吉本隆明の経済学 の商品レビュー
間に挟まれる吉本隆明の公演や文章は様々な年代から取られているので文体も何も全然違っているし、バブルの頃の評論はちょっと違うんじゃねえかみたいに思う。でもこれは、たぶん、頭のマッサージなんだよね。言うならば、なんか、その、ジャマイカのDJみたいな。もうつなぎの技術なんかなしでぶつっ...
間に挟まれる吉本隆明の公演や文章は様々な年代から取られているので文体も何も全然違っているし、バブルの頃の評論はちょっと違うんじゃねえかみたいに思う。でもこれは、たぶん、頭のマッサージなんだよね。言うならば、なんか、その、ジャマイカのDJみたいな。もうつなぎの技術なんかなしでぶつってぶった切って次の曲にみたいな。それで、詩的な経済学の話をするんだけど、(ここは中沢新一の書いているところ)ここが、とってもよかった。それで、この最後の章に至る過程として吉本隆明部分はやっぱ必要だったかなって気がします。言語にとって美とはなにか?を思わず読んでみようかなと思うくらい。でもたぶん読まないな。高橋源一郎でいいや。ということで、他の人の評価が低いことに驚いた。最良の中沢新一ではないことはわかるけど。
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