木暮荘物語 の商品レビュー

三浦しをん(著者)

2022/06/29

木暮荘は懐深いから、どんな人でも住めるよ、成長できるよってお話なのかと幼稚な満足感を持って読了したんだか、巻末の「木暮荘に寄せられた声」を読むと、あれ？なんかもっと深いかも…とちょっとだけ考え込んでしまった。

私らしくもない

結果、色んな思いがあるんだろうが、

並木君はあのまま海外放浪して欲しかった。
そして、神崎の行末が心配すぎる。

私は単純にそれらを強く思う(^_^)a

2022/06/07

常識より少しずれた登場人物に笑ってしまったり、切なくなったり皆が愛おしくなる。こんなんで良いの、これからどうするのか気になったまま終わってしまう。人が隠している知られたくないところを知られた事で温かく繋がっていく。その繋がりもゆるやかで互いの負担にならない程度に。情けないけどそんな所もしょうがないよねと包んであげる優しくてちょっと笑ってしまうお話。

2022/06/03

三浦しをんさんに最近ハマっている。

正直表紙はパッとしないな〜と思ったから、本屋で見ても買わなかったかも。
母が持ってて、なんとなく読んだらめちゃめちゃおもしろかった！

ひとつの建物を軸に、関わる人々で話が展開する。
みんな違ってみんないい。
そういう、少し変わっているけど憎めない登場人物ばかり。
読みやすい〜！

2022/05/24

小暮荘を中心にそれぞれのストーリーをそれぞれに描く。温かくもあり、人間味のある人生を細かく描いていて映画を見ているようでした。

2022/04/20

2022.4.20読了
ああ、もう読み終わってしまう。
読み終わりたくない…
と思ったのは、自分の目にも木暮荘が見えたから？かもしれない。
小田急線の世田谷代田駅（世田谷のボロアパートといえば風が強く吹いているを思い出す）。今は新しくなってしまったが、かつての風景ならば彼らがそこで暮らしている様が自然に頭に浮かんでくる。悩み悶々とする姿を、申し訳ないがもうちょっと見ていられたらなぁと思った。

2022/03/14

性の表現が真っ直ぐ過ぎて、学生の頃に途中で諦めた作品。今回は、最後まで読了！やはり人の目が触れるところで読むのは、ちょっと気がひけてしまうくらい直接的な表現がありましたが、それを感じさせないくらいコミカルな物語に入り込んでいました笑、短編集ですが、個性のある木暮荘の住人たちがどこかで繋がっていることに気づいた時にはほっこりしました！個人的には、女子大生と覗き見のサラリーマンの話が現実味がないからか刺激があって好みでした。

2022/03/03

笑わせてくれる描写がたくさんあった！大家さんの話(心身)と神崎くんの話(穴)が面白かった。個人的には、全体の内容というよりは所々の色々な場面の臨場感を味わえて面白かったというかんじ。登場人物の様が滑稽に思えた。本作を読んで、ドストエフスキーの罪と罰を思い出した。主人公のラスコーリニコフがおばあさんを殺害するシーン…悪いことをしてる臨場感をまた味わえて楽しかった。

2022/02/09

小暮荘という名のボロアパートに住む住人たちの物語。こんなに変人を愛しく描けるのはさすがの三浦しをんさん。唸るほど面白い！声を出して笑う話もあれば、涙する話もあり。おすすめです。

2022/02/03

ストーリーの滑稽さと登場人物たちの重い感情全部乗っかってるのが調和されてるのがすごい
しんどいのに笑える
バランスがすごい

2022/02/03

先に漫画の方を読んで、絵も綺麗で内容も好みだったのでいつか読みたいと思っていた。原作を読んでみて、先に漫画を読んでいたことを後悔した。漫画で読んでいない話はとても面白く読めたので、初見で読みたかった。そのくらい好きな本です。