ITビジネスの原理 の商品レビュー
タイトル通りの内容が分かりやすく書かれている。内容とは関係ないけれど、表紙の筆記体フォントの「I」「T」がよく見ないとどっちがどっちか分かりづらい。
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ITによってこれまで情報の非対称性、希少性がビジネス的な価値になっていたものがなくなった。 そこではむしろ情報はオープンにしていた方が得することがある。 例えば、メルカリとかは、情報をオープンにしたことで、これまでは価値のないと思われていたものにも価値がつくようになった。 また、情報を発信してオープンになることで、周りからのFBが帰ってきたり、仕事の話が飛んできたり、 より他の情報が集まってきたり、隠すよりは、オープンでいるほうが得である。 そして、話の面白かったのが、 ネットにおけるハイコンテクストとローコンテクストの話。
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前半は非常に面白く読んだ。現在のITビジネスの仕組み(まさしく原理的なもの)が理解できたように思う。プラットフォームを作り、ユーザー(の情報 = demand)を集め、それを活用しビジネスする。 以下、印象に残ったポイント。 ・以前は、空間的・時間的差異による情報の非対称生が、価値と利益を生んでいた(ex 香辛料貿易)。 ・インターネットは、利益の源泉である空間的・時間的差異を無くし、ビジネスの仕組みを大きく変えた。 ・商材がモノから情報へ。 ・インターネットは、情報を集めるのが得意。プラットフォームを作れ。そして、集めた情報を、欲しがるところに売る。 ・ユーザのインテンションを先鋭化させて正しく把握する。そしてそのインテンションに基づいて最適なものを表示する ・純粋想起をとる ・合理的な無駄のない世界は、いずれ代償を払うことになる ・インターネットは、よりハイコンテクトな世界に。
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前半は非常に面白く読んだ。現在のITビジネスの仕組み(まさしく原理的なもの)が理解できたように思う。プラットフォームを作り、ユーザー(の情報 = demand)を集め、それを活用しビジネスする。 以下、印象に残ったポイント。 ・以前は、空間的・時間的差異による情報の非対称生が、価値と利益を生んでいた(ex 香辛料貿易)。 ・インターネットは、利益の源泉である空間的・時間的差異を無くし、ビジネスの仕組みを大きく変えた。 ・商材がモノから情報へ。 ・インターネットは、情報を集めるのが得意。プラットフォームを作れ。そして、集めた情報を、欲しがるところに売る。 ・ユーザのインテンションを先鋭化させて正しく把握する。そしてそのインテンションに基づいて最適なものを表示する ・純粋想起をとる ・合理的な無駄のない世界は、いずれ代償を払うことになる ・インターネットは、よりハイコンテクトな世界に。
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Googleは特に何かモノを売っているイメージはないのになんであんなに稼いでるんだろう? そういう疑問にこの本が答えます。 様々なITビジネスの儲かる仕組み、そして日本のITビジネスと世界の違いを比較して説明しています。 実に読みやすく、また深さを感じさせるところがありますので何...
Googleは特に何かモノを売っているイメージはないのになんであんなに稼いでるんだろう? そういう疑問にこの本が答えます。 様々なITビジネスの儲かる仕組み、そして日本のITビジネスと世界の違いを比較して説明しています。 実に読みやすく、また深さを感じさせるところがありますので何回か読み返したい本でした。
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ITがどんな価値をもたらしているのか、何を変えてきたのか、ということを一定の抽象度で非常にわかり易く説明した本。とてもよかった。
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2/16 ITビジネスがどのように成長してきたか →価値観のギャップ →iモードの事例 インフォメーションとコミュニケーション →コミュニケーションは共通言語から多言語、そして非言語
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2016/1/15 ITビジネスの成長を、優しく教えてくれている本。 なぜITが必要とされるのか、iモードやgoogleやFacebook等のIT企業がなぜのし上がることが出来たのか ・インターネットによるマッチングの最適化 ・iモードのコンセプトは24時間、7日間、30cm以内...
2016/1/15 ITビジネスの成長を、優しく教えてくれている本。 なぜITが必要とされるのか、iモードやgoogleやFacebook等のIT企業がなぜのし上がることが出来たのか ・インターネットによるマッチングの最適化 ・iモードのコンセプトは24時間、7日間、30cm以内 ・情報を発信することで自分が豊かになるという考え方 ・ひとつの広告あたりの売上は、日本はアメリカの3分の1 ・日本のようなハイコンテクストの国は、言葉ではない(阿吽の呼吸のようなもの}部分を楽しむことができるのではないか、という筆者の仮説⇒アメリカのようなローコンテクストな国が目指す「無駄なき社会」とは違い、日本はコミュニケーションを楽しむ(商品の背景にある物語も含めて楽しむような)ことが大切になってくるのではないか。 1年後くらいにもう一回読みたい。
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要点が詰まってて全体通しての結論があるというより、部分的に理解して活用する印象。 ダイソーやらくするの話は面白かった。 日本人はアメリカに比べて背景が同一なため、ハイコンテクストなコミュニケーションであり、コミュニケーションコンテンツの方が価値がある。 ラインスタンプや絵文字...
要点が詰まってて全体通しての結論があるというより、部分的に理解して活用する印象。 ダイソーやらくするの話は面白かった。 日本人はアメリカに比べて背景が同一なため、ハイコンテクストなコミュニケーションであり、コミュニケーションコンテンツの方が価値がある。 ラインスタンプや絵文字なども細かな表現の違いを楽しむことができる。 今後はAmazonのような効率化を追い求めたインターネットサービスから、楽天のような商品に背景の付加価値をつけたサービスこそが日本を豊かにするのでは、ということ。
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アメリカの文化人類学者エドワード・ホールは、言葉の奥にある文脈を共有する文化をハイコンテクストな文化、共有しない文化をローコンテクストな文化と表現した。 日本は「阿吽の呼吸」という言葉があるくらいハイコンテクストな文化である。しかし、この文化は日本の同質性ゆえに生じる文化であり、...
アメリカの文化人類学者エドワード・ホールは、言葉の奥にある文脈を共有する文化をハイコンテクストな文化、共有しない文化をローコンテクストな文化と表現した。 日本は「阿吽の呼吸」という言葉があるくらいハイコンテクストな文化である。しかし、この文化は日本の同質性ゆえに生じる文化であり、グローバル時代のいまは、ローコンテクストな文化におけるコミュニケーションが主流だと思っていた。 しかし、著者は、これからはハイコンテクストな文化が主流になり、それを背景にしたコミュニケーション消費が増大すると言う。 確かに、インターネットによって、感性が合う世界中の人とコミュニケーションが取れるようになるなら、著者の言うことが当たっている気がする。 ハイコンテクストなコミュニケーションが主流になるのか、ローコンテクストな中でのコミュニケーションが求められるのか、今後の動向を注視しよう。
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