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怪しい店 の商品レビュー

3.5

78件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

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2016/02/15

文庫化まで待ちたかったのに、ドラマ化に煽られ購入。 〈店〉にまつわるミステリを編んだ短編集。 「暗い宿」の姉妹編とも言えるかもしれないと作者本人が言うように、読んでいると「暗い宿」を思い起こさせる。 ・古物の魔 ・燈火堂の奇禍 ・ショーウィンドウを砕く ・潮騒理髪店 ・怪しい店...

文庫化まで待ちたかったのに、ドラマ化に煽られ購入。 〈店〉にまつわるミステリを編んだ短編集。 「暗い宿」の姉妹編とも言えるかもしれないと作者本人が言うように、読んでいると「暗い宿」を思い起こさせる。 ・古物の魔 ・燈火堂の奇禍 ・ショーウィンドウを砕く ・潮騒理髪店 ・怪しい店 5篇。 短編はメリハリが効いていて読みやすく面白い。 テーマが決まっているのも楽しみのひとつ。 どれも面白かったが、物足りなさを感じるものもあったので、総評としては☆×3.8くらいか。

Posted byブクログ

2016/02/09

テレビドラマが面白かったので、原作に手を出してみた。 でも、テレビドラマの斎藤工さん役の火村准教授と、原作の火村准教授は、ちょっとイメージと違った。 まあ、どちらも個性があって面白いけど。 ワトソン役が、有栖川有栖本人なので、内田康夫の浅見光彦シリーズを思い出す。 この作品は...

テレビドラマが面白かったので、原作に手を出してみた。 でも、テレビドラマの斎藤工さん役の火村准教授と、原作の火村准教授は、ちょっとイメージと違った。 まあ、どちらも個性があって面白いけど。 ワトソン役が、有栖川有栖本人なので、内田康夫の浅見光彦シリーズを思い出す。 この作品は、「店」の話を集めた短編集。 古物の魔が、なんとなく読みづらく感じたが、あとは、スイスイ読めたかな。 特に、潮騒理髪店が気に入った。 別れについて、火村准教授が語る言葉は、心に響いた。そーだよな。。と、しんみり。 そして、あんな技術の持ち主が、その技術を披露する場をなくしてしまうというのは、勿体無いと、読みながら思う。 怪しい店は、自分がその手の勉強をしたので、その店の需要がわかっており、そこに通っていた人々の心情が理解できたが、被害者のやり方には、読みながら腹が立ってしまい、自業自得的な感情が生まれた。 全体を通して、結構面白かった。

Posted byブクログ

2016/02/02

火村シリーズの短篇は、「おっ」と思わせるひねりだけでなく、やっぱりキャラ勝利だよな~と…… 火村センセとアリスの二人がいれば、とりあえず喜んでしまうわ…… 女優さんの具体名、面白過ぎるからヤメテwww

Posted byブクログ

2016/02/01

おもしろかった! どれも読みやすい短編。アリスは最初からのような気もするけど、火村もだんだん人間味がよく見えるようになってきたなあ。店というテーマがあるからか、日常を描く部分も楽しい一冊。

Posted byブクログ

2016/01/26

タイトルのとおり、店をメインにした中短編集。発売当初に買って温存してしまった。不思議なタイトルだなと思いつつ『暗い宿』を連想したがそのとおりだったらしいことにちょっと嬉しくなった。全編大阪府警。 アリス軸で火村が事件を解決する話2編、ちょっとした日常で想像する謎解き2編、犯人視...

タイトルのとおり、店をメインにした中短編集。発売当初に買って温存してしまった。不思議なタイトルだなと思いつつ『暗い宿』を連想したがそのとおりだったらしいことにちょっと嬉しくなった。全編大阪府警。 アリス軸で火村が事件を解決する話2編、ちょっとした日常で想像する謎解き2編、犯人視点が1編とさらりと読める一冊。 『潮騒理髪店』はなんて理想的なお店でもったいないなぁとしみじみしてしまった一方で、『怪しい店』にでてくる「みみや」のなんと恐ろしいことか。「みみや」が何か書くのはなんだか未読の方にもったいないので省くが、人は善意も悪意も隠し持っているのだな、とつくづく感じた。そういう点では『古物の魔』の「店」としての理念がしっかりと根付いているものこそ良いなぁ、などとミステリ以外であれこれ考えてしまった。謎解き云々より、店、物、人の関係性を描いた連作小説として読んでいたかもしれない。 人と物は呼んで呼ばれて結ばれる、私は今回もこの本に出会えて良かったと思う。

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2016/01/23

昨年出た作家アリスシリーズの1冊。このシリーズの中でも特に好きな本のうちの一つかも。怪しい店をテーマにした短編が5つ。 古物商の話もいいし、「潮騒理髪店」は床屋に行きたくなった(笑)。「ショーウィンドウを砕く」は犯人側の視点から語られてて、新鮮だった。実際、犯行を犯す側からすると...

昨年出た作家アリスシリーズの1冊。このシリーズの中でも特に好きな本のうちの一つかも。怪しい店をテーマにした短編が5つ。 古物商の話もいいし、「潮騒理髪店」は床屋に行きたくなった(笑)。「ショーウィンドウを砕く」は犯人側の視点から語られてて、新鮮だった。実際、犯行を犯す側からすると、完全犯罪にしようとしてもいっぱいミスがあるんだろうな~とか、これ読んで納得。

Posted byブクログ

2016/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

火村先生と思考がリンクできて楽しい。昔と変わらない楽しみ方ができるなぁ~としみじみ。 火村先生の日常が見れて新鮮でした。 他の作品も読んでみようと思った。

Posted byブクログ

2016/01/09

作家アリスシリーズは久しぶりに読みました。 こんな語り口が軽かったっけ!?とびっくり。 あと、コマチ刑事が出てきてから何作か読んでいないみたいで彼女のキャラが記憶とちょっと違いました。 (前はつんけんした女性だったような)

Posted byブクログ

2015/12/02

「店」を舞台にしたミステリー。 切ないもの、ほのぼのしたもの、ゾクッとするもの、様々なテイストを楽しめた。 相変わらず容赦のない火村と、謙虚で自虐的なアリスのバランスが良い。 個人的には「ショーウィンドーを砕く」「潮騒理髪店」が印象的だった。

Posted byブクログ

2015/09/30

火村アリスシリーズ。 今回はタイトル通り、様々な店を舞台にした短編集です。「暗い宿」が宿を舞台にしてる短編ということで今回は「店」なんだとか。宿の方は未読なので今度読んでみたいと思います。 で。 まあいつも通りのすっきりと読める一冊。大がかりなトリックとかそういう感じでもないし...

火村アリスシリーズ。 今回はタイトル通り、様々な店を舞台にした短編集です。「暗い宿」が宿を舞台にしてる短編ということで今回は「店」なんだとか。宿の方は未読なので今度読んでみたいと思います。 で。 まあいつも通りのすっきりと読める一冊。大がかりなトリックとかそういう感じでもないし、話によってはいわゆる「日常の謎」だったりもしますし。ていうかこのシリーズで日常の謎って初めて読んだかもしれない。 なんとなくサクッと読めるミステリミステリした短編集って疲れてる時にちょこっとだけ癒される。自分だけかもしれませんが。

Posted byブクログ