サウスバウンド の商品レビュー
想像通り面白かった。 父親のアナーキーなところも、主人公の常識的なところも。 学校とか同級生たちとの日常の話が面白くて、最後まで楽しんで読めた。 父親の思想は今の世の頭がお花畑の人とはちょっと違うとは思ったけど、こういう考えはないだろうと思うなぁ。
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父は国家権力が大嫌い。どうやらその筋では有名な元過激派で、学校なんて行くなと言ったり、担任の先生にからんだり、とにかくムチャクチャだ。そんな父が突然、沖縄・西表島に移住すると言い出し、その先でも大騒動に。父はやっぱり変人なのか? それとも勇者? 家族の絆、仲間の絆を描いた傑作長編...
父は国家権力が大嫌い。どうやらその筋では有名な元過激派で、学校なんて行くなと言ったり、担任の先生にからんだり、とにかくムチャクチャだ。そんな父が突然、沖縄・西表島に移住すると言い出し、その先でも大騒動に。父はやっぱり変人なのか? それとも勇者? 家族の絆、仲間の絆を描いた傑作長編。
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奥田英朗さんの話はとにかく勢いがあって長編なのにあっという間に読み終えてしまう。 破天荒でワケがわからない国家権力が大嫌いな反社会主義?の父親に振り回される家族(妻であるさくらは正確には違うんだけども)の話なんだけどとにかくこの父親がすごい。 わけがわからなすぎて、それなのに途中...
奥田英朗さんの話はとにかく勢いがあって長編なのにあっという間に読み終えてしまう。 破天荒でワケがわからない国家権力が大嫌いな反社会主義?の父親に振り回される家族(妻であるさくらは正確には違うんだけども)の話なんだけどとにかくこの父親がすごい。 わけがわからなすぎて、それなのに途中からものすごくかっこよく見えてきちゃうんだからすごい。 これは違うと思ったら戦え。負けてもいいから戦え。人と違っていてもいい。孤独を恐れるな。理解者は必ずいる。 違うと思っても色んなことを考えて我慢するのが当たり前、争うのが大変だから我慢しよう、そういうのも大事だとは思うけど 譲れない何かのために怒って戦える、そういう大人って最高にかっこいい。
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665ページ。非常に長く、父親が元過激派で国家、組織との関わりを一切拒絶しているという設定があるも、あまりそのテーマと関係ないような話がちりばめられている。1部の登場人物は、2部ではほとんど絡んでこないので、もっと短くて良かったんじゃないかと思う。2部の何もない島で時給自足の暮ら...
665ページ。非常に長く、父親が元過激派で国家、組織との関わりを一切拒絶しているという設定があるも、あまりそのテーマと関係ないような話がちりばめられている。1部の登場人物は、2部ではほとんど絡んでこないので、もっと短くて良かったんじゃないかと思う。2部の何もない島で時給自足の暮らしを楽しそうに始めるあたりは良かったが、結局続かない。これだけの長編なら他に面白いのが五万とあるな(少年の成長ものなら次郎物語が100倍面白い)ということで星二つ。
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元過激派の父を持つ都会っ子上原二郎が主人公。まあなんだかんだあって南の島に移り住むのだが、そこでも父は騒動を起こし。。。 元過激派というところに重点を置いていて、そこら辺の描写はそこそこまともなのだろうが、こう学校やその他の描写に固定観念というか作者の思い込みのような描かれ方が...
元過激派の父を持つ都会っ子上原二郎が主人公。まあなんだかんだあって南の島に移り住むのだが、そこでも父は騒動を起こし。。。 元過激派というところに重点を置いていて、そこら辺の描写はそこそこまともなのだろうが、こう学校やその他の描写に固定観念というか作者の思い込みのような描かれ方がされていてそこら辺がとにかく気になる。 まあ父の行動は反国家なので一貫しているが終始なんだかなぁで終わった印象
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元過激派の両親を持つ小学生上原次郎。常識なんてぶっとばせ!こんな父親がいたら子供としては、困った事になるけれど、こんな大人がいたらカッコイイな~。と思える素敵な夫婦と家族のお話です。
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元運動家を父に持つ少年の成長記録。父の言動に問題があるけれど一本筋は通ってる考え方ではあるけれど、あまり反社会的すぎて賛同できない。思ってたのと全然違う話でぶっ飛びすぎて、あまり楽しめなかった。
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