いつか、あなたも の商品レビュー
在宅医療でも様々な患者がいて苦労も多いし、どんなケアするのか知りたくてノンフィクションとあったので手に取る。 内容は介護をしてる方々そこまで苦労しているようにみられず、お金に余裕がある患者が在宅医療を受けるのだろうか?と無知な自分は最下層で余裕のない人が在宅医療を受けていると思っ...
在宅医療でも様々な患者がいて苦労も多いし、どんなケアするのか知りたくてノンフィクションとあったので手に取る。 内容は介護をしてる方々そこまで苦労しているようにみられず、お金に余裕がある患者が在宅医療を受けるのだろうか?と無知な自分は最下層で余裕のない人が在宅医療を受けていると思っていたので驚きと、自分の家では当てはめれないけど話は医師や看護師の思いや内容が優しい、温かい雰囲気を醸し出していたので読みやすく、有意義な時間を過ごす。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人間は不平等なものだが、ひとつだけ平等なものがあるとしたら、誰でも1回は絶対死ぬということだろう。でもその死に方は決して平等ではなく、大往生で安らかにピンピンコロリを上等としたら、親に虐待されて死ぬ子供や強盗に押し込まれて殺される被害者、災害で、戦争で、いじめで自殺… この本では、在宅看護で死をみとる訪問医療の現実をリアルに描く。「良かったねぇ」の死にざまなどほとんどない。特に最終話、ハッピーエンドと思いきやの大苦のラスト…、何もこんな終わり方にしなくとも…と思ったが、作者は敢えてこれを伝えたかったのだと思う。 いつか俺も死ぬんだが、できれば苦しみは少なくしてほしいし、何より誰かがしんどい思いをすることができるだけ少なくあってほしい。娘や妻が俺の介護でしんどい思いをして人生の長い時間を無駄にするくらいなら、安楽死させてほしい、と切実に思えた1冊。 安易に死を選ぶことは良くないが、命を長らえさせるのだけが正義なのか?常に考えておきたい。
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在宅医療専門の「あすなろクリニック」の看護師や医師が、より良い最期を患者さんが迎えられるように力を尽くす日々を、短編集のような形で描いている。 綺麗事ではない在宅介護の現実が、ほぼ実話に基づいて書かれており、本当に考えさせられる。 辛い話でもあるのだが、病と戦う患者さんと家族の姿...
在宅医療専門の「あすなろクリニック」の看護師や医師が、より良い最期を患者さんが迎えられるように力を尽くす日々を、短編集のような形で描いている。 綺麗事ではない在宅介護の現実が、ほぼ実話に基づいて書かれており、本当に考えさせられる。 辛い話でもあるのだが、病と戦う患者さんと家族の姿に、他人事ではない人間の最期に自分自身新たな思いが生まれてくるような気がしました。
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2016.10.13.「綿をつめる」「罪滅ぼし」「オカリナの夜」「アロエの力」「いつかあなたも」「セカンドベスト」終末医療に携わる医院の新米医師、院長、看護師の奮闘を描いた作品。「いつかあなたも」以外は作家さんの実体験を元に描かれたというだけあり、きれいごとだけではなく説得力があ...
2016.10.13.「綿をつめる」「罪滅ぼし」「オカリナの夜」「アロエの力」「いつかあなたも」「セカンドベスト」終末医療に携わる医院の新米医師、院長、看護師の奮闘を描いた作品。「いつかあなたも」以外は作家さんの実体験を元に描かれたというだけあり、きれいごとだけではなく説得力があった。
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初めて読む作家さんです。 たまたま電子書籍のキャンペーンがあって、目にして購読してみました。 実体験を元にした在宅医療の短編集。 「医療」といっても、ほとんど終末期の看取り 読んでいてつらいものばかりでした。 タイトルの「いつか、あなたも」は いつかあなたも終末期の看取られ...
初めて読む作家さんです。 たまたま電子書籍のキャンペーンがあって、目にして購読してみました。 実体験を元にした在宅医療の短編集。 「医療」といっても、ほとんど終末期の看取り 読んでいてつらいものばかりでした。 タイトルの「いつか、あなたも」は いつかあなたも終末期の看取られることになるっていうことかと思っていたのだけれども。 「いつか、あなたも」ってつぶやく患者さん、あそこを取ったのかしら? あの編は不気味でした。
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在宅医療の短編集。実際の医師の話だけにいずれも良かった。ほとんど回復しない人々を診るのは楽ではないのだ。
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在宅医療・・・される方はとてもいいんだろうが、家族の大変さを思うと私は病院で最期を迎えたい、かな。。。
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9割ほど実体験を元にした在宅医療の話。痴呆や末期ガンやALS、精神疾患の若い女性の話だけフィクションとの事だが患者だけじゃなく、その家族との関わりも含めた在宅での死を待つ日々。死を看取る家族、死後直後に行う湯灌作業など医師や看護師の大変さをしみじみとの思う。病気はいつ発病するか分...
9割ほど実体験を元にした在宅医療の話。痴呆や末期ガンやALS、精神疾患の若い女性の話だけフィクションとの事だが患者だけじゃなく、その家族との関わりも含めた在宅での死を待つ日々。死を看取る家族、死後直後に行う湯灌作業など医師や看護師の大変さをしみじみとの思う。病気はいつ発病するか分からなし誰もが他人事ではない話ではあった。
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2016.1.6-1 終末期を含む在宅医療の6編。 綿を詰める、罪滅ぼし、オカリナの夜、アロエの力、いつかあなたも、セカンドベスト。 廃用身は衝撃的だったが、静かで現実的な短編に、改めて生きる意味、死の意味を深く深く考えさせられる。
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在宅医療に関する短編6編。 最期を自宅で迎えたいと誰しもが考えるのではないだろうか。 住み慣れた家で家族が側にいてくれればかなり落ち着けそうだもの。 自分の最期もそうありたいなぁ。 それに付き合ってくれる医師、看護師さんの苦労は大変なものだろうな。それでも、在宅医療を望む患者がい...
在宅医療に関する短編6編。 最期を自宅で迎えたいと誰しもが考えるのではないだろうか。 住み慣れた家で家族が側にいてくれればかなり落ち着けそうだもの。 自分の最期もそうありたいなぁ。 それに付き合ってくれる医師、看護師さんの苦労は大変なものだろうな。それでも、在宅医療を望む患者がいるならばぜひにも協力して欲しいわ〜。 それにしても、最期まで痛みに苦しむのはちょっとキツイ。 なんとかならないものだろうか。
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