて肝心の内容ですが、正直期待が大き過ぎました。 ま、1,000円だったし。。。しょうがないか。 でもまてよ。このサラリと、押しつげがましくないところが伊集院静の魅力なのか? 自ら本著を「退屈しのぎにでも」と言ってるくらいだし。 と思い直したくなりますが、本当に退屈しのぎでした。 でも酒の飲み方は参考になりました。 酒は酔い心地を楽しむもの。仲間との酒はゆるめの会がよろしい。 独り酒は人間観察と一流を経験した方が良い、などなど。 また、目上の方との酒は気ばかり使うけど学ぶことも多い、や 女を前提としていないお嬢さん(対極は芸者・ホステス・女芸人、女子アナetc.)と飲む酒は 「気」「金」を遣い酔ってはいけないからやめるべきだねとか。 また特殊な場の酒は酔うほどに飲むものではない。当り前だけどたまに酔う人いますよね。 酒乱はどこか醒めてる(=酔えば大半は寝るハズ)て指摘も面白かったですね。 成程という話もありましたが、 白洲次郎の“ゴルフはPLAY FAST”だとか、 淀川長治が永六輔に言った“身銭で一流を経験せよ”だとか、既知の話もあり、 出自は同じかも知れませんが行き着く処は同じなのかなと思いました。
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飲み屋でのおじさんの良い種類のつぶやきをまとめた本。麻雀の部分は、ルール解説なのでこの本の対象読者にはいらないのかなとは思う。
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徳光さんがミスターに神宮球場近くの蕎麦屋さんを案内するくだりで爆笑してしまいました。さすがミスター。 全体的にはマージャン、ギャンブル、ゴルフの話。 うーん、大人の男にはなれないな。
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