性欲の研究 の商品レビュー
編者の活動は、人間の本性に関する重要な部分が多く注目していたが、本書は幅広い観点からの論文集で非常に楽しめた.相公(シャンコン)、オナニア、クマシロなど知らない世界が垣間見れることに興奮した.韓国の整形手術に関する考察が面白かった.冒頭の鹿島茂さんとの対談は、お互いの研究成果を披...
編者の活動は、人間の本性に関する重要な部分が多く注目していたが、本書は幅広い観点からの論文集で非常に楽しめた.相公(シャンコン)、オナニア、クマシロなど知らない世界が垣間見れることに興奮した.韓国の整形手術に関する考察が面白かった.冒頭の鹿島茂さんとの対談は、お互いの研究成果を披露し合う学会後の懇談会の風で楽しめた.現代の中国はあまり好きではないが、文化的な歴史は侮れないものがある.戸冠に穴という字.ころもへんに庫+子でパンティなどなど、
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外国へ行った日本語で清楚で可憐な方として「MUSUME」と言ふのがあったとか、エロティックでない表現で下着見せる娘さんが支那にゐたとか、さう言ふのが面白い。 「ピー屋」は支那語だと思ったらプロシテューションのPですか。へー 昨今のオカママンガを見れば衒ひのない、「股間をもっこ...
外国へ行った日本語で清楚で可憐な方として「MUSUME」と言ふのがあったとか、エロティックでない表現で下着見せる娘さんが支那にゐたとか、さう言ふのが面白い。 「ピー屋」は支那語だと思ったらプロシテューションのPですか。へー 昨今のオカママンガを見れば衒ひのない、「股間をもっこ利させたチャイナドレスの男の娘」は、すでに支那で成立してをり、さらにそっちは 旗袍を着たオカマは異様であるといふ分析が面白い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館で借りたが受け取るとき少し恥ずかしかった。別にエロチックな本では無いが、名前がズバリなので変な目で見られないかといらぬ心配をしてしまう。性欲とは胸の奥にしまっておくべき物なのか? 2019年にまた借りる。まったく覚えていなかった。
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性に対する興味が尽きない事は、今も昔も変わらない。それは人種も関係ない、普遍的なものであり、同時に神秘的なものでもある。
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これは井上章一さんが主催する関西性欲研究会の東アジア性事情の研究成果である。中国と日本の間は今尖閣をめぐってぎくしゃくしているが、「釣魚島はわれわれのもの、蒼井そらはみんなのもの」という書き込みがデモのプラカードにはあったそうだ。ぼくも見たことがある。(蒼井そらは日本ではすでにメ...
これは井上章一さんが主催する関西性欲研究会の東アジア性事情の研究成果である。中国と日本の間は今尖閣をめぐってぎくしゃくしているが、「釣魚島はわれわれのもの、蒼井そらはみんなのもの」という書き込みがデモのプラカードにはあったそうだ。ぼくも見たことがある。(蒼井そらは日本ではすでにメジャーではないと思うがなぜあそこまで人気があるのかぼくにはわからない。)セクシャルなあこがれは排他的な国家主義を越えるという信念をすべてのメンバーがもっているかわからないが、本書にはその分野では世界は一家という思想がみえる。本書には井上さんと鹿島茂さん、井上さんと劉建輝さんの対談が冒頭についている。ぼくは井上さんと劉さんとの対談で、上海出身で、上海の売春婦の歴史にも詳しい劉さんに、上海についてはこんな本もある、こんな本もあると迫っていく姿勢に鬼気迫るものを感じた。劉さんも最初はたじろいでいるが途中から反撃している。これも立派だ。対談以外では、三橋さんの中国の女装の美少年「相公」の存在に興味を覚えた。他の論文は、「日中おまた事情」「包茎とチンポ国粋主義」などびっくりするようなタイトルが多いが、かけごえばかり大きすぎて、内容は物足りなかった。ええ、もう終わり?というものが多かった。
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