舎人の部屋 の商品レビュー
さて、舎人の部屋。まさか舎人にまた会えるとは思いもよらなかった。 前回、浄夜で強烈な存在感を見せつけた舎人。実在する人物なのか、それとも宮島弥生が生み出した虚構なのか。 その舎人が今作では所狭しと大活躍してくれる。それにしてもこの作品を読み上げるには時間がかかってしまっ...
さて、舎人の部屋。まさか舎人にまた会えるとは思いもよらなかった。 前回、浄夜で強烈な存在感を見せつけた舎人。実在する人物なのか、それとも宮島弥生が生み出した虚構なのか。 その舎人が今作では所狭しと大活躍してくれる。それにしてもこの作品を読み上げるには時間がかかってしまった。トータル309ページではあるが、ほとんどのページには空白がなく、文字でビッシリと埋め尽くされている。 浄夜のラストでは、あぁ、舎人は本当は実在する人物なんだなと思わせるものだったが、今回はそれを打ち消すようなラスト。 実在する人物でも、虚構でも正直どちらでもいいんです。舎人自体が実に面白い。今回も舎人のMっぷりを堪能させていただいた。 面白いか面白くないか。ほとんどの人は面白くないと感じてしまうだろうこの作品。好きか嫌いかと言ったらどうだろう?⭐︎は3つだが、私は好きだな。 もう舎人に会うことはないだろうが、花村萬月の気が向いたらまた会える日も来るだろうかと期待して。
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ぎゃー。貴人に仕える舎人視点の平安時代小説かと思ったら、ドM舎人君の優雅で華麗な日常だった!(オチは別で)
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