いま見てはいけない の商品レビュー
これはもう一読くらいしたい感じ。タイトルのダブルミーニングとか、皮肉でひねった結末とか。「十字架の道」のような群像劇は相変わらず好き。デュモーリアっぽいのは、表題作と、「ボーダーライン」かな。
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『レベッカ』『鳥』で有名なデュ・モーリアの短編集。短編と言うにはやや長いものばかりだが……。 デュ・モーリアの持つ不穏な感覚が堪能出来る1冊。表題作を始め、心理小説ともミステリともつかない作品がざわざわと読者の心を刺激している。中でも『ボーダーライン』は秀逸。
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誰が正しいのか、誰を信用していいのか、自分の見たものを信じていいのか、足元の地面がぐらぐらするような不安感がたまりません。。。 「いま見てはいけない」が一番よく出来てる気がする。 解説は、デュ・モーリア作品と映画との関連をきちんと語っていて親切だと思う。
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映画『赤い影』の原作となった表題作をはじめ、日常を歪める不条理あり、意外な結末あり、天性の語り手である著者の才能を遺憾なく発揮した作品五編を収める粒選りの短編集。
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