世界から猫が消えたなら の商品レビュー
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読みやすい文章。展開もわかりやすく タイトルから想像できるとおり。 自分そっくりの悪魔に 自分の寿命と引き換えに 世界から何かを消すという設定や なくなったときの状況や 心情は考えさせられるものがありましたが、 でも物語の終着点が弱いかなと。。 猫派の人はたまらない内容なのかな。。 映画化もされてるし期待して読んだので ちょっと残念。
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図書館で偶然手にして、どんな内容なのかな?と読んでみたら悪魔が出てきた時点でダメが出て、我慢しながら読むうちに文体にもっとダメが出て早々に“読断”しました。
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僕 脳腫瘍。グレード4。余命は長くて半年、早ければ一週間と告げられた。三十歳。郵便配達員。 悪魔 余命を告げられた僕の目の前に現れた僕にそっくりな悪魔。アロハシャツにショートパンツを着ている。通称「アロハ」。 父 母が死んでから四年、一度も連絡をとってない。隣町で細々と時計店を続けている K 幼なじみの親友。いい奴で時間が合えばいまでもよく遊ぶ友達。 W 職場の先輩。いつも親身になって僕の相談を聞いてくれる。 キャベツ(猫) 母が拾ってきた猫。僕が五歳の時に拾った先代の猫(レタス)にそっくりの、丸くて、白と黒とグレーのアンサンブルが見事な猫。 彼女 初恋の相手。僕が大学時代に付き合っていた初めての恋人。今は映画館で働いている。 ツタヤ 親友。近所にある老舗のレンタルビデオ屋で働く中学からの親友。
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猫派じゃなくても読んだ方がいい。(私犬派) 日常をダラダラ過ごしてる人や、大事な何かを失ったことがある人はぜひ読んでほしい。 この本が読めてよかった。 心に残るというより自覚させられる、というのが正しいかなぁ
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■心動いた本 ・・・・・・・ 哲学的な視点もあって、なかなかおもしろく読み進められた。 本に惹き込まれたのは3/4程読み進めてからだけど、そこから最後までは一気に読み切り。 あの時あっちの選択をしてたら…という思考癖もあるおかげで「たしかにー!」と思わず口からついてでた一文の登場...
■心動いた本 ・・・・・・・ 哲学的な視点もあって、なかなかおもしろく読み進められた。 本に惹き込まれたのは3/4程読み進めてからだけど、そこから最後までは一気に読み切り。 あの時あっちの選択をしてたら…という思考癖もあるおかげで「たしかにー!」と思わず口からついてでた一文の登場もありだった。
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世界から〇〇が消えたなら YouTubeのおすすめ書籍にあったため、読み始めた。 世界から主人公の身近にあるものが次々と消えていき、その周りの変化と自分の心境を1週間でまとめ上げている作品だった。 1週間は、命と関係しており、自分の人生を見返すことになる。私も自分の人生で、どのようなことがあったのかを考えつつ、読んだ。時計がなかったら、映画や電話がなかったら今までの人生どのようになっていたのか、自分の人生の濃度について考えることになった。 最後に猫と家族について触れており、さりげない思い出が重要であったり、今思い返すとこのようなことがあったと考えさせられる作品だった。終活の際は、このように振り返ると思う。その際に後悔をできるだけ少なくなるように今を精一杯生きたいと思う。
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涙なしでは読了できない。そんな月並みな言葉を並べたくなる本だった。 何か一つをこの世から消し去る代わりに、余命を一日延ばす。消していくものと、それによって得られる一日。過去を振り返り、命を感じる。 生きているってことは当たり前じゃないし、身の回りにあるなんでも無いものは、...
涙なしでは読了できない。そんな月並みな言葉を並べたくなる本だった。 何か一つをこの世から消し去る代わりに、余命を一日延ばす。消していくものと、それによって得られる一日。過去を振り返り、命を感じる。 生きているってことは当たり前じゃないし、身の回りにあるなんでも無いものは、誰かにとってはかけがえのないモノだったりする。とあるものを共有することによって生まれる思い出。とあるものを失うことによって、同時に無かったことになる過去。 今この瞬間に感謝したくなる。そしてどんな時でも、猫はとっても可愛い。
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主人公が頭の痛みなど調子の悪さを市販の薬でごまかして、 病院を敬遠していたところ、我慢できず病院で診察を受け その結果から始まる物語。 余命わずか、と宣告され長生きできないということがわかり、 死ぬまでにやりたい10のことを考えていると、 自分に似ていて、アロハシャツを着た派手な...
主人公が頭の痛みなど調子の悪さを市販の薬でごまかして、 病院を敬遠していたところ、我慢できず病院で診察を受け その結果から始まる物語。 余命わずか、と宣告され長生きできないということがわかり、 死ぬまでにやりたい10のことを考えていると、 自分に似ていて、アロハシャツを着た派手な奴が現れ、 悪魔だという。 悪魔は、明日が寿命だが、世の中からモノを1つ消す代わりに、 1日だけ命を得ると奇妙な取引を持ちかけてくる。 この作品は、軽くあらすじを書いてみましたが、 あらすじにあるように、悪魔と言う存在が出てくるように、 ファンタジー要素があり、デスノートのような感じもありつつの、 感動物語となってます。 最初は、ファンタジーでエンタメで、本当にデスノートを 少しコメディタッチにした展開で進んでいくのかなんて思いながら、 読みやすいので次々読んでいきました。 すると、そんな考えはどこへやら、もう読みやすいのもあって、 引き込まれます。涙腺弱い人は、ハンカチやタオルは用意したほうが 良いでしょう。 タイトルの猫はどういうことですか?って思った人は、ぜひ読んでください。 猫好きな人もぜひ、読むことをオススメします。
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読みやすい文章でした。 思っていたのと違って、切ないお話。 限りある命なのに、明確に終わりが決まらないと 人間って動けないよね~と考えさせられます。 もしも自分だったら? なんて考えたら切なすぎるので考えません(笑)
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当たり前にあるものを無くしたときにその大事さに気づく。 何かを得るためには何かを失う。 そんな当たり前に気付かされる作品でした。 中学生の娘に薦めたい一作
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