死んでしまう系のぼくらに の商品レビュー
鋭利かつ叙情的な言葉で剥き出しの感情と誰もが抱える孤独を浮き彫りにする44篇の詩。現代詩の概念を打ち破るように、詩の新たな楽しみ方を提示し続けるネット世代の詩人・最果タヒが綴る、表現の新次元。普段、詩を読まない人にこそ届いてほしい一冊です。
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詩を読んでみる。タイトルに惹かれて。 読む前からちょっと予想はしていたけど、よくわからない世界でした。でも、あとがきはめっちゃよかった。心に沁みてくる。だれにでも「表現」はできるのかと、救われる。
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あなたの言葉がそこにあるのだと。 いいなあ、いろんな面でそう思う。 タヒさんはそんなこと言いたいのかどうかもわからないけれど、俺にはさ、正しさなんてないし、あなたが感じている世界は一つしかないし、それを言葉にするならば、それはあなたの言葉でしかないし、なんか、正しいとかそんなこ...
あなたの言葉がそこにあるのだと。 いいなあ、いろんな面でそう思う。 タヒさんはそんなこと言いたいのかどうかもわからないけれど、俺にはさ、正しさなんてないし、あなたが感じている世界は一つしかないし、それを言葉にするならば、それはあなたの言葉でしかないし、なんか、正しいとかそんなことどうでも良いから、自分の感じているように、言葉を使えばそれで良いじゃん、って言ってるような気がする。 それ見て俺は感染しているだけだ 自分自身であればいいんだと。たぶん詩人はいつだって、ロックンロールを言葉にしているんじゃねーのって。 思うんですよ。
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お風呂で CLUB SODA のペットボトルに PEACHTREE をそそいで読んだ。 ふせんの色は 蛍光ピンクブルーイエロー
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ーー生きてほしい/死んでほしい 愛されたい/殺されたい 愛したい/殺したい 泣き叫ぶような〈わたし〉のなかにある生々しいぐちゃぐちゃな破壊性のあるけれどもうつくしく、くり出されるエモーショナルな鮮烈な「生」の言葉の乱打にひきこまれた。
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死と隣り合わせの、日常。 美しさも醜さも、誰かを愛する気持ちも 永遠なんて、と、思わせて 永遠が欲しい。 矛盾しているようで、してないないようで。 それも死と隣り合わせの、日常。 すばらしい一冊。
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年をいった人々の書く、土や虫や星についての詩ではなく、人間と死とさみしさと女の子について書く、その一つ一つがもう喫緊の、予断をゆるさない、生死にかかわる、問題についての詩でした。血湧き肉躍り骨軋み息塞ぐ、いまかかなければしんでしまうんだ、という苦しさが大きく伝わってきました。今言...
年をいった人々の書く、土や虫や星についての詩ではなく、人間と死とさみしさと女の子について書く、その一つ一つがもう喫緊の、予断をゆるさない、生死にかかわる、問題についての詩でした。血湧き肉躍り骨軋み息塞ぐ、いまかかなければしんでしまうんだ、という苦しさが大きく伝わってきました。今言わなければ明日もう言えないかもしれない、今泣かなければ明日もう叫べないかもしれない、人生のタイムリミット(非常に短い場面で設定された秒刻みのもの)のなかで紡がれた文字で、それはたしかに血を流しているようでした。でもタヒ先生自身は優しくて、全然泣いてなんかいなくて、泣いてるのは私たちで、それを笑ってすくい上げてくれてるんだなあと思いました。
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タヒさんのことをどんな人か想像するとどうしてもTwitterアイコンのたひーんうさぎで想像してしまうので、作者から掘り下げることはできないし、たぶんそんな必要はない。 私であったり誰かであったり街であったりに、鏡を向けたら言葉になって写し出されたような詩集だと思った。 言葉の流...
タヒさんのことをどんな人か想像するとどうしてもTwitterアイコンのたひーんうさぎで想像してしまうので、作者から掘り下げることはできないし、たぶんそんな必要はない。 私であったり誰かであったり街であったりに、鏡を向けたら言葉になって写し出されたような詩集だと思った。 言葉の流れが気持ちいいから、電車の車窓から見える風景にARとかで浮き出たら素敵そうだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
コミックスサイズの可愛い詩集!読書時間もコミックスとおんなじくらい。さくっと読めます。必要なのか?と思うような無駄に難しい漢字もありません。ロマンチック。でもザクザク刺してくる。でも、なんか明るい。「みんな死ね」って言ってるけど爽やか。
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