Q(上) の商品レビュー
宗教改革を題材にした話。面白そうだったので読み始めたが、かなり難解。宗教改革に対して全然知識がないこと、また原文のせいなのか訳のせいなのか文章自体も読みづらい。下巻になると面白くなるのだろうか。そうは思えないが。
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16世紀のヨーロッパ。ルターの宗教改革をきっかけにローマカトリック教会に抗い、民衆とともに戦う名もなき主人公。各地で名前を変えつつ闘った彼が死んだ仲間たちを思い、陰で主人公らを操り敗北させた謎のQの書簡とともに振り返る。 信仰もしくは圧政に抗うために立ち上がる情熱と敗北の落差が生...
16世紀のヨーロッパ。ルターの宗教改革をきっかけにローマカトリック教会に抗い、民衆とともに戦う名もなき主人公。各地で名前を変えつつ闘った彼が死んだ仲間たちを思い、陰で主人公らを操り敗北させた謎のQの書簡とともに振り返る。 信仰もしくは圧政に抗うために立ち上がる情熱と敗北の落差が生々しく、その描写に引き込まれる。説教師達の詭弁熱弁、簡単に寝返る最下層の民衆や農民達。 Qが教皇に送る書簡のなんとも怪しい感じが気になります。なんか裏がある雰囲気。 下巻が楽しみ。
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勉強不足でカトリック対ルターみたいな単純な世界観では理解ができない複雑さを今更ながら思い知らされた。
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たぶん読了出来まい。 なにが面白いのか、というかそれ以前に何の話かよくわからない。 エーコはもっとエンタメ性にさえも優れてると思うんだけど、もう少し我慢すれば薔薇の名前的なめくるめく世界が用意されているのか?
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著者の正体はかのエーコではないか? と言われた超大作歴史小説。 比較的短い章をスピーディな文体で積み上げて行く構成のお陰で、長さを感じさせずすいすい読める……が、テーマはかなりハードだし、ストーリーも重厚感がある。 キリスト教史に関する知識は一般的な教科書レベルで特に問題が無いよ...
著者の正体はかのエーコではないか? と言われた超大作歴史小説。 比較的短い章をスピーディな文体で積み上げて行く構成のお陰で、長さを感じさせずすいすい読める……が、テーマはかなりハードだし、ストーリーも重厚感がある。 キリスト教史に関する知識は一般的な教科書レベルで特に問題が無いように思われるが、詳しい人は読み込んでも楽しめそう。
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