かかわり方のまなび方 の商品レビュー
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自分が人と関わっていく時に どのような感覚が頼りになるのか 指針を模索したようなこの本は 人と関わる時の手がかりになると思う 自然とテンションが上がる 人と関わることを やってみようという気になる 仕事について語ってきたこのシリーズで 自分の働き方は、在り方へと視点がずれたように思う 人と関わる時 どこに耳を澄ませるのか どこを見るのか 何を考えて 何を感じるのか 人と関わるというのは なんて深くて 豊かなものであるだろう 誰かに何かを教えている時に 語りを聞くときに 何とも言うことの出来ないものに出会うことがある 心の交流とでもいえばいいのか 交歓とでもいえばいいのか そういうもの あれは、そういうことだったのかと思う
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脚注部分の段組みもあり、文庫本で文字が小さくて、少し読みづらかった。けれど、それを乗り越えて読む価値のある本だったと思う。ここで言うファシリテーションは、小手先の技術じゃなくて、人として人とのかかわり方なんだ、といういろいろな考察に腹落ちした。あ~、だからかぁ…って。
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かかわり方なんだけど、どんな仕事の人にも通じるものがある。 やり方の前にあり方があるという再確認。 最近、保育者も質とか技術の向上とか言われるけど、保育者自身のあり方がまず大事だよなと改めておもいました。 どんな職業にも言えると思います。 インタビューされている人も、業界のおもしろい人たち。 初々しくあることの大切さも今の私にはぐっときた。
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木1課題図書。 ミーティングファシリテーション入門(青木将幸)と合わせて読んだ。 インタビュー集のあとの3人の見え方「わたしはあなたではない」がとても最近もやもやしていたこととシンクロして面白かった。 ー「やり方」の奥には「あり方」があったわけです。そこがなによりも違うんだなと。働き方方面から掘っていた穴と かかわり方(ワークショップとかそのファシリテーション)方面から掘っていた穴がそこで貫通します。 ー他人と違うやり方がどこから生まれているかというと、その端緒は本人の実感にある。小さな違和感をスルーしないで、「なんだろう?」と確かめたり、納得がいくまで握力を弱めなかった結果として、やり方も変わっているし、その先の成果も生まれている。
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一人一人との対談を丁寧に分析していて、その視点が非常に参考になった。ファシリテーター ワークショップというふわふわしていてわからないものをこうやって分析して形にして行くのかと考えさせられた。
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とてもていねいで読みやすい西村さんの本をもう1冊読んでみました。今回は「かかわり方のまなび方」。日々コミュニケーションをする中で誰かと関わっているその関わり方について、よく考えていて参考になる箇所は多かったです。印象に残ったのは最後の土壌シードバンクの話。どんな土でも環境が整えば...
とてもていねいで読みやすい西村さんの本をもう1冊読んでみました。今回は「かかわり方のまなび方」。日々コミュニケーションをする中で誰かと関わっているその関わり方について、よく考えていて参考になる箇所は多かったです。印象に残ったのは最後の土壌シードバンクの話。どんな土でも環境が整えば芽を出す。それと同じことは人間でも起こりうるかもしれないのだから、もっと自分の誰かへの関わり方も工夫できる余地はあるんじゃなかろうか。主にグループの中でのあり方が問われていますが、そこを伸ばしていけるならできることはもっと広がっていくんだろうなと思いました。オススメの一冊。
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人とかかわる『姿勢』について、様々な人の言葉を通して、様々な角度から書かれています。 最後に、パーソンセンタードアプローチの話があるのですが、「共感」「無条件の肯定的尊重」「自己一致」という3つの要素は、この本の内容を端的に表していると思います。 この3要素は、人と関わる上で...
人とかかわる『姿勢』について、様々な人の言葉を通して、様々な角度から書かれています。 最後に、パーソンセンタードアプローチの話があるのですが、「共感」「無条件の肯定的尊重」「自己一致」という3つの要素は、この本の内容を端的に表していると思います。 この3要素は、人と関わる上で普遍的に重要だと確信しています。 ”「人はある条件が揃いさえすれば、自分が進む道筋を自分自身で見つけ出していく能力をもっている」ことを確信していった。目の前で話に耳を傾ける人に「共感」「無条件の肯定的尊重」「自己一致」の三条件があれば。”(312Pより)
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出来るだけ他人とかかわりたくない、1人で完結させたい…と、昔は常に考えていた。そんなこと出来るわけ無いのに。 出来るわけないのに、ということはわかったが、本質が変わっていないので日々苦労の海を泳いでいる。そんな僕が「かかわり方のまなび」が出来るだろうか。 冒頭(まえがきの...
出来るだけ他人とかかわりたくない、1人で完結させたい…と、昔は常に考えていた。そんなこと出来るわけ無いのに。 出来るわけないのに、ということはわかったが、本質が変わっていないので日々苦労の海を泳いでいる。そんな僕が「かかわり方のまなび」が出来るだろうか。 冒頭(まえがきの前で)いきなり、自殺防止センターで、自殺志願者の意志を尊重する、という話が出てくる。決断を認めるという共同作業。 ワークショップのファシリテートについてページが多く割かれている。こんな僕だがワークショップのファシリテートをして、げんなりした経験もある。 「コミュニケーションが取れる気がしない」のが、違和感やあきらめの理由であるという。そうだ。僕が感じている孤独志向は、この違和感に負けっぱなしだからだ。 その場所にずっととどまっていれば、違和感は消えないから、ことと次第によっては、そこから動かなければならない。 本書は、ファシリテーションの現場にいる多くの人達への聞き書である。直接の技術的に学べるところもたくさんある。ファシリテーターたちは、プロセスを重視するのだという。 それでも、かかわりたくない、という気持ちが底辺からなかなか消えないが、これは関わりたい気持ちの裏返しだと思おう。
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”ワークショップとは本人が自分の「何か」に取り組む場所であり、指示されたものをその通りにつくることが託されるファクトリーとは違うはずだ。”(p.210) 自分についてはもちろん、気をつけたいのは他人に対してここを誤らないようにしなくてはならない。
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溢れ出すシーンにもっと出会えると豊かな人生になりそうだう。よく見ること、きちんと関わることがまだまだ甘いなと感じる。
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