世界から猫が消えたなら の商品レビュー
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きっと猫は消さないんだろうなと推測しながら読んだ。郵便配達という仕事まで絡めて終わるところがすごい。むかし亡くなった愛犬を思い出して泣けた。私が死ぬまでに自分のためにしたいこと、他の人のためにしたいことはなんだろう、と考えさせられる。
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何度読んでも良い。 何度読んでも家族や身の回りの人を大切にしたいと改めて思う。 何度読んでも今の人生を振り返ることができる。 人は誰しもいつかはこの世からいなくなる。 それを感じながら何度でも読みたい作品。
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「何かを得るには何かを失わなければならない」 まさにその通りだと思った。私も「理想の未来」を得るために、時間や体力を失って(消費して)いきたい。これを読めば、ただただ時間を消費するだけの毎日から抜け出すことができる。
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きゃべつ。泣くよねこれは。 「人は携帯を発明することにより、携帯を持たない不安も同時に発明してしまった。」 「猫が人間を必要としているのではない。人間が猫を必要としているのだ。」 「人間が猫を飼っているわけじゃなくて、猫が人間のそばにいてくれてるだけなのよ」
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中学生ぶりになんとなく読んでみた。 別れとその感情が伝わってきた。単調に進んでいく話で、アロハの存在でコミカルない要素もあるのに、終始人間味を感じて、温かかった。
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★特長 基本的にはファンタジー 家族のかたちを描いたドキュメンタリーの要素もあり LINE公式アカウントで初の連載小説として発表2012年10月25日にマガジンハウスから単行本刊行 2013年本屋大賞にノミネート8位 2013年7月20日ラジオドラマとして放送 2014年9月18...
★特長 基本的にはファンタジー 家族のかたちを描いたドキュメンタリーの要素もあり LINE公式アカウントで初の連載小説として発表2012年10月25日にマガジンハウスから単行本刊行 2013年本屋大賞にノミネート8位 2013年7月20日ラジオドラマとして放送 2014年9月18日に小学館から文庫版が刊行 映画は2016年5月14日に全国東宝系で公開 キャスト(映画) 僕 / 悪魔(2役)- 佐藤健 彼女 - 宮崎あおい タツヤ - 濱田岳 トムさん - 奥野瑛太 ミカ - 石井杏奈 一見、無くなっても自分の生活には大して影響無いと思われるものの、普段気づかなかった存在意義に気付いていき、さらに生きていく上でとても重要ななことに気付く。 ★魅力 言葉が平易で読みやすい。 たった七日間の経験で、いろんなことに気付ける。 良い死生観を得られる。 誰もが持つ死への恐怖を克服させてくれる。 ★感想 冒頭の一連の文章が、読者に宛てて書かれたものではなく、長く不仲だったお父さんへの遺書だったことに、読み返してみて気づいた。 つくづく人は、他人の気持ちを理解する事が難しく、それが原因でトラブルが起こっているなあと感じた。 形あるもの、命あるものは、いつかは無くなるが、それぞれの存在意義に気付くとともに「自分」の存在意義(どう生きるか?)が、生きるか死ぬかよりも、とても大事だということに気付かされた。 自分の事しか考えずに生きていくことは、良くないなあと感じた。 ★オススメの人 「死」への恐怖をお持ちの方
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マザコン臭すごい。 三十路の男っしょ? 男子高校生くらいかと思ってた。 結局猫消えたんけ。
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人は失って初めて大切なものに気付く。 いつもそばにあるのが当たり前になってしまって、その大切さに気付かない。気付いたときにはもう遅かったりする。 この本に、大切なことを教えてもらったと思う。
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第一印象は「カラフルに似ている」完走した後の印象も「カラフルに似ている」。 長くなく良くも悪くも展開がスムーズ。文章も読みやすいのでサラッと読めた。ラストの主人公が父の元に向かう場面は感動した。当たり前の有り難さ、人の温もりを感じさせられるそんな作品。
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主人公が自分の周りの色々なものを見つめ直すことを通して、生きる意味や本当に大切なものを再確認する話。 大切な家族の一員である猫を消さなかったことや、すれ違いを重ねて心の距離ができてしまったお父さんに最後に会いに行くことを決めたのは良かった。 物語を読んでいる最中、このまま猫を消してしまったら嫌だなとか、このまま会いに行かなかったらどうしようと考えていた。 最期までいい人でいることができたので、不幸の中にも幸せを見出せたのではないかと思う。 お父さんのエピソードについてはずっと「父」という三人称だったのが、終盤で「父さん」に変わったのも、主人公が絆を思い出したことを感じさせた。 お母さんのエピソードは全体的に悲しくも温かい。 お母さんの魔法である「目を瞑って笑顔を作ってみる」は、本当に辛いときに自分も真似してみたいと思う。 この作品は昔好きだった人にまた会う口実を作るために借りた本だった。 読み終えて渡したらいざというときのチャンスがなくなってしまうので読まずに借りたままにしていたのだが、結果的にお付き合いすることになって読む前に返してしまっていた。 結局その人とはお別れすることになり、現在までに何年も経ってしまっていたが、ふと思い出して買って読んでみた。 当時恋人からどんなポイントをお勧めされたかなどもう覚えてないけれど、読んでみると自分自身も気付けばこの作品の主人公と同じような年齢になり、恋人とも別れてから同じくらいの年月が経っていて、別れるきっかけと感じたのが海外旅行だったりと共通点に驚かされた。 結果的に読まずに寝かせてしまっていた作品ではあったものの、上記の主人公との共通点や自分自身が歳を重ねて深く物事を考えられるようになったこともあり、実は今読むことが予め決められていたんじゃないかと思ってしまった。
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