自動車小説 の商品レビュー
「午前零時の自動車評論」と同じプラットフォームで小説という別の車を仕立てたらという実験的作品であろうか。所々に自動車評論的な表現が散見されたり、自動車評論家が主人公の私小説的な側面が見えるものの、人間模様が物語の中心というスタンスははっきりしている。 今のところは「兄弟車」的な...
「午前零時の自動車評論」と同じプラットフォームで小説という別の車を仕立てたらという実験的作品であろうか。所々に自動車評論的な表現が散見されたり、自動車評論家が主人公の私小説的な側面が見えるものの、人間模様が物語の中心というスタンスははっきりしている。 今のところは「兄弟車」的な位置づけの域内なのかも知れないが、巻を重ねる毎に個性が明確に出てくることを期待してしまう。続刊が楽しみである。
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