首折り男のための協奏曲 の商品レビュー
書き下ろしではなく雑誌に掲載された短編をまとめたものなので、既読のもいくつかあったが、伊坂ワールドを楽しむことができた。
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【収録作品】首折り男の周辺/濡れ衣の話/僕の舟/人間らしく/月曜日から逃げろ/相談役の話/合コンの話 *合わないと思いながらつい読んでしまう。文体が苦手なのかもしれない。
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伊坂氏の本を読んでいて楽しいのは、格言的な文を拾うこと、これまでの登場人物を再確認することももちろんだが、読んでいるとき、読んだあとに、ふと日常が自分によってなのか隣の部屋にいる神によってなのか、偶然なのか必然なのか、あたりを見回してしまうことだ。 「人間にとって大事なのは、学...
伊坂氏の本を読んでいて楽しいのは、格言的な文を拾うこと、これまでの登場人物を再確認することももちろんだが、読んでいるとき、読んだあとに、ふと日常が自分によってなのか隣の部屋にいる神によってなのか、偶然なのか必然なのか、あたりを見回してしまうことだ。 「人間にとって大事なのは、学習して、過ちを繰り返さないことです」
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伊坂さん新潮シリーズのおなじみの表紙から。 首折り男の話をしていたはずが…という感じになってくのが残念なのか面白いのか。いや伊坂さんだから面白いけども。
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緩やかな繋がりをみせる短編集。 既読のものもちらほらありましたが、1冊に纏まったことによって魅力が増したように感じる。 黒澤さんやっぱり好きだわ~。 他にもちらほらと嬉しい人達が。 そしてそこここでにやにやしてしまう。 「僕の舟」「合コンの話」「月曜日から逃げろ」が特に好み。 特に「月曜日~」は構成が面白くて好きです。 伊坂さんの作品はさらりと書かれている一節が妙に心に響いて残ることが多いのだけれど、今作も例に漏れず。 「神様はいつもは隣の部屋にいるんだ。時々見に来て、救い上げてくれたりもする」という言葉が印象的。
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『ゴールデンスランバー』は最後まで興味深く読めたけれど、これはだめだった。 たぶん、この作家の文体が合わないのだろう。 人生のうちで読める本は限られている、と気づいたこの頃、合わないのは無理に読まなくてもいいかな…。
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伊坂ワールドを堪能する! まずは既読の「首折り男の周辺」。大藪がなぜか死んでるのが不思議だが、なんとなくいい感じ。 時空のねじれってテーマが際立つ「濡れ衣の話」は連作ならではのサイドストーリーに思える。 好きな黒澤が登場する「僕の舟」は、イッツ・スモール・ワールドの醍...
伊坂ワールドを堪能する! まずは既読の「首折り男の周辺」。大藪がなぜか死んでるのが不思議だが、なんとなくいい感じ。 時空のねじれってテーマが際立つ「濡れ衣の話」は連作ならではのサイドストーリーに思える。 好きな黒澤が登場する「僕の舟」は、イッツ・スモール・ワールドの醍醐味でとてもよかった。 「人間らしく」はディックのTOUCH。しかし、二番煎じ色が濃くってあまり好みではないな。 逆回しのアイデア一本勝負「月曜日から逃げろ」は新鮮なストーリー。いいな、これ。 「相談役の話」は宇和島の山家さん。スッキリしないお話で、少し、不満。 ラストは既読の「合コンの話」。これも好きではないなぁ。 ということで、期待したけど収穫はイッツ・スモール・ワールドだけかな。
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首折り男が登場する短編集。黒澤がわりと活躍。 微妙にリンクしつつも統一されてはいないので、少し物足りない感じもするが好み。
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首折り男でゆるく繋がる短編集。面白かった。黒澤が出てくる。『人間らしく』のクワガタの話は、普段生活しているときに、こんなふうになればいいなどと考えてしまうことがあるので、共感。『僕の舟』は恋愛ものだけど、恋愛くさーい感じではないのにロマンチックでよかった。
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繋がりがあるような、ないような、短編集でした。 関係ないようで、あとでばしっと繋がるのかなと期待していたのですが、期待に反してあっけない終わり方でした。 最初、短編集とは知らず、長編だと思って読み始めたので、拍子抜けしてしまったところもありますが、文章や構成は相変わらずうまくてお...
繋がりがあるような、ないような、短編集でした。 関係ないようで、あとでばしっと繋がるのかなと期待していたのですが、期待に反してあっけない終わり方でした。 最初、短編集とは知らず、長編だと思って読み始めたので、拍子抜けしてしまったところもありますが、文章や構成は相変わらずうまくておもしろいです。
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