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世界から猫が消えたなら の商品レビュー

3.5

871件のお客様レビュー

  1. 5つ

    151

  2. 4つ

    261

  3. 3つ

    248

  4. 2つ

    85

  5. 1つ

    32

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2022/11/08

入院中に読むため妻に妻がくれた本。 主人公の男の子がガンに侵され、余命僅か‥‥ そこに悪魔が現れて、世の中から何かをひとつ消せば寿命が1日延びると言われ色々な事を思いながら消していく過程での主人公の思いが色々巡って‥‥ 僕も癌の治療のために入院してる最中に読んだ作品。。 色々な...

入院中に読むため妻に妻がくれた本。 主人公の男の子がガンに侵され、余命僅か‥‥ そこに悪魔が現れて、世の中から何かをひとつ消せば寿命が1日延びると言われ色々な事を思いながら消していく過程での主人公の思いが色々巡って‥‥ 僕も癌の治療のために入院してる最中に読んだ作品。。 色々な感情が入り混じり、ラストは泣いてしまった。 心に残る書籍の一つになった。

Posted byブクログ

2022/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

年一冊単位で読書する男だが、今回も久しぶりに本を読んだ。 読みやすくなかなか面白かった。一気に読めた。 久しぶりの読書だったのでお気に入りの言い回しやシーンなどがあり、何回か読み返した。 SFっぽい内容かと思いきや家族愛に気づいていくストーリー色が強くこれをホームドラマというのだろうか。アロハのチャラい感じだけ不愉快だった。笑

Posted byブクログ

2022/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この物語の主人公は、余命宣告された青年。 ある日、彼の目の前に自分そっくりの悪魔が現れ、一日命を延ばすのと引き換えに、世界から何か一つ消す取引を持ちかけられる。 この小説にはハッとする言葉がたくさん出てきます。 『プレゼントは、物“そのもの”に意味があるのではなく、選んでいるとき、相手が喜ぶ顔を想像する“時間”に意味がある』 もし自分が彼の立場だったらどうするか、、 今まで面倒くさかったことも死ぬ間際には惜しくなるのでは 読みながらとても考えさせられました。 でもはっきりとした結末を迎えないのが少しもやもやしました。 最後に、中森明夫さんが書かれている解説も読んでみると新しい発見があります

Posted byブクログ

2022/10/29

ほんとに最後の最後だけ良かった。 自分が生きるために何かを消すなんて取引を受けること自体頭おかしいんじゃないのと思った。最後に辿り着いてやっとまともに収まった。

Posted byブクログ

2022/10/22

「何かを得るには、何かを失わなければならない」 これは生きるのには絶対な法則だと思う。 だから、一つ一つの選択が大切で「どう生きるか」を軸に日々を送ってかなきゃならないんだと思う。 ただ生きるだけじゃ、寿命と引き換えに全てを消しても、「幸せ」はないんだって思えた。 キャベツは、...

「何かを得るには、何かを失わなければならない」 これは生きるのには絶対な法則だと思う。 だから、一つ一つの選択が大切で「どう生きるか」を軸に日々を送ってかなきゃならないんだと思う。 ただ生きるだけじゃ、寿命と引き換えに全てを消しても、「幸せ」はないんだって思えた。 キャベツは、「お代官様のためなら死んでもいい」って言ってた。そう言わせた私もそう言えたキャベツもお互いに「愛」があって、「消えてほしくない」って思ったんだ。だから最期に私は、「幸せ」に気付けて消えることができたんだな。 大切な誰か、何かを思い出してほしい。 「世界からその相手、その何かが消えたら」 どう思うか。私がキャベツに抱いた想いと同じなら、もうすでにあなたは幸せなんだと思う。

Posted byブクログ

2022/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

脳腫瘍で余命わずかであると宣告された30歳の男性が、突然現れた自分そっくりな悪魔と、「この世界から何かを消す代わりに、一日だけ命を得る」という契約をする… 「御涙頂戴」的なストーリーを想像していたら、初っ端から悪魔のふざけたような陽気なノリに出鼻をくじかれた。 中盤でペットの猫が武士言葉で話し始めた時も、ふざけてるのかと思った。 でも猫の武士言葉には理由があって、それがわかった辺りから、切ないような、それでいて温かい気持ちになって、終盤には泣きそうになってしまった。 悪魔の悪ノリにも「なるほどな」と思わせる理由があった。 ノリが軽い分、さくさくと読み進められるのに、最後にはまんまと「御涙頂戴」されてしまった。

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2022/10/06

人生を大切に、生きていこうと思えるような作品だった。気がつかなかったことに、たくさん気がつかせてくれた。自分だったら、、などと考えることが多かった。

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2022/09/26

主人公の立場に自分が立ったらどうするだろうか‥ 大切なもので囲まれていると気づかせてくれた一冊です。

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2022/09/21

やられた。 猫と家族。 もう泣くより他ない題材。 ここで、彼は本当に今日死ぬの?とか 野暮なことは考えないことにしよう。 明日死ぬからどうとかではなくて、 今どうやって生きるかが大事なのだから。 あー、こんなクサイ台詞を感想に書くなんて。 私のところに悪魔が来たら、 まず最...

やられた。 猫と家族。 もう泣くより他ない題材。 ここで、彼は本当に今日死ぬの?とか 野暮なことは考えないことにしよう。 明日死ぬからどうとかではなくて、 今どうやって生きるかが大事なのだから。 あー、こんなクサイ台詞を感想に書くなんて。 私のところに悪魔が来たら、 まず最初に読書レビューを消してもらおう。

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2022/09/10

悪魔が出たり、脳腫瘍で死ぬ日を延ばすために、電話や映画などを消すと言う設定に、楽しさを感じない自分に寂しさを感じる。なぜ、そのアイテムを消すのと思ったり、結果的に死ぬのに、と突っ込みたくなる。 巻末の中森氏の解説中に母の死亡時に読んで、喪失感を強く感じたとあった。まさに同じように...

悪魔が出たり、脳腫瘍で死ぬ日を延ばすために、電話や映画などを消すと言う設定に、楽しさを感じない自分に寂しさを感じる。なぜ、そのアイテムを消すのと思ったり、結果的に死ぬのに、と突っ込みたくなる。 巻末の中森氏の解説中に母の死亡時に読んで、喪失感を強く感じたとあった。まさに同じように父の葬式に駆けつける新幹線の往復の中で読んだ私も、同様に感じて良いはずなのに、そうはならなかった。火葬場から骨壷を持った私に妹は、私には見せなかった父の優しい姿を教えてくれた。この主人公と父との間には確執があり、その確執を壊すためのストーリーとなっているが、父と息子との関係は娘との関係よりあっさりしたものに思うがどうだろうか。

Posted byブクログ