京のキリシタン史跡を巡る の商品レビュー
著者はキリシタン研究で著名な牧師。キリシタン遺跡に特化した観光案内という感じの一冊。京都におけるキリスト教史にも触れることができて、色々と勉強になった。
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京都がキリスタンにとっての聖地であるとは全く想像もしないことでした。26聖人の捕縛・受難の場だっただけでなく、元和の大殉教において52人が処刑されたという六条河原など多くの記念すべき場所があるのですね。そして500年前の日本人女性のマザー・テレサたちが多く京都で活躍したとのこと。一度巡ってみたいものです。それにしても戦争中の銅の供出命令に際して、仏教の妙心寺春光院の住職川上史朗師がクリスチャンのために守るべきであると毅然とした態度で、寺に伝わっていたキリスト教の記念である「南蛮寺の鐘」を守り、別の仏教の大切な備品を供出したという逸話は感動的です。私たちも見習いたいものだと痛感します。
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ありそうでなかった京の都のキリシタン史を一冊にまとめてあります。内容はごくサラっとですが。 カラーの写真でわかりやすく、史跡巡りのお供に利用させて戴いてます。
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