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世界から猫が消えたなら の商品レビュー

3.5

871件のお客様レビュー

  1. 5つ

    151

  2. 4つ

    261

  3. 3つ

    248

  4. 2つ

    85

  5. 1つ

    32

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2023/01/19

小説というより、実用本のようだったのが、私にとっては残念だった でも、後半には泣けるシーンがいくつかあった

Posted byブクログ

2023/01/16
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悪魔とのコミカルなやり取りはほっこりする。猫の描写も思わずニヤけてしまう!が後半は生死ってこうでしょ!と言われるだけの内容で少し残念…登場人物もキャラが濃いのでもう少しやり取りを見てみたかった!

Posted byブクログ

2023/01/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分の本棚を片付けていて、ふとこの本を手に取った。発売当初に話題になって、読んだはずなのに、どうしても結末が思い出せなかった。 気になったので、読もうと思ってた本を置いて、 この本を読むことにした。 (ラストだけ読めば?ってのは私には出来なくて) 突然の余命宣告。現れるアロハシャツを着て軽口のチャラい悪魔。世界から何かを消したら1日の命が与えられるという。 たったひとりの人間のたった1日の命と、世界中から消える「何か」。こんなの等価交換じゃないよ、と思うけど、 30歳の若さで、身体も自由に動くなら、余命なんてウソだろと受け入れがたかったら、悪魔のささやきにも乗るのかなぁ。。。 電話を消す前に、最後に話したい人は誰だろうと考えて、昔の彼女にかける。 携帯に登録されたたくさんの名前は、大切な時に話したいような大切な人ではなかったと気づく。 彼女と再会し、過去を思い出していく。 母さんのこと、猫のレタスのこと、映画が自分の人生の一部だったこと。もちろん彼女のこと。 同居する猫のキャベツ。母さんが愛したキャベツ。 ゆれるしっぽ、あったかくて、フーカフーカしてて、生きてる。 猫は、消せなかった。  (私は、「フカフカ」のほうが、フカフカに   感じるなあと思った。) かつて大切な相棒猫を見送った経験をもつ私には、レタスのことは辛くて辛くて。。。 もしも猫を消してたら、この本はビリビリに破いて 猫トイレに敷いてやるところだったわ。 主人公の僕は、本当に大切なことを後回しにして、 さほど重要ではないことを優先して生きてきたことに気づく。 本当に大切なことをする時間は失われていくのに、みんなそのことに全く気づかずにいるんだ!! 最期になって、こんなはずじゃなかったと思うんだ、って。 こういうことは、よく聞くことで、 全くその通りなのだけれど、 目の前のことが最重要みたいに思ってしまうのよね。 仕事が忙しい、親や奥さんや恋人はあとで謝っとけばいいや、うるさいな忙しいのに、、、みたいな。 「失って初めて気づく」気づいて取り返せるならまだいい。大切なものほど取り返せない。 健康、若さ、亡くなった人(猫)。 若くて元気で忙しいと、その日々はずっと続くような気がしてしまう。 自分は若くても、親は年老いていく。 (犬や猫は老いるスピードが人間より早いし) そして、いつのまにか自分の健康も。。。。 「僕」は、父さんに会うために自転車をとばす。 キャベツを託すために。大切な言葉を伝えるために。 ここで物語は終わってる。 きっと彼は、父さんの家で亡くなるのだろう。 心は、穏やかだと思う。宣告の日よりは。 正直、毎日を悔いなく生きるって難しい。 これから何十年も続くかもしれないし、仕事とかでホントに忙しいって時もあるわけで。。。 でも、大切な人に、大切だよって気持ちを示すことだけは、後回しにしちゃダメだって思う。 特にほっときがちな親には。 そんなことを思った本でした。 (大切な人を間違えないことよね。まずは。)

Posted byブクログ

2023/01/07

本当に大切なものは失ってから初めて気づく、ということを実感させられる本でした。家族を大切にしたいと思う作品です。

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2023/01/03

・登場人物、文章は「夢をかなえるゾウ」に似ている。個人的には無駄に軽く感じた。 ・物語に没入するような世界観はないが、ところどころに人生における優先順位を考えさせてくれるフレーズがあった。 ・物事の考え方や感じ方に対してシンプルになれる。 ・あってもなくてもよいこと、考えても考え...

・登場人物、文章は「夢をかなえるゾウ」に似ている。個人的には無駄に軽く感じた。 ・物語に没入するような世界観はないが、ところどころに人生における優先順位を考えさせてくれるフレーズがあった。 ・物事の考え方や感じ方に対してシンプルになれる。 ・あってもなくてもよいこと、考えても考えなくてもよいこと、やってもやらなくてもよいことかどうかを、立ち止まって考えるのが良いのかも知れない。

Posted byブクログ

2023/12/27

感動系はどうも苦手だ。 特に動物。家族。 読了してから実家に帰りたくて仕方なくなった。 脳腫瘍で余命宣告を受けた主人公は悪魔との取引で世界から『何か』を消す代わりに余命を1日延ばす権利を手に入れる。 ささやかな延命を繰り返す中で主人公は今までの人生で出会ってきた人や動物との...

感動系はどうも苦手だ。 特に動物。家族。 読了してから実家に帰りたくて仕方なくなった。 脳腫瘍で余命宣告を受けた主人公は悪魔との取引で世界から『何か』を消す代わりに余命を1日延ばす権利を手に入れる。 ささやかな延命を繰り返す中で主人公は今までの人生で出会ってきた人や動物との『別れ』を振り返っていく。 私はまだ身内の喪失を経験したことがない。 でもいずれ、必ず、その時はやってくる。 この本から大切な誰かとの別れと向き合う勇気を貰えたような気がした。ほんの少し。 言葉に出来そうで出来なかった大切なことが沢山書いてあるからもっと読み込んで心に刻みたい。 それと同時に、もしこの世から自分の存在がなくなった時に私は誰かに何か残せるのだろうか。という疑問も湧いてきた。 後悔のない人生なんてきっとないんだろうけど 私の人生は私が一生懸命全うしなきゃなと思った。 今年(といっても11月)から読書を始めて年内最後に出会えたのがこの本でよかった。

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2022/12/20

世界は誰かにとってのかけがえのないものでできているというメッセージが響いた。 素敵な台詞や共感できる文章が多かった。

Posted byブクログ

2022/11/27
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映画を観ているようだなぁと思いながら読み終わり…解説を読んでみると、著者は映画の脚本家だそうで納得。主人公の行く末を読者の想像に委ねた終わり方をしている点が、私は好きです。

Posted byブクログ

2022/11/20
  • ネタバレ

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入院中に読んだ本その2。 ・何かを得るためには何かを失わなくてはならない。 自分の命と引き換えに何かを消すことで一日寿命を延ばすことができる取引を悪魔から持ちかけられた主人公。 本当に大切なもののためには命を投げ出すことはしない、主人公にとってそれは猫だった。 ・自分の死はいつ訪れるかわからない。 いつ大切な人を失うかも誰にもわからない。だから本当に大切なことは後回しにきたらいけない。

Posted byブクログ

2022/11/20

一気に読んだ感動作品。 母の愛と、気づけなかった父の思い あとにならないとわからない事がたくさんある その時わからないといけないのに。 自分の人生も振り返ることにする。

Posted byブクログ