3時のアッコちゃん の商品レビュー

柚木麻子(著者)

2024/02/04

前作と変わらず、突き進むアッコさんが悩める女子の背中を押していました。一貫性のあるアッコさんの描写が読んでいて気持ちいいです。
ただ、前作の方がより楽しかったかな。

2022/04/01

完全にアッコちゃんシリーズにハマり、読了後、すぐに読み返したほどです。良い時間が過ごせた！
今回もアッコさんは、やりたい事を自由にやっているようで、困っている人達が放っておけず、美味しい食べ物で沢山の人達を救っていきます。

二話目のメトロのアッコちゃんがとても好きでした。
「暗闇に青い光をともす仕事がしたい。どうせ仕事しなきゃいけないんだったら、誰かの役に立ちたいの」
アッコさんが明海に発した言葉は、とても優しくて強いものでした。
要領が悪くて仕事が出来ず、自信がなくて自分で決める事の出来なかった明海が、クビを覚悟に困ってる人を助けようと動き出す姿がカッコ良かったです！
弱くても、自分らしく生きていける場所は必ずあるし、誰かを救うことが出来るのだと勇気をもらいました。

最後の梅田駅アンダーワールドでは、就活していた当時の自分と重ねてしまいました。
あの時、この本と出会っていたら、もっと柔軟に将来を考えられたのかなと感じました。
やっぱり本を読むのは大事だな！

アッコちゃんシリーズでは、アッコさんが登場しない回もあるけど、物語の何処かに必ずアッコさんに関連する人やお店が出てきます。
そんな柚木さんの細やかな工夫が、人々は皆、何処かで繋がっているんだと感じれて好きです。

2022/03/29

ランチのアッコちゃんで柚木麻子さんの本に出会い
『面白い!』とはまった〜
敦子女史の気持ち良い程の潔さや温かさ、面倒見が良い所、人間ウオッチングの鋭さ、兎に角笑える！

生きていく上で人とのご縁が何よりの財産と私も思っているので共感出来る。

2022/03/04

読後感のスッキリ感を味わいたくて、アッコちゃんシリーズ第二弾を読むことに。

今回も短編集で、最初の2話はアッコちゃんが活躍。

アッコちゃんみたいな人はいそうでいなさそうで、こんな人がいて出会うことができたら自分はもっと輝けるんじゃないか、というような夢を見させてくれる作品。

1話目のアフターヌーンティーのケータリングが美味しそうで、あったら試してみたい。ホテルの3段トレーの豪華なものじゃなくて、イギリスで日常的に楽しまれているものも魅力的。

ストーリー自体は2話目が好きでした。3話目は、昔住んでいた町が舞台だったので、懐かしくてそれだけで面白かったです。

またそのうち第三弾も読もうと思います。

2022/02/07

70代が読むには少し若すぎる気がします。今の現実はこんなのかな？誰だって楽しいこと 辛い事有ると思う この本との出会いでリフレッシュしてほしい。アッコさんの生き方 背中を押してくれる様な人に巡り会いますように。

2022/01/30

すごい面白かった。
柚木麻子さん、はまりそう。
惹かれたのは、アッコさんの話。
近くに置いておきたい物語だと思った。
スムージー、素敵やな、と思ったり。想像力、大切やな、と思ったり。
柚木麻子さんをとりあえず何冊か読んでみる。

2022/01/24

良かったですが、「ランチのアッコちゃん」には負けていました。
少し内容が薄かった気がします。
でも、働き女子の悩みがすごく共感できて元気をもらえる1冊です！
また、生きづらい社会で疲れてしまった心にもピッタリです！

第4話「梅田駅のアンダーワールド」は、梅田駅の広さと迷路のような創りに焦る気持ちがすごく共感できました笑

2021/12/09

全編アッコさんなら★4つなんだけどな

イライラします
こっちはもうアッコさんのことは良くわかってるのでイライラします
黙ってアッコさんの言うこと聞いてれば間違いないから！と
でもねただ言われたことになんの疑問も持たずに従うような人はアッコさんに相手にもされないんじゃないかな？とも思うのです

2021/10/13

　四篇のうち、アッコさんの登場する前半二篇は面白かった。
　前作に続き読後感が良く、相変わらず出てくる飲食物がどれも美味しそう。前作読了後は早速ポトフを作ったが、今作ではスコーンとクロテッドクリームとウバを買わなくちゃと思っている。

　出張アフタヌーンティー付き会議だなんて素直に羨ましいなあと思う。が、コンビニ程度の金額で呼べて(アッコさんの申し出とは言え)、煮詰まってた会議が動き出し、彼氏に感じていた不満も実は愛されているが故と分かり、全てが好転していく……うーん今回もドリーミィ。
　困り事が次々に解決するから胸がすくし、明るくハッピーな読後感に繋がるんだろうけど、歳のせいか夢見がちな少女小説を読んでいるような気恥ずかしさをちょっと感じるんだよな。多くの読者に「ご都合主義が過ぎる」と冷めさせないギリギリの線で留まっているという意味では上手いなあと思うけど。

　後半二篇はピンとこなかった。イノシシの話はまとまっておらず展開が強引、梅田の話は書きたい事は分かるけどポイントが絞りきれず散漫な印象。
　一冊の本としては、アッコさんを期待したのにバーターでイノシシ登場のガッカリ感で星3。
　どうでもいいけどアッコさんは天海祐希のイメージで読んでます。

2021/10/11

一作目に続き、悩めるサラリーマンがたくさん出てくる。
今回は毎話主人公が違って、アッコさんもしっかり登場する時もあればカメオ出演？のようなときも。
でもこれくらいのゆるいシリーズ感は好き。

最後みんなちょっと幸せになるのは前作と一緒。
読後感がいいので寝る前に読むのにぴったりでした。寝る前に重い話読むと眠れないんだよね…