ばらばら死体の夜 の商品レビュー
怖い話を期待して購入。 夏にお勧め的なPOPもあったし。 しかし、騙された感が… Prologuで、既に男か女か殺される。 期待したんだけど…な〜 ただの多重債務の人間模様。 ドキドキもハラハラも怖くも無い。 数時間で読了出来た。 '14.08.14読書完了
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再読。消費者金融、多重債務、サラ金といったテーマを描いているのに、その社会問題に重心がないところが桜庭さんらしい。登場人物たちが堕ちていく暗さにひきずりこまれそう。犯罪者は捕まるか、死ぬかという結末が一般的だが、このラストは暗示的でよい。この曖昧さが倫理的に許されるかどうかは疑問だけど。
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ばらばら死体というタイトルからミステリーかと思っていたら、群像サスペンスだった。借金追われてどうしようもなくなった人々の顛末。全体的に薄暗く私の好みではなかった。犯人がのうのうと生きているのも個人的にはちょっとあれ。
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そんなそこここに借金ってありふれてるもんなん?と思った、多重債務になるほどの。 途中から面白くなってきて、エピローグでなるほどと。善とも悪とも書かないのが良いよなー
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多重債務とばらばら死体の話。 久々に読んだ桜庭さん。 湿ってて暗くて重たい。 何にせよ借金は恐ろしい。 若い頃無知ゆえローンを組まされたことを思い出した。
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最初に殺人の現場から始まり、どちらが加害者か被害者か分からないまま話が進みます。 どちらも借金にまみれ、現実の世界でうまく生きられない、似たもの同士の2人です。 結局美奈代が解に殺されるのですが、罰せられることもなく生きていくという終わり方。 何かを読み取るべき?すっきりしない感...
最初に殺人の現場から始まり、どちらが加害者か被害者か分からないまま話が進みます。 どちらも借金にまみれ、現実の世界でうまく生きられない、似たもの同士の2人です。 結局美奈代が解に殺されるのですが、罰せられることもなく生きていくという終わり方。 何かを読み取るべき?すっきりしない感じで読み終わりました。
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お金の怖さを描いた作品だと思っていたら後半で印象ががらりと変わりました。過去に犯した罪の載った新聞を手元において消費しながら、善人であろうとする古書店店主と、自分が犯した罪の証をゴミ箱に捨てて忘れようとする人物。二人の「贖罪」の物語でもあります。たとえ法的な罪からは逃れられても、...
お金の怖さを描いた作品だと思っていたら後半で印象ががらりと変わりました。過去に犯した罪の載った新聞を手元において消費しながら、善人であろうとする古書店店主と、自分が犯した罪の証をゴミ箱に捨てて忘れようとする人物。二人の「贖罪」の物語でもあります。たとえ法的な罪からは逃れられても、その罪と向き合わない限り、殺人者は永遠に孤独の中にあるのだと思います。
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ステキタイトル選手権が開かれれば上位にくるはず。 しかし内容は。……。 カネの問題に切り込む、という姿勢のためか。 ともかく徹頭徹尾カネ、カネ、カネの話ばかり皆が皆している。 さらには多重債務に陥ったときの対処法までレクチャーしてくれたりして。 一体、こんなに日々カネの話ばかりする? 謎な女がいて、謎な生き方をしている。 その裏側にはセオリー通りのカネ絡みの平々凡々な失墜のお話があるばかり。 うーん。その月並みさが狙いなのか。 サイコパスっぽい男や、犯されながらもマニキュアの乾き具合の心配をする序盤が素晴らしかっただけに。 ただし一点、最後の最後にぞっとする場面があって、そこは素敵だった。 また、カバーは単行本のほうが素敵。
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