書物としての宇宙 の商品レビュー
明治大学の公開講座として行われた知の巨人たちの講義集。松岡正剛による松丸本舗やこれまでの取り組みから見る資本主義と本、デパートの誕生などの鹿島茂によるコレクションとしての本、そして私は寡聞にして存じ上げなかったんですご、安藤礼二さんによる祝祭の書物・書物の祝祭。三者三様でそれぞれ...
明治大学の公開講座として行われた知の巨人たちの講義集。松岡正剛による松丸本舗やこれまでの取り組みから見る資本主義と本、デパートの誕生などの鹿島茂によるコレクションとしての本、そして私は寡聞にして存じ上げなかったんですご、安藤礼二さんによる祝祭の書物・書物の祝祭。三者三様でそれぞれの切り口から語る。 ちょっと内輪っぽい感じのつなぎが受け入れられるなら、その知の世界に入り込んで、圧倒されてしまうこと間違いなし。
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本は読むだけではだめ、着たり脱いだり焼いたりするもの。 本の読み方で一番多いのは秘読と孤読。 NTTの真藤社長から、情報化時代の到来に備えてフォーラムを作ってほしいと松岡さんは頼まれた。 知の編集には工学的エンジニアリングが必要になってくる。 学問とか知識とか情報というものは、お...
本は読むだけではだめ、着たり脱いだり焼いたりするもの。 本の読み方で一番多いのは秘読と孤読。 NTTの真藤社長から、情報化時代の到来に備えてフォーラムを作ってほしいと松岡さんは頼まれた。 知の編集には工学的エンジニアリングが必要になってくる。 学問とか知識とか情報というものは、お金もうけとどこかでつながっているというのは大学ではタブー。 世界という巨大な書物を読む、それが編集であり、批評。世界を一冊の巨大な書物として考える、その書物を徹底的に読み解いていく。そこから近代が始まっている。そう考えると個別の言語も個別の学問も意味をなさない。書物と宇宙が等式で結ばれる。
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