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日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか の商品レビュー

4.5

81件のお客様レビュー

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2016/02/23

憲法、沖縄など、 アメリカの従属国である日本 ただの言いなりなのか、それすら戦略なのか 戦後史の正体 と併せて読むと良さそう

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2016/02/19

沖縄の基地問題、福島の原発問題、安保村の問題は、すべてアメリカとの約束がその根底にある。 沖縄の問題に関しては、以前読んだ「本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」」をより分かりやすく書いてあり、一読するべきである。 安保村の問題については、条文が多く出てきて少し難解だった。勉強...

沖縄の基地問題、福島の原発問題、安保村の問題は、すべてアメリカとの約束がその根底にある。 沖縄の問題に関しては、以前読んだ「本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」」をより分かりやすく書いてあり、一読するべきである。 安保村の問題については、条文が多く出てきて少し難解だった。勉強してから再読したいと思う。 基地問題についてだけでも、暗澹たる気持ちになるのだが、原発問題でも驚かされた。 そこには「日米地位協定」同様、「日米原子力協定」という大きな壁が横たわっているのだ。 その「条文をくわしく分析した専門家に言わせると、アメリカ側の了承なしに日本側で決めていいのは電気料金だけだそう」。 あまりにもひどい話だが、今までの政府の対応を見ていると、うなずける。 また、国連において日本は、世界でただ一国だけの「敵国」という国際法上最下位の地位だという。 日本は、インテグリティを維持し、しっかりとそれを態度で示して、アメリカからの独立を目指してほしいと思う。 戦後の米軍駐留について、天皇陛下とその側近が自ら望んだと著者はいうが、その前提で著者はアメリカ軍の撤退をするための方策を提示している。 フィリピンやドイツを見習い、占領状態を脱してほしいと思う。

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2016/02/15

図書館で予約、1年以上待って、ようやく手元に来ました。 (人気の本ですね。) 興味ナイ方には何の意味もない本かもしれませんが、この題名を見て興味を持った方には、是非オススメな本です。

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2016/01/31

敬愛するY医師が、2015年のベストとして紹介してくれた本でした。地球の温暖化、異常気象との関連から、また化石燃料依存による実質的な国家としての非独立性からの脱却の視点で、原子力発電については一時的には擁護したい、とする私の立場を強烈に批判されて、勧めてくれた本でした。 本日を...

敬愛するY医師が、2015年のベストとして紹介してくれた本でした。地球の温暖化、異常気象との関連から、また化石燃料依存による実質的な国家としての非独立性からの脱却の視点で、原子力発電については一時的には擁護したい、とする私の立場を強烈に批判されて、勧めてくれた本でした。 本日を持ち、これまでの自分の不明を恥じ入り、明確に自分の変節を認め、原発擁護の立場を完全に放棄します。原発及び、国内の米国駐留を撤廃を目標とした、研究を始めることといたします。Y医師に心からの感謝いたします。

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2016/01/16

うっすらと感じるけれど、見ないことにしよう、気づかないことにしよう、と思っていたことを、ちゃんと考えないといけないよ、と目の前に並べられた気がする。私は敗戦国に生きていて、経済的発展と引き換えに、失い、遠ざけられているものがたくさんあるのだ。 もっと知らなければ。

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2016/10/31

「知らない平穏よりも知る悲しみのある人生の方が高級だ」 大きな謎を解くための旅に出るきっかけとなる一冊! 【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】 https://www.lib.city.kobe.jp/opac/opacs/find_detailboo...

「知らない平穏よりも知る悲しみのある人生の方が高級だ」 大きな謎を解くための旅に出るきっかけとなる一冊! 【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】 https://www.lib.city.kobe.jp/opac/opacs/find_detailbook?kobeid=CT%3A7200183292&mode=one_line&pvolid=PV%3A7200409642&type=CtlgBook

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2016/01/02

先般話題となっている「憲法9条」や「集団的自衛権」の問題。マスコミや書籍で様々な議論があるが、ほとんどは極端な立場をとった意見であり、初心者にはわかりにくいと感じていた。本書は歴史的事実に基づいた中立的な考察がなされており、初心者にもスッと入ってくる内容となっている。この一冊を読...

先般話題となっている「憲法9条」や「集団的自衛権」の問題。マスコミや書籍で様々な議論があるが、ほとんどは極端な立場をとった意見であり、初心者にはわかりにくいと感じていた。本書は歴史的事実に基づいた中立的な考察がなされており、初心者にもスッと入ってくる内容となっている。この一冊を読んだ後から、メディアの情報が噛み砕かれ、スッと頭に入ってくるようになった。憲法9条問題を考える前にまず読みたい一冊である。

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2015/12/26

もし、アメリカに背いたら、忠誠を誓っている(アメリカに操られている)役人や政治家は命を奪われるのかな?もし現代でそんなことが起こるのなら、現実と物語との境のない社会を我々は生きていることになる。そうでないのなら、直ちに法治国家への戦いを始めるべきである。自民党とか民主党とかに分か...

もし、アメリカに背いたら、忠誠を誓っている(アメリカに操られている)役人や政治家は命を奪われるのかな?もし現代でそんなことが起こるのなら、現実と物語との境のない社会を我々は生きていることになる。そうでないのなら、直ちに法治国家への戦いを始めるべきである。自民党とか民主党とかに分かれている場合ではない。祖国を思う心に双方で違いはないはずだからだ。今のところはそんな印象。

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2015/12/20

この本は戦後史の正体の兄弟本に当たります、特に日本とアメリカの占領期からサンフランシスコ講和条約における国連憲章、敵国条項、日米安保法案、日米地位協定、 日米原子力協定、日本国憲法の成り立ちとその関係を明らかにするアプローチにより 「基地」と『原発」が止められない理由を明らかにし...

この本は戦後史の正体の兄弟本に当たります、特に日本とアメリカの占領期からサンフランシスコ講和条約における国連憲章、敵国条項、日米安保法案、日米地位協定、 日米原子力協定、日本国憲法の成り立ちとその関係を明らかにするアプローチにより 「基地」と『原発」が止められない理由を明らかにしている良書です。

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2015/12/17

米軍基地と原発についての問題点の洗い出し。 本書で書かれているのと全く同じ構図が、TPPにもみられると思う。 各論については、バイアスがかかった意見だなとは思ったが、憲法より上位の概念として、条約、なかでも日米同盟および戦後政府自民党、および外務省がいろいろなかたちで結んできた...

米軍基地と原発についての問題点の洗い出し。 本書で書かれているのと全く同じ構図が、TPPにもみられると思う。 各論については、バイアスがかかった意見だなとは思ったが、憲法より上位の概念として、条約、なかでも日米同盟および戦後政府自民党、および外務省がいろいろなかたちで結んできた密約があるという指摘は、なかなか面白かった。 そして、それらを成立させるために、現在の日本国憲法にはいろいろな抜け道が残されている。 戦後日本の政府、そして天皇、さらには占領軍が発出した法律、声明等の原文が日本語ではなく英(米)語で作られているのは、そのひとつの証拠。 ここで思い出すのは、つい直近、某大臣が言い放ったTPP合意文書の原文は英語であるという言葉。 これは、まさに、日本国憲法、そして、日米安保、日米原子力協定に共通しているポイントではないだろうか。 原子力村、防衛利権村、そして、新たに作られようとしているTPP村。 これらを結びつけているのは、すべてはアメリカのために という言葉になるのかな。

Posted byブクログ