スタープレイヤー の商品レビュー
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恒川さんはこういう作風も描かれるのか、とちょっとびっくり! ある日「運命の籤引き」で見事1等を引き当てた夕月。 1等商品は「スタープレイヤー」。 ここから新しい冒険がはじまり、十個の願いを叶えてくれるという。 自分なら十個の願いは何にしようかな…なんて呑気に考えている場合ではない。 まさかこんなに壮大な冒険ファンタジーが繰り広げられるなんて! ゲームの世界に迷い混んだかのような展開に読んでいるこちらも引き込まれていく。 初めは個人的な願いをし、それによって過去の暗い現実に打ちのめされていた夕月も、徐々に願う内容もスケールアップ! 十の願いで勝ち得たものは自由と行動力と計り知れない野望。 夕月のラストの願いとその後がとても気になる。
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リアル体験型のアプリゲームといった世界設定で、自分だったら…と主人公と一緒に行動や願いを考えて読めて面白い。 いろいろと主人公に都合のよい展開が多く、スターシステムには疑問とツッコミどころが満載。スタープレイヤーシリーズの第一作。
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3つの願い、は昔話の定番だけど、 それを現代的にアレンジ。 確かに、フワッとした お願いごとだと、 神様も叶えにくいだろうし。 サポートするキャラクターが いるのも、いかにもな感じ。 主人公が、窮地を脱するのが やや反則気味だけど 世界観は味わう価値あり。
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表紙の雰囲気からもうわたしの知ってる恒川さんの作品とは違ってるのかなとは思いましたが、まさかここまで作風が違ってるなんてびっくりです。こういう作品も書くんですね。鳥籠の行は少し雰囲気あったけど。 最初は自分のことばかりだったけど、途中から人のためにスターを使う主人公。最後の一つが取ってあるのがまだ続きがあるのかと期待させられる。あ、あるんですね。読まなくちゃ! 自分ならスターが10あったらどうするかなぁ?でも家族への依存心強いから、この世から離れて生きてく自信無いし。
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面白かった。だんだん規模が大きくなって、すごかったし、作り話だから何でもありだといえばそれまでだけど、想像力がふくらむ。 こういう話も好き。
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こういう設定ってみんな一回は考えたことあるんじゃないですかね。ワクワクするし夢があるけど整合性がとれなくて設定自体が破綻してしまうようななんでもありな世界。 それを敢えて書いてしまう恒川氏は称賛に価すると思います。幻想的な作風のファンからは攻撃くらうと予想できたでしょうしね。 虚...
こういう設定ってみんな一回は考えたことあるんじゃないですかね。ワクワクするし夢があるけど整合性がとれなくて設定自体が破綻してしまうようななんでもありな世界。 それを敢えて書いてしまう恒川氏は称賛に価すると思います。幻想的な作風のファンからは攻撃くらうと予想できたでしょうしね。 虚言癖の男のところ、リアルでよかったです。
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主人公、斉藤夕月はおかしな男にくじを引かされた。 当たったのは「スタープレイヤー」。 気づけば、そこは地球のようでそうではない世界。 10の願いを叶えられる世界。 あなたなら、私なら、その願いを何に使う? 大金持ち? 絶世の美貌? 最高の頭脳? 具体的な願いならほぼ何でも叶う。 ...
主人公、斉藤夕月はおかしな男にくじを引かされた。 当たったのは「スタープレイヤー」。 気づけば、そこは地球のようでそうではない世界。 10の願いを叶えられる世界。 あなたなら、私なら、その願いを何に使う? 大金持ち? 絶世の美貌? 最高の頭脳? 具体的な願いならほぼ何でも叶う。 さあ、何を願おうか? スタープレイヤーは一人ではない。だから社会ができていく。 すると願いは自分だけのために使うものではなくなってくる。 あるものは戦を望み、あるものは平和を願う。 それぞれに理由がある。 その時自分が欲しい、それがいい、と思ったことしか願いは使えない。 未来のこと、長期の展望、たとえ考えていたとしても、今は今。 そして、そうやってできた社会で望みを叶えるには10個はあまりにも少なすぎる。 けれども、現実、スタープレイヤーではない私たちの星の数は決まっていない。 失ってしまったものは手に入れられない。 亡くなってしまった人は呼び戻せない。 悲しみは、消せない。 スタープレイヤーのような神のごとき力を私たちは持ち合わせてはいない。 だからこそ、社会があり、人がいるのだ。 力を合わせれば、星など使わなくても叶えられる願いはたくさんある。 自分一人で考えていたよりもずっといいものが出来上がる。 フルムメアはなぜスタープレイヤーを選んだのだろう? その答えは書かれてはいない。 この宇宙を統べる存在がプレイヤーを使って遊んでいるのかもしれない。 そう考えることもできるが、私はそうではない、と信じたい。 何度でもやり直すために、より良いものを作るために、彼らは選ぶことをしたのだと思いたい。
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期待したんだがなぁ 10の願い。最後の願いはなんにしたんだろう? それ楽しみにしていたけど、ピタッと決まった感じがなくて続きは続編でって終わりかただった。あまり冴えないバツイチおばさんが主人公だから乗らなかったのかなぁ。さくっと読めるから、続編も読んで見ようっと。
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最初はライトノベルのような作風で相当ガッカリしたが、案外スルスル読み終えてしまった。面白かったです。自分ならどのような願いを叶えてもらうか考えながら読んでしまった。
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他の星という設定のようだけれども、オンラインゲームの世界の話のように感じた。 最初は自分の好きなようにスターを使っていた夕月が、マキオを始めとする人々と出会ってから、他人のためにスターを使うようになっていくのが良かった。 夕月と愚王との対比によって、人との出会いや関わり合いの大切さが浮き彫りになっていた点も好き。
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