暁のヴァンピレス の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
暁のヴァンピレス~アグレイアーデンの緋百合~ これだけで、この作品を評価するのは難しいかもしれません。 前奏曲という、この作品の前を読まなければわからないかなと。 とはいえ、この作品のあとがきにあるようにこの作品だけでも楽しめるようにはなっているようです。 まぁ……そこは個人差あるとは思いますので、ノーコメントです。 さて、この作品ですが登場人物が次々と間を置かずに出てくるので、あまり記憶に残らないキャラクターが多数存在します。 それはいわゆる一瞬の混乱を招くぐらいのものです。 その理由としては、この作品の魅力的な設定ですが、第一章まで入るまでに、相当に頭を使います(私だけかも と読んでいるときは思っていましたが 結局のところ……、最後まで独特な文章にちょっと違和感をえると思われます。 というのも、各キャラクターごとに心情を表現するのは、 当然ながら違うのですが、その表現方法の言葉遣いが独特なのです。 いわゆるそれはこの世界観のものなのですが、 あまり知られていないような語句があったりします。 ……まぁ、私が単純に本をあまり読んでないだけかもしれないです。 そういうのもあって、主人公が誰なのかを把握するのに半分ぐらい読んで、あぁこの人なんだなぁという感じになりました。 そして、その時にはもう結末というか、展開はある程度予想出来てしまったのが残念に思います。 ベターな選択で、ベストな選択なのですが、王道をやるにしては、ちょっと他のキャラクター視点のが阻害しているのじゃないかなぁとか思います。 主人公が誰なのかは伏せますが、それとベス……ぐらいで良かったんじゃないかなぁと。 最初の四大国家の姫たちは設定紹介として、必要ではありますが……。 最後の方の、双子と、獣人の人のは必要あったのかなぁと、まぁあざといというシーンなのかもしれないですが……。 おそらく、端的にいえば、この本はリズムが悪いのかもしれないです。 本の流れ自体は見えるのですが、あっちこっち言って、大元にある侯爵の塔に目がいかない気がします。 後は緋百合の強さが見えてこない。強いのはわかるのですが、一瞬過ぎて他との比べようがない。 あとはそうですね、文字と文字の組み合わせで、誤字脱字のような印象を受ける部分もあります。 『明日が晴れ』、『明日は晴れ』、『明日の晴れ』みたいなのです。 そういうことを含めると、読む気力が落ちた方は最後まで読めない気がします。 自分の中で場面を想像するときに、勝手に接続詞を変えると読みやすいかもしれないです。 ひょっとするとこういう意味なのかなぁみたいなものです。 くどくどと書きましたが、本の内容自体は結構好きです。 世界観、王道の起承転結。 ただ、上記に書いたのが勿体ないなぁと。 続きが出るようなら、続きを。時間があるときに前奏曲を手にとってみたいなぁとは思いました。
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やっぱ双子ちゃん可愛い... ルルー・ルーはなんかその気になればもっとすごいことできそうなところが怖いよね...
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